5ちゃんねるのメンタルヘルス板に常駐するような人、病院の精神科に通う人をメンヘラと呼びます。
メンヘラの方は脳内にどういう世界観をもっているのか?心の中の世界はどうなっているのか?
メンヘラの方の心の中の世界を調査したので、分かったことを報告します。
メンヘラの「世界全体が自身を否定している感覚」
- 他人に「見下されている」「馬鹿にされている」という感覚
- 世の中の何を見て何を聞いても、全然楽しくないという感覚
- 「自分は被害者である」という考え方
- 「どうせ自分なんて…」と自分を卑下する考え方
メンヘラとは、精神的な不調による精神状態なので、気分の良い精神世界に生きているわけがなく、常に不安・イライラ・寂しいといった負の感情に包まれたどんよりとした世界観の中で生きています。
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「世界全体が自身を否定している感覚」が起きる原因
原因
- 心の活力が低下しているせいで、心の疲労感を起因にして不快な感覚が生じている
- 自己肯定感がゼロに近いレベルまで低下しているせいで、身の回りのなにげない事でも自身が攻撃されているように感じてしまう
メンヘラの「愛の渇望」
- 「自分の辛さを他人に認めて欲しい、理解して欲しい」という気持ち
- 「誰も、自分のことをわかってくれない」という口癖や態度
- 誰にも見向きもされていない状況は耐えられない、という感覚
- わざと自分の身体を傷つけるなどして、他人の気を引いて心配してもらうという行為
- 心療内科へ通院していること・心療内科で処方してもらった薬を飲んでいることをわざわざアピールする
- いびつに肥大化した「自己愛」をもっていて、「自分は愛されるに足る、素晴らしい人間だ」とナルシスト的な発想をしてしまう
メンヘラは、自分が自分であるという立脚点に欠けていて自信が極度に失われています。
それなので、恋人に執拗に「愛してる」という言葉を求めたり、ありとあらゆるかまってちゃん行動を繰り返します。
恋人や他人に自身を愛してもらったり認めてもらうことで、欠けた立脚点を補おうとしています。
「愛の渇望」が起こる原因
原因
- 自身が抱えている不安感・孤独感を解消するために、他者からの愛や援助を求めてしまう
- 幼少時に両親から受けた愛情が乏しかったことに起因して、無自覚に愛情に餓えているパターン
メンヘラになってしまう2つの原因
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「境界性人格障害」の場合
「境界性人格障害」の症状
- 相手を振り回して、自分を見捨てないかを試し続ける
- わざと嫌われる行為をして相手が嫌悪感を示すと「ほら、やっぱり見捨てた!」などと言って相手を試す
- 相手からの愛情を独占したい、という欲求が強い
- 相手に見捨てられることへの恐怖・不安が非常に強い
- だっこをねだるなど、3、4歳の幼児のような愛情表現を求める
- 相手が自分を見捨てるかも・嫌っているかもという猜疑心から攻撃的言動をとる
- 自己主張が強い
- 自己主張が強い一方で、甘えの気持ちも強い
- 他人との関係が「好き」か「嫌い」かの両極端なものにしかできず適切な距離をとることができない
- 虚言が多い
- 感情の起伏が激しく(キレたり沈んだりと、数時間から1日~2日で気分が入れ替わる)、自分で感情の上下をコントロールできない
- 価値観や人生観が安定せずにころころ変わる
- 他者を理想視していたかと思えば急にこきおろして攻撃性を向けるなど、他者への評価が不安定
人格障害の一種「境界性人格障害」は、幼少時に母親から十分な愛情を受けなかったことで、心の中に欠損を抱えたまま成長し、10代の後半頃から上記のような症状をきたすようになります。
本ページで解説している「全世界から否定されているような感覚」「愛情に飢えている」といったメンヘラの内面世界は、境界性人格障害の症状によるものが多いと言えます。
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うつ病やパニック障害のような「精神疾患」の場合
仕事での過労や、肉親との死別、失恋、のような心に過負荷がかかる状況で、うつ病・パニック障害・統合失調症のような「精神疾患」を発症することがあります。
精神疾患を抱えていると、心が極めて不健康な状態になってしまうので、本ページで解説しているような世界からの否定感を覚えたり、他者からの愛情を病的に求めるようになってしまいます。
メンヘラの人と付き合ううえで心がけたい2つのこと
1.メンヘラの人との付き合いは、精神的に消耗することが多い
- 「死にたい…」
- 「疲れた…」
- 「あなたの言い方で、ひどく傷つけられた」
- 「鬱だ…」
- 「誰も分かってくれない…」
このような発言を繰り返すメンヘラの人達と付き合うのは、しんどいものがあります。
メンヘラの人の発言に高確率でうんざりすることに加え、こちら側のどんな発言が相手の地雷を踏んでしまうのかも読みづらいので、付き合うと精神的に消耗することが多いようです。
2.メンヘラの人に深く関わると、高確率でメンヘラが伝染する
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「朱に交われば赤くなる」ということわざの通り、メンヘラの人・うつ病のような精神疾患を抱えている人と深く関わると、メンヘラが伝染すると昔から各方面で言われ続けています。
メンヘラの人達が放つマイナスエネルギーや、まとっている負のオーラに感化されてしまったり、心情に共感しつづけるうちに自身の心がメンヘラ側へと引っ張られることが原因です。
メンヘラの人と深く関わる際には、それ相応の覚悟が必要となります。自分自身でケアやアドバイスをしようとせず、専門の心療内科を紹介したり通院費をサポートするというやり方もあるので、ご一考下さい。
おまけ:メンヘラ的な雰囲気をもつ漫画「空が灰色だから」
主に10代女子の「上手くいかない日常」を描いた漫画。
登場人物の女の子が感じる「世界に対する不信感」や「怪奇趣味への傾倒」や「他人に理解されずに孤立する」という、メンヘラの心象世界を反映したかのような鬱屈とした雰囲気の話が多いです。
メンヘラがメインテーマの漫画ではありませんが、メンヘラの心の中をちょっと覗いてみたいと思ったらこの漫画がおすすめ。漫画としても十分に面白い作品です。
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