消費者金融を利用する人の種類や、消費者金融を利用する理由を調査したので分かったことを報告します。
消費者金融を利用する、主な4つの理由
1.生活の維持のために借り入れ
利用者全体の3割以上がこのパターンで、利用者は「収入のある主婦」が多い。
2.多重借り入れ
他の消費者金融で借金した分の利息を支払うため・返済のために、別の消費者金融から新たに借り入れをしているパターン。
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3.一時借り入れ
高額な買い物時や、旅行時など、一時的な入り用のせいで消費者金融を利用しているパターン。利用者は主婦に多い。
4.趣味・娯楽のための借り入れ
生活が安定している中年男性に、このパターンが多い。
意外にも消費者金融を利用している人は多く、8人に1人、12.5%の人が消費者金融を利用していると言われています。
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参考:「消費者金融を利用する理由と、その理由の割合一覧表」
(2012年度版・NTTデータ経営研究所の調査)
消費者金融の利用歴はローン審査に影響する可能性がある
- 「過去に、消費者金融で借り入れをしたことがある」という記録が「信用情報機関」に残ってしまう
- 各種のローン審査時やクレジットカード作成時に、信用情報機関に照会がなされ、借り入れ経験有りがマイナス評価される
- 信用情報機関に「消費者金融での借り入れ履歴」が5年間も残る
銀行で「住宅ローン」を組もうとするときに、過去の消費者金融の借り入れ履歴が、特に不利だと言われています。
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住宅ローンとなると1000万、2000万円という借入金額が普通なので、貸し出す側の銀行も慎重にならざるを得なくなります。
住宅ローンの審査は、消費者金融での借り入れ履歴も含めて、職業、収入状況、現在借金があるか無いかなどの各評価からの総合判断で審査に通るかどうかが決まります。
現在の状況が良好ならば、たとえ過去に消費者金融を利用していたとしても審査には通りやすくなりますが、それでも、将来住宅ローンを利用したいと思っているなら、消費者金融の利用は避けましょう。
借金の返済を延滞してしまったらどうなるのか?
自宅・会社に、消費者金融から電話がかかってくる
携帯電話に電話がかかり、「今、借金を返すための収入はあるのか?」「返さない理由は何なのか?」といったことを電話で聞かれます。
家電にもかかってきます。仮に電話に身内が出た場合、「借金をしていて、期日を過ぎても返済がなされない」という事を明かしてしまいます。
自宅に「督促状(とくそくじょう)」が届く
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督促状(とくそくじょう)とは「早く返済して下さい」と伝える書類です。
- 差出人は、担当者の個人名になっている
- 督促情には、消費者金融の社名が載っていないことが多い。還付先に、会社の住所のみが記載されている。
- 「親展」と赤字で大きく印刷されている
差出人が個人名なのに「親展」と印刷されているのは変なので、それを不審に思って家族が開封して、家族が消費者金融に借金をしていることが発覚する、というパターンがよく起こり、それが消費者金融側の狙いでもあります。
闇金をテーマにした漫画「闇金ウシジマ君」↓では、借金の返済を遅延してしまった人達の生活と性格が上手く描かれています。
消費者金融利用の最悪の末路「多重債務者」
「多重債務」とは、複数の消費者金融・信販会社から、お金の借り入れをすること。
遊びのための資金が欲しくて、ある消費者金融の上限額まで借りて、次に別の消費者金融の上限まで借りて…、ということを繰り返して多重債務者になってしまったパターンや、
消費者金融から借りた分を返済するために、別の消費者金融からお金を借りてくるような自転車操業状態のパターンもあります。
「まとめローン」は、低金利な消費者金融から多額の借金をして、その借金で複数の消費者金融へ一括返済することです。
まとめローンをすることで、借金の金利が下がるので、以前よりも返済が楽になります。それに加えて、複数の消費者金融から返済を催促する電話・書類が来ることもなくなるので、精神的にも楽になって、借金の返済のみに集中できるようになります。
あまりにも多額の借金の場合、たとえまとめローンという方法を使っても焼け石に水ということも多いです。
そういう場合は、「債務整理」の相談が良いでしょう。債務整理をすると、「借金返済のプロである弁護士」が自分と消費者金融の間に入ってくれることで、借金総額が少なくなり、借金返済が円滑に進むようになります。
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