たまたま命を助けたドラゴンの女の子が、恩返しとして家にやって来て、ドラゴンの女の子がメイドになっていっしょに暮らす。
そして、ドラゴンの女の子と親しい他のドラゴン達まで異世界から次々と家にやって来る、という漫画「小林さんちのメイドラゴン」。
面白くておすすめの漫画「小林さんちのメイドラゴン」の魅力を解説します。
漫画「小林さんのメイドラゴン」のかんたんあらすじ
ドラゴンのトールは元の世界での戦いで重傷を負い、人間界の山奥へ落ち延びたものの、死を待つのみの状態だった。
お酒に酔ったまま降りる駅を乗り過ごし、山奥へと分け入った人間の女性・小林さんは瀕死のトールと遭遇し、トールの身体に刺さっていた大剣を抜くことで命を救う。
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ドラゴンの巨体から人間の美少女の身体へと変身したトールに、「行き場が無いなら家でメイドをやって」と酔っている小林さんは告げ、その場を後にする。
小林さんに恩と愛を感じたトールは小林さんちに押しかけてメイドとして働くようになり、トールと親交がある他のドラゴン達が異世界から次々と小林さんのもとを訪れるようになる。
ドラゴン達と、そのパートナーの人間達
トール
作中のドラゴン達側の主人公で、人間の小林さんが大好きであり、メイドとして小林さんの家で暮らしている。
トールは高名なドラゴンの娘であり、ドラゴン達の中でもかなりの強さや美しい姿や頭の良さを兼ね備えている高スペックなドラゴン。
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カンナ
まだ幼い子どものドラゴンで、放任主義の親の気を引きたくていたずらを繰り返し、その罰を受けて人間界へ追放されてしまった。
昔から親交があったトールを訪ねて小林さんの家に住むようになり、小林さんになつく。
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人間の小学生として小学校に通っている。
カンナが主人公のスピンオフ漫画「カンナの日常」↓
イルル
戦闘と破壊が大好きなドラゴンで、自身と同じ派閥であるトールを追って人間界までやってきた。
戦いを好むという嗜好はイルルが所属する派閥のドラゴン達に教え込まれたもので、イルル自身は人間の子どもと遊ぶのが好き。
トール・カンナと同じように小林さんの家に住むようになる。小柄で思考が幼いが、実はトールと同年代のドラゴン。
トール・カンナ・イルルのパートナーの、小林さん
優秀なシステムエンジニアとして働いている女性で、人間側の主人公。
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トールが家に転がり込んできた当初はドラゴンという存在に困惑していたが、異種族や異種族との共同生活もすぐに受け入れる包容力がある。
トールからは熱烈に愛されているが、小林さんにとってはトールは家族・友人のような認識なので恋人になるつもりはない。
ほぼ一般人だが、「メイド」という存在に対してだけはオタク的なこだわりがある。
エルマ
トールと戦闘面での能力が同格という、強大なドラゴン。元の世界ではトールと交流があり、ある程度の期間を共に行動していた。
トールが破壊活動をしないか監視するという名目で人間界へ移住し、小林さんが勤めている会社で人間のOLとして真面目に働いている。美味しい食べ物が大好き。
物語当初はトールとは所属派閥の違いから対立していたが、エルマはトールを大切な友人だと思っていて、昔のようにいっしょに行動できないことを寂しく考えていた。
一人暮らしをして自立しているので人間のパートナーはいないが、小林さんが会社の先輩なのでなついている。
エルマが主人公のスピンオフ漫画「エルマのOL日記」↓
ルコア
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「元神」というカテゴリーのドラゴンで、本当の姿はトール達のそれよりもはるかに巨体であり、実力も他のドラゴン達とは一線を画していると思われる。
ルコア本人は実力を誇示することもなく、人間界でのんびりと暮らし、元の世界のドラゴン達の抗争には関与しようとしない。
