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女の子だって暴れたい!プリキュアシリーズが大人気の理由

 

女の子キャラクター達の肉弾戦が多い事で知られる魔法少女アニメ「プリキュアシリーズ」は、すでに10年以上続く大人気シリーズ・一大ブランドとなっています。

なぜプリキュアシリーズは人気シリーズとなりえたのか?プリキュアシリーズの人気の理由を調査したので、分かったことを報告します。

 

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プリキュアシリーズが人気である3つの理由

 

 

1.「ハデで目を引く戦闘シーン」

 

 

初代プリキュアのキャッチコピーは「女の子だって暴れたい」。

プリキュアシリーズが、他の女児向けアニメと一線を画している特徴が「肉弾戦がメインの戦闘シーン」という点です。




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初代プリキュア「ふたりはプリキュア」では、アニメ「ドラゴンボール」の西尾大介監督の力を借りるなど、かつてプリキュアというアニメの企画が持ち上がった当初から「肉体による格闘描写を売りにした女児向けアニメ」というコンセプトが一貫されています。

「かっこいいキャラクターにあこがれること」は男児でも女児でも変わらないので、ハデな戦闘シーンによって引き立つ「キャラクターのりりしさ・かっこよさ」をアピールすることで、プリキュアシリーズは高い人気を維持し続けています。

 

プリキュアシリーズのかっこいい戦闘シーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.「親近感があって親しみやすい主人公達」

 

プリキュアシリーズの主人公達・仲間達のキャラクター作りをするうえで重視されているポイントが、「視聴者達がキャラクターへ感じる親近感」です。

キャラ達は決して完全無欠の超人ではなく、ちょっとドジだったり、メンタルが弱かったりするなど、視聴者達が共感できる弱点を共通して持たせることで、必ず親近感がわくように設計されています。




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それと同時に、「こんな風にかっこいい女の子になりたい!」と思わせるりりしさをキャラクターが持つことで、親近感があってしかもかっこいい、という魅力的なキャラクターへと仕上がります。

 

 

 

3.「王道で人気が出る要素をどんどん作品へ取り込んでいく」

 

  • ピンクや黄色など、「市場調査で判明した、女児達が好きなカラー」をキャラクターイメージに採用
  • 「キャラクターがアイドルのようにダンスをする」ことが世間でウケる流れになれば、アニメのEDでキャラクター達にダンスをさせる
  • 放送してみて反響が良かった要素を後続シリーズに残し、不評だった要素(プリキュア対プリキュアのような戦いなど)は以後は描写しない

 

市場調査で判明したウケる要素や、過去の放送から得られた教訓・改善点を後続シリーズへ忠実に反映させる姿勢が、プリキュアシリーズが人気を博す大きな要因と言えます。




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プリキュアシリーズが好きな人達が考える人気理由

(日曜日の同じ時間帯に放送された歴代アニメ一覧。途中からプリキュアシリーズが独占中)

 

プリキュアは
「女の子向けのドラゴンボール」
って感じの作風。
しかも、仮面ライダーみたいな戦隊モノの要素もある。
本来のターゲット層の女の子達はもちろん、男性視聴者にもウケるのが当たり前。

 

女の子が大剣を振り回したり、魔法による遠隔攻撃で戦うアニメは数あれど、
拳・蹴りによる肉弾戦をメインにするのはプリキュアシリーズのみ。
他のアニメ作品群がマネできない、オンリーワンの存在だからこそ魅力がある。

 

放送時間のスケジュールで、
戦隊・仮面ライダーシリーズの直後にプリキュアが放送される。
テレビ付けっぱなしで戦隊・仮面ライダーシリーズの後のプリキュアを何となく見ていたら、
バトル描写・戦隊要素があってハマる、というパターンが多い。

 

信念を持った女の子達が、真剣そのものでガチバトルをする。
ストレートで熱いメッセージが作品に込められている。
「社会風刺」とか「考えさせられる内容」みたいに、変にひねくれて無いのが良い。
プリキュアシリーズは王道を行っているから人気が出るんだよな。

 

 

「拳で語る女の子キャラ達の物語」
ってプリキュア以外に無い。
「拳で語る女の子キャラ達の物語」を見たい人達の需要を、プリキュアシリーズが独占的に供給している。

 

プリキュアはストーリーの基本が
「分かりやすい勧善懲悪モノ」。
そこからズレた展開はそうそう起こらず、見ていて安心感がある。
水戸黄門シリーズと同じようなポジション。

 

プリキュアシリーズは
戦闘シーンが「映画か?」と見まごうほど作画が良いことが多い。
戦闘シーンで惹き付けられている人も相当多いだろう。

 

1年に数回ほど発生する、プリキュア史に刻まれる伝説回が嬉しい。
バトルシーンの作画とか、ストーリーが伝説的に素晴らしい。

 

初代プリキュアから、フレッシュまでの
キャラが可愛くてかっこいい。
ほどよい中二感&儚げなキャラの雰囲気で、普通にかっこいい。

 

女の子キャラ達が、
友人と家族を大切にする良い子ばかりなんだよな。
見ていて安心するし、心が浄化される。

 

 

変身シーンや必殺技シーンのアニメーションがど派手。
お金かけて作ってるなーと思うし、これは人気も出るわと納得する。

 

敵も、ただの怪物・モンスターじゃなくて、
愉快で個性的な怪人・変人だったりして、かなり魅力的。

 

女の子キャラが素直・けなげ・頑張り屋で、応援したくなる可愛さがある。
深夜アニメの、化学調味料でごてごてに味付けされたようなあざとい萌えキャラとは別種の魅力がある。




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主役を変えずに何年も続けようとすると、マンネリ化して、限界・作品の寿命が必ずやってくる。
セーラームーンとかおジャ魔女どれみとかはそうだった。
プリキュアシリーズは毎回キャラクター勢を一新して作品をリフレッシュすることを繰り返し、
ウケなかった要素は切り捨てウケた部分を残しながら、10年も続く息の長いコンテンツとして生き残ってきた。

 

もうプリキュアシリーズは、ブランド化している。
人気と実績のある有名ブランドだから、親御さんも安心して我が子に見せられるし、気前よくグッズを買ってくれる。

 

「プリキュア」って
プリティ(かわいい)でキュア(癒し)だからね。
見ていて、すさんだ心・汚れた心が浄化される。

 




既存の魔法少女と根本的に異なる、プリキュアという戦士

 

変身したプリキュアの身体能力

  • トラック1台分くらいのパワーのゾウが押しても平気
  • 学校の校舎の屋上くらいまで飛べるジャンプ力
  • 自分の胸の高さくらいまである岩を砕くことができる

『Yes!プリキュア5』のスタッフ向け資料より

 

 

プリキュア(「プリキュア」とは伝説の戦士の総称)の特徴

  1. 見せ場やとどめのシーンでは「浄化技」と呼ばれる、必殺技の光線を放つ
  2. シリーズによっては、プリキュア達が最初から浄化技を使いまくる
  3. 精神的なもろさは変身後も大差ないので、そのことが弱点・足かせになることが多い
  4. 強化用の武器(楽器・弓矢・腕時計など多種多様)は、「本物の武器を連想しにくいデザイン・モチーフ」になっていることが特徴的

 

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