崩壊した家庭で育てられてしまったために、性格がゆがめられてしまう症状を「アダルトチルドレン」と呼びます。
アダルトチルドレンの特徴と、自分の人生を他者から取り戻すための方法を調査したので分かったことを報告します。
アダルトチルドレンの症状(問題行動)
視野が狭く、物事を白か黒かでしか判断できない
物事を「正しい」か「間違っている」かでしか考えることができず、中間やグレーゾーンという考え方ができない。
自分の考えと違うモノ全てを悪と決めつけやすい。
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感情的になりやすく、物事を客観的にとらえることができない
感情に支配されがちで、感情的に物事にあたり、理性的な態度を取ることが難しい。悪いことが1つ起こると、ずっと恨みや不安にとらわれたままで負の感情から抜け出せない。
自分自身を客観視して「良い行いをしているか、悪い行いをしているか」が判断できないため、長期的な人間関係を築くことが難しい。
自分の間違いを受け入れて反省することができない
たとえ自分が間違っていても、自分を正当化して言い訳をしたり、他者に責任転嫁したり、罪をなすりつけようとしたりする。
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症状から発生する、アダルトチルドレンの5つの性格型
他の子どもとすぐに喧嘩を起こし、攻撃的な態度をとり続けるのが特徴。
集団の中で、存在感を出さないように静かにしているのが特徴。「自分は、いても意味が無い」と考えがち。
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ひたすら他者の世話を焼こうとして、自分の事を後回しにしてしまうのが特徴。他者を優先しすぎて、自分の願望が分からない。
ひょうきんな言動で、その場をなごませようとするのが特徴。その反面、自分の辛さを口に出せない。
周囲の評価を得るために、ひたすら優等生・良い子であろうとし続けるのが特徴。努力し続けて疲れているのに、止めたら評価を失ってしまうと考えて、止めることができない。
アダルトチルドレンを生む「機能不全家族」
- 親から、性格・行動を否定される
- 親から暴力をふるわれ、虐待を受けていた
- 親から過度な期待をされ、プレッシャーを感じる毎日
- 親から、十分な愛情が注がれなかった
機能不全家族の中で子どもが育つことで、子どもは常に緊張感を感じ、
「リラックスすることを知らない」「自分の気持ちを上手く表現できない」
といった性格的問題を抱え、結果的に「アダルトチルドレン」の症状を発症することになります。
機能不全家族の特徴解説
- 親がアルコールやギャンブルに依存している
- 両親が常に喧嘩をしている
- 両親が離婚していて、母子家庭もしくは父子家庭
- 仕事や遊びのせいで、親が家にいないことが多い
- 低収入だったり、借金を抱えていて、生活が困窮している
- 家庭内の空気が冷め切っている
- 子どもの発言・行動・考え方を抑圧して、過度なしつけをしようとする。
子どもが自分でもつ価値観を認めようとせず、頭ごなしに否定する。 - 子どもを虐待する
アダルトチルドレンを直すためにやるべきこと
まず最優先でやるべきことは、「これまでの人生で自分をゆがめてきた家庭」から離れて距離をとること。
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自分だけが引っ越して自活するようになれば、おのずと、問題のある家族とは物理的距離・心理的距離をとることができるようになって、アダルトチルドレンの原因を取り除くことができます。
引っ越しをしても電話や訪問でしつこく干渉してくるようならば、「絶縁を宣言する」「事前にそのことを予想して、引っ越しをする際には親に連絡先を教えない」という方法もやむを得無し、といえます。
その後の、心のケア方法
- 「過去は変えることはできない、ということを受け入れて、未来へ目を向ける」
- 「自分の感情に気づき、自分のやりたいこと・やりたくないことを把握する」
- 「他者のやること・感情に共感して、自分がみんなとズレている部分を直していく」
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