ルコアのパートナーの、翔太(しょうた)
過去に異世界から人間界へ移住した「魔法使い」という種族の子孫であり、日々魔法の研鑽を積んでいる。
召喚の儀式に反応して出現したルコアの主となって、共同生活をするようになる。
翔太の父親が小林さんが勤める会社の専務であり、翔太の魔法使いの昇格試験のつきそい役を小林さんに依頼する。そのせいで小林さんも魔法使いの世界に足を踏み入れるようになった。
ファフニール
気位が高く、人間に対してあまり良い感情を持っていないドラゴン(オス)。トールをも上回る戦闘能力がある。
元の世界ではトールと親交があり、興味本位からトールがいる人間界へ移住するようになる。
ゲームを主軸にして、漫画やアニメのような人間のオタク文化にどっぷりハマってしまった。
ファフニールのパートナーの、滝谷(たきや)
小林さんと同じ会社に勤めていて親交がある男性。
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人前では常識人として振る舞い、親しい人達の前でだけ重度のオタクである本性をあらわにする。
人間界で住む場所が無かったファフニールを家にこころよく迎え入れ、2人でオタクライフを満喫している。
京都アニメーション作のアニメ版も文句なしの出来
作画や演出が高品質であることで知られる「京都アニメーション」によって、小林さんちのメイドラゴンがアニメ化されました。
京都アニメーションならではの安心のクオリティーであり、原作には無いオリジナルエピソードも秀逸で、本アニメを視聴したことがブログ管理人が小林さんちのメイドラゴンにハマるきっかけでした。
ぜひぜひ2期のアニメも放送してもらいたいと思います。
この漫画は、それぞれの者が歩む道を決めていく物語
「混沌勢」に所属しているドラゴン
- トール
- 来る日も来る日も戦いに明け暮れる混沌勢に嫌気が差し、小林さんのメイドとして人間界で暮らしている
- イルル
- あらゆるものを傷つけ続ける混沌勢に所属していることに疑問を持ち、混沌勢から抜けようと考えている
「混沌勢」とは、本来は神の管理から独立するために戦っていたドラゴンの派閥。
現在は混沌勢本来の理念が形骸化し、神の軍勢や人間達に戦争を仕掛けるだけの派閥になってしまっている。
「調和勢」に所属しているドラゴン
- エルマ
- 人間に恵みと繁栄をもたらす「聖海の巫女」として、異世界では活動していた
「調和勢」とは、神の側と人間の側の間に立ち、両者の意思疎通を取り持ち世界の調和を維持する活動を行うドラゴンの派閥。
世界を平和に導く役割を担っているが、ドラゴンよりも下位種の人間から食べ物や生け贄を搾取しているという一面もある。
「傍観勢」に所属しているドラゴン
- ルコア
- ルコア自身は非常に高い実力をもつドラゴンだが、混沌勢や調和勢の動向や抗争には関わらないようにしている
「傍観勢」とは、混沌勢や調和勢には関与せず、ただ傍観しているドラゴンの派閥。
もとは混沌勢として戦っていたが、そのうち混沌勢から抜けて、争いに関わらずに静観する道を選んだ。
どの派閥にも所属していないドラゴン
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- カンナ
- どの派閥に所属するか、まだ決められないでいる
- ファフニール
- 異世界では洞窟の中に引きこもってずっと財宝を守っていたため、ドラゴンの派閥にはほとんど興味が無い。ただ、ファフニールの気質的には混沌勢に非常に向いている。
ドラゴン側の主人公であるトールが混沌勢からなかば抜けた状態で進路不定であり、それに加えて小林さんとは種族や寿命の長さが全く違うことからずっといっしょにいることは難しく、「これからどうしよう…」とトールが迷うシーンが多いです。
トール以外にも所属する派閥を変えようとしているドラゴンやどの派閥に入るか迷うドラゴンもいて、「自分の生き方を自分で決める」という骨太なテーマが根底にある魅力的な漫画が「小林さんちのメイドラゴン」です。
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