「企業面接で必ず通るように、ちゃんと根回ししておいてあげるよ」といった感じで採用側と求職者側の間で秘密の取り決めが交わされ、その取り決めによって確実に入社できてしまうことを「コネ入社」と呼びます。
実力で会社に入ってきた社員達からは不公平だと感じやすい「コネ入社」のあれこれについて調査したので、分かったことを報告します。
「コネ入社」の発生する場面
- 企業内で重役の立場にある人間から「うちの企業で働かないか?」「あの企業で働けるように口利きしてあげよう」と誘われる
- 多くの場合で、親や親戚関係にある者からコネ入社の誘いがかかる
- 居酒屋やスポーツジムで知り合った間柄でもコネ入社の誘いがかかりやすい
- 知り合いから能力の高さを見込まれて「うちの企業で働いて欲しい」と引き抜かれる
- 今勤めている企業から、別の企業へと再就職を斡旋される
「コネ入社」とは、企業内の人間の手回しによって特定の人間の採用を確定的にさせることを指します。
コネ入社のもとでは筆記試験や面接試験も形式的なものにすぎず、たとえそれらの試験の結果が悪かったとしても内定が出されるため、実力で入社試験を突破してきた人間達には「コネ入社してきた人間はずるい。不公平」と感じることが多くなります。
「コネ入社」のメリットと問題点
- 入社する人にとっては確実に入社できるので非常に楽
- 入社する人の素性や性格が事前にちゃんと判っているので、採用する側としては安心
- 「取引先の人間をわざわざコネ入社させてあげた」という事実を作ることで、取引先に貸しを作り、以後は有利な立場になることができる
- 取引先とのつながりをより強固なものにすることができる
- 入社後はめったなことでは解雇されないので、仕事をサボりまくることも珍しくない
- 入社時にきちんと競争をくぐりぬけてきた社員達にとっては、コネ入社してきた同僚の存在ははなはだ不愉快
- コネ入社という手段に頼らざるを得なかったほど無能な人間が入ってくる場合もあるので会社がお荷物を抱えてしまう
- 企業の有力な人間の手回しでコネ入社してきた人間には、周りの社員は強く当たることができない
- コネ入社した人物が入社直後からいきなり給与額が高かったり異例のスピード出世をしたりして、他の社員達からすれば不公平な扱い
「典型的なダメなコネ入社社員」の特徴
- ろくに仕事をしないくせに偉そうにしている
- 堂々とサボっている
- 「子どもか?」と思ってしまうほど仕事ができなかったり、業務について無知
- あまりにも仕事ができなさすぎて、ADHDや学習障害やアスペルガー症候群のような発達障害を抱えている疑いがある
- コミュニケーション能力が低く、周りの社員と上手くやれないせいで、社内で疎外されている
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「コネ入社」が発生しやすい業界
公務員
田舎の市役所・役場では、特にコネによる公務員試験合格が多いとされています。
また、教員の採用試験でもコネが強く影響すると言われています。
芸能界
有名芸能人の子どもが芸能界入りすることはよく起こります。
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テレビ局
高給であることが多いテレビ局職員には、タレントの子どもや政治家の子どもがかなり多いと言われています。
テレビ局に勤めるアナウンサーの多くがコネによる採用ではないかと言われています。
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その他、
- 銀行
- 大手広告代理店
- 親族経営をしている企業
などにコネ入社が起こりやすいと言われています。
「コネ入社」という行為との上手な付き合い方
- 待遇が良い企業へ自身がコネ入社できそうなら、遠慮無くコネ入社させてもらう
- 企業内にいるコネ入社社員に多少の問題があっても「コネ入社とはそういうものだ」と割り切り、深入りしないようにする
「コネ入社」は、実力で入社してきた社員達からすればずるいと感じる場合がほとんどです。
しかし、「有力な人脈を持っていることも実力のうち」という暗黙の了解が社会にはあり、コネ入社は否定的意見と肯定的意見が混在している状況です。
その社員がコネ入社してきたことが、ある企業とある企業の関係を強化する役割を果たしている場合も多々あり、社員1人にどうこうできる話ではないというパターンもよくあります。
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コネ入社は自身も存分に活用し、社内のコネ入社社員にも目をつぶり、コネ入社という行為を容認することが大事であると考えられます。
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