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大学院…研究や論文を通すのが困難な、自主的な研究課程

 

専門性が求められる理系では「大学院」の修士課程に進むことも珍しくはありませんが、文系では学部卒で就職する人も多く、やっぱり、多くの大学生にとって大学院はよく分からない場所。

大学院で大学院生がどんなことをしているのかを調査したので、分かったことを報告します。

 

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大学院生は大学院で何をしているのか?

文系大学院生

  • 論文を検索して、論文を読む
  • いろいろな文献を読む
  • 上記の事を、大学院でのゼミ発表・論文作成・修士論文・博士論文の執筆へと活用する
  • 研究調査のためのフィールドワーク(野外調査)や、他者へのアンケート調査




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理系大学院生

  • 実験
  • データの計測と、計測したデータを整理して管理する
  • 実験器具のメンテナンス
  • 学内での発表や学会での発表へ向けた準備作業
  • 論文を読み、そのことを大学院でのゼミ発表・論文作成・修士論文・博士論文の執筆へと活用する

 

 

 

予備知識:「大学院」とは

学部課程のさらに上へと設けられ、高度で専門的な研究・教育を行う機関。




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「修士課程(通常は2年間)」と「博士課程(通常は3年間)」の2つの課程から成り、修士課程を修了すると修士号が、博士課程を修了すると博士号を得ることができる。

「研究や修士論文執筆は、難しいけれど、頑張れば何とかなる」といった難易度の修士課程に較べ、博士課程は進路の幅がいちじるしく狭まる・研究が難しすぎるなど、博士課程へ進む事には相応の「覚悟」が必要になる。

 




大学院(修士・博士)へ行くのってどう?に対するネット意見

 

文系で院へ行くのは自殺行為。
院卒で賃金が上がった高齢文系をわざわざ雇うような酔狂な企業はほぼ無い。

 

院での待遇は、はっきり言うと、教授の奴隷。

 

言っておくけど、教授は助けてくれないぞ。
ただのアドバイザー的ポジション。
「勝手にテーマを立てて、勝手に研究して、勝手に論文書け」という態度で、放置がデフォルト。
ただし、結果を出せない場合はきっちり死ぬほど罵倒してくる。

 

就職を先延ばしにするためだけに院へ行くのはやめろ。
高い金を払って仕事をしに行くのが大学院、金をもらって仕事をするのが会社、だから。

 

理系なら、修士まで出ておいて損はない。研究生活や修論執筆はキツいけど。
博士課程は、就職できる企業が激減したりして、リスクが高すぎる。

 

理系の院は、卒論研究の比じゃないレベルを要求される。
モラトリアムを続けたいから研究目標も無しに院へ行った奴は悲惨なことになる。

 

D(※Doctor、博士課程のこと)はやばいよ。論文が全然通らない。
すんなり通った卒論・修論が、ただのお遊びだったことに、Dへ逝ってからようやく気づく。

 

好きな分野と得意な分野が違うやつ、要注意な。
好きな分野を専攻して、得意な分野でM(※Master、修士号)は取れる。
得意な分野っつーのはつまり、電子工作とかプログラムとかその類のものだな。
だけど好きなだけじゃD(※Doctor、博士号)は取れないし
そのとき得意なものがあっても何の役にも立たない。

 

「将来研究者になりたいから、研究者にならせてくれる大学院へ行く!」
って考えはバカすぎる。
大学院っていうのは、「お金を払うと、研究者ごっこをさせてくれる場所」。ただそれだけの場所。
テーマパークとかの、有料の娯楽サービスと同じ。
大学に人生の面倒を全部見てもらうつもりで博士課程を出て、その後に途方に暮れるアホ博士が多すぎる。

 

自分が院へ行くべきかどうか見極めるのに大事なのは、
「学部4年次の自分の様子」
をよくよく顧みること。
卒論研究が楽しくて楽しくて仕方が無い!って日々だったなら院へ行けば良いし(のちのちの就職とかそのあたりがどうなるかまでは責任持てないが)
何でこんなつまらない事をやってるんだ…って日々だったなら学部卒で就職しておくべき。

