入試がフリーパス状態で無名大学の総称と考えればさしつかえない「Fランク大学」は、大学に入っても教養が全然身につかない、就活で苦戦しやすいなど、入学する意義が近年疑問視され始めています。
Fランク大学の問題点を調査したので分かったことを報告します。
Fランク大学に入学することの4つの問題点
1「講義が低レベルすぎて大学生のためにならない」
高校レベル…下手すると中学レベルの講義内容のFランク大学も珍しくはない。しかも、講義中に学生が騒ぐので大学なのに「学級崩壊」の様相を呈しているところもあるようだ。
中学・高校と不登校で、高認をとってFランク大学へ進学したような「学力は高くても、何かの事情でFランク大学へ行かざるを得なかった人」は、講義のレベルの低さや、周囲の人間の学究心の無さに、高い学費を支払ってFランク大学に入ってしまったことを後悔する。
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2「就職活動で多大なハンデを負う」
なぜ企業側が高学歴の学生・求職者を優先的に採用するのかと言えば、「1年ほど受験勉強を続けて、そのうえで結果を出せる継続力・計画力」をもつ人材を必要としているから。高学歴の人間が必ずしも優秀とは限らないが、職務に必要に「しっかりとした継続力・計画力」をもっている可能性は高い。
Fランク大学生は「受験勉強に打ち込まずに、無名大学にしか入れなかった人」と企業側に見なされることが多く、有名企業にはまず相手にされない。
3「就職に苦労するので奨学金の返済にも苦しむ」
Fランク大学の文系学部へ進学した人が該当しがちな項目。特に目的も無く、「今の時代は大卒でなきゃ」といった感じの気持ちで、奨学金を借りつつFランク大学へ進み、無い内定で卒業後に奨学金返済に困窮するというルート。
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4「時間の無駄」となっている人も多い
特に女性。Fランク大学の学部卒業に4年間を費やして、その後に就活で苦戦したり、家事手伝いになるくらいなら、高校卒業後に即刻婚活を始めた方がよほど良い、というケースは多い。
18歳前後の女性ならば、婚活市場では最高クラスの価値があり、多少無茶な要求も通ってしまう。
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Fランク大学か、それとも専門学校か
大学での勉強に「教養を高めること」を求めている人にとっては、Fランク大学ではとてもその効果は期待できないので、「大卒」という資格を得るためだけと割り切る必要がある。
採用する人材を「大卒以上」に限定している企業は多いので、就職の選択肢を広げるためという意味合いではFランク大学には価値がある。
何らかの特殊技能や、明確なやりたいことがある人ならば、最初から「専門学校」へ入った方が将来のためになる。就職用に特化したタイプの専門学校なら、Fランク大学→就職の場合よりもより良い待遇の職を得られる。
ただし、「就職を先延ばしにしたい」とか「漫画家、イラストレーター、ゲーム開発者、声優になりたい」といった現実逃避目的や、非現実的な夢追い目的で専門学校へ進む人は相当数に上り、そのような人達をターゲットにした専門学校も多いので、専門学校へ進む際には「手に職タイプの専門学校」を慎重に選ぶように心がけたい。
「大学へ行く意義」を一度よく考えよう
- 興味がある学問分野の内容を、より深く知ることができる
- 受講やレポート課題や研究などを繰り返すことで、高卒よりも、より深くより幅広い思考ができるようになれる事が多い
- 「大卒」という資格を得ることで就職のための選択肢が増える
- 国立大学、日東駒専くらいの学歴から、より良い会社に就職できるようになる
- 有名大学卒、という肩書きは個人的に気分が良い。起業や講演のような場面で「有名大学卒」という泊付けは「信用」という武器になる
- 学力偏差値や社会的階層が似通った人達が集まるので、一生の友達となる人達が見つかりやすい
パッと思いつく「大学へ行く意義」はこのくらいで、その他の「友達との飲み会が楽しい」とか「4年間も就職を先延ばしにできる」といったものは大学に行かなくても他で実現できるものばかりです。
Fランク大学でも、上記の「大学へ行く意義」のいくつかは満たしていますが、それでもその大学の講義のレベルが低すぎたり、本人にやる気が無くて講義をサボってばかりという場合ではその限りではありません。
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仮に、通いたいと考えているFランク大学の事を下調べした結果、上記の「大学へ行く意義」にかすりもしないようだったら、Fランク大学に4年間と高い学費を捧げるよりも、もっと別の有意義な事を探した方が良いかもしれません。
卒業後、大学で学んだ知識を仕事や実生活で使うことはまずありません。卒業後、「私は何のために4年間も大学へ行ったのか…?」と大学で得たモノの使い道も分からずに首をかしげるような種類の人達には、大学へ行く価値はあまりありません。
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