ブラック企業の割合が極端に多い、「ブラック業界」とでも評すべき危険な業界について調査したので分かったことを報告します。
ブラック業界1「飲食業界」
「飲食業界」がブラック業界化する主な理由
- 慢性的な人手不足のせいで社員の長時間労働が当たり前
- 原材料費の高騰をどうにかするために人件費をカットせざるを得ず、社員の給料が下がる
- 客とトラブルがひんぱんに起こる
- 厨房で休み無く調理をしたり、注文取りのために店内をせわしなく歩き回るので、肉体労働の性質がかなり強い
- 200時間以上のサービス残業をしなければならないことも珍しくない
- 売り上げノルマの存在
- 5時間働いて20分休憩、のような変則的な勤務時間のせいで従業員の心身に負担がかかる
- 休みなしの長時間労働が当たり前、という飲食業界の常識がいつまで経っても変わらない
- 「バイト・社員が休まないこと」を前提にしてシフトが組まれることなど、店側が個人の力に頼り切っていること
飲食業界の給与と待遇
サービス残業は当たり前で、膨大な時間分のサービス残業の割には20万円そこそこという低賃金がまかり通っている。
11時営業開始だとしても、料理の仕込みのために朝7時に店に来て準備しなくてはならないことや、20時に閉店してもそこから片付け・売り上げ管理・明日の営業の準備などのようないろいろな準備があるので帰れるのは閉店時刻よりもずっと遅くなります。
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ブラック業界2「介護業界」
「介護業界」がブラック業界化する主な理由
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- 認知症の利用者からの罵倒・暴力はただ耐えるしかない
- 利用者の排泄の世話をする関係上、感染症をもらうリスクが高い
- 利用者の家族からの「祖父(祖母)をぞんざいに扱っている!」といった理不尽なクレームを受ける
- 給与が安すぎる
- サービス残業・休日出勤が常態化
- 職員のちょっとしたミスのせいで、利用者の骨折・死亡が起こりかねないという重度のプレッシャー(事故や虐待だと訴えられるリスクが常にある)
- 職員にストレスが溜まっているせいで、職場の人間関係も最悪に近い
- 「低賃金で重労働の仕事」という悪いイメージのせいで慢性的な人手不足となっており、人手不足の負担が現場の職員へと向かう
- 奉仕色の強い仕事なので、もろもろの理不尽な傷害や時間外労働も「ご老人に奉仕するのが当たり前」で職員側は我慢させられ続ける
介護業界の待遇
常勤で正社員の人でも、額面で10万円から15万円程度の給与。時給換算では、その地区の最低賃金にほぼ等しい。
あまりにも仕事環境が劣悪すぎる、介護の現場
認知症をわずらう利用者達からの暴力に、職員達はただ耐えるしかない。
ストレスの蓄積と理不尽な待遇から、高齢者をぞんざいに扱ってしまう職員が続出している。
高齢者虐待の相談・通報件数が増加傾向にあるのは、介護の現場がそれだけ追い詰められていることを意味している。
ブラック業界3「小売業界」
「小売業界」がブラック業界化する主な理由
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- 小売の仕事は、コンビニ・アパレル・百貨店・スーパーなどで商品を売ること。立ち仕事での長時間労働のため、肉体的消耗が激しい
- そのくせ、給与は安い
- 客と直接対面する仕事のため、クレームを受けたり、嫌な態度を向けられることが多い。ストレスが多い仕事の代表例。
- 日本人客は、「お客様は神様」の精神で懇切丁寧なサービスを求めすぎるので、店員に負担が行く
- 1店舗に配置されている正社員はせいぜい2人くらいで、店舗の従業員のほとんどはアルバイト・パートで占められている。彼らが自己都合で休むと、シフトの穴埋めは正社員がやらされることになる。休日出勤・サービス残業は当たり前で、慢性的な人手不足状態
- 出世したとしても社員のほぼ全員は店長止まり(業務内容は高校生アルバイトがやるものとほとんど同じ)。
本社勤務は、ごく1部の人以外は不可能。
店長では発注やシフト構成以外に自分の裁量でできることがほとんどなく、そのため働く意欲がわきにくい。
小売り業界の待遇
卸売業・小売業の平均年収は358万円(国税庁による、平成23年分民間給与実態統計調査)
ブラック業界に見られる共通した特徴
・課せられるノルマがキツいこと(保険業界の契約ノルマ・不動産業界の営業ノルマ等)
・奉仕的な性質をもつ職業は特に危険(「お客さまのありがとうという言葉が大事」と経営者から説得され、従業員の善意につけ込まれる)
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・華やかなイメージがある(ブライダル業界や旅行業界など、華やかで楽しそうな業界は何もしなくてもイメージの良さで応募者が集まるので低賃金でコキ使われる)
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