 

院へ行くといよいよ、うつ病で潰れる奴がちらほら出てくる。
まだ社会へ出る前の学生なのに、うつ病にかかるほど、合わない人には徹底的に合わなくて辛いのがアカデミックな世界。

 

旧帝とか早慶へ、学歴ロンダリング目的でやってくる無名大出身の人もちらほらいる。
この人達は、教授の言っていることと要求水準、雑誌会とかについて来られず、途中から研究室へ来なくなるパターンが多い。

 

博士課程にいる人達が、みんなこぞって「公務員試験」の勉強をしている。
このことが、博士課程の何かを物語っている。

 

有名大の理系院なら、院を出た後の就職も良くなるし、研究設備が良いから充実した研究生活を送れるのでおすすめ。
あくまで、有名大の理系院の話ね。
二流大以下の理系院・文系院は、苦労する割に世間からもほとんど評価されない。

 

地獄へ直結する落とし穴が急増する、苦難の「博士課程」

 

「博士課程」は、修士課程を出た後にさらに2~3年通うことになる場所です。

だいたいの大学が、学術雑誌へ1~3報の論文へ投稿することを修了要件としています。

つまり、学術雑誌にも通用するほどの、どこへ出しても恥ずかしくないしっかりとした研究内容の論文を書き上げることが必須条件になっています。




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教授職・准教授職に就くのは非常に難しく、運の要素まで関わってきます。ほとんどの博士課程卒はポスドクという不安定な仕事を続けるか、フリーター・ニート等に身を落とすようです。

博士課程を出てしまうと、普通の企業はその人の採用を倦厭します。研究機関という狭き門の就職口を目指すか、もっと狭き門の教授職のようなアカデミックポストを目指すしかなくなってしまいます。

よほどの覚悟と研究意欲が無ければ、修士待遇での一般企業就職が経済的には最もお得だと思われます。

 

博士課程へ進学しようとしている方々へ

 

博士課程へ進んだ人に起こりがちなこと

  • ごくたまにある公募の就職口は、たいてい定員が1名。競争倍率は毎回数十倍となる。
  • しかも、公募とは名ばかりの形式的なもので、教授の根回しによって内定する人間が最初から決まっている出来レースである場合も多い
  • たとえ東京大学の博士課程を出たとしても、ほとんど就職できない
  • 研究室での労働力確保目的・院生を迎えると補助金が出るという理由などで、教授に博士課程へ誘い込まれた人が多い
  • ネット上には、博士課程へ進んで後悔している声・人生が詰んでいるなどのネガティブ意見があふれかえっている
  • 博士課程を出た人は、だいたいがアカポスに就けずにポスドクを続けて年齢だけが上がっていき、追いつめられてゆく

 

 

超悲報…企業「実務経験無しの30歳博士課程卒は不要」

 

 

 

 

 




学部と大学院の最大の違いは「勉強するか、研究するか」




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院生と学部生の決定的な違いは、院生は研究していて、学部生は勉強しているということ。学部では「教えてもらう」、院では「自分で研究する」ということ。

たまに「就職したくないから院行くわ」とか「大学受験で入れなかったあの大学に」みたいな人も居ますが、「研究したいという熱意」がないなら院生になるのは危険のようです。

特に文系。

学費もかかるし、大学受験で入りたかった大学の院に行っても、大学生が青春を満喫している隣で地獄の日々を送る羽目になる。そして奨学金が未来の自分の首を締め上げる。

研究がへなちょこでも「とりあえず卒業論文っぽい卒業論文」を提出できれば卒業できる学部生と違い、修士課程・博士課程は「研究者としての成果」が求められるので(特に博士論文にその傾向が顕著)、研究でしっかりとした成果を上げないと卒業できないという難点があります。

 

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