心と体、そして挑戦事や恋愛などの物事が限界に近い時に表れる、崩壊の「前兆」を調査したので分かったことを報告します。
体の限界の前兆
肉体労働・デスクワークなどの過労によって体に表れる「限界の前兆」は以下のようなものがある。
- 常に体がだるくて、疲れているような感覚がする
- 急に動悸がして、呼吸が早くなり、息切れする
- 胃腸の調子がおかしくなり、胃もたれ・胃のむかつき、下痢が頻発する
- めまいがよく起こる。直立しているのに足下がゆらぐ感覚がする
- 体温が急に上下して、暑かったり寒かったりの感覚を行き来する
- 手や腕にじんましんが起こる
以上の症状は主に、過度のストレスによって起こる「自律神経失調症」によるものだ。自律神経失調症について、詳しくは当ブログでの専用ページ↓をご覧いただきたい。
単純な肉体疲労ならば十分な睡眠を取れば回復するが、仕事のハードスケジュールのせいで睡眠時間が6時間以下になってしまう人は珍しくない。
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睡眠時間が6時間以下の日々が長期的に続くと、人体は心身ともに破綻をきたし始める。
忙しくてもスケジュール調整をして睡眠時間を6時間以上確保するか、スケジュール調整が難しいようならばもっと楽な仕事への転職をおすすめする。
心の限界の前兆
心の限界も、上記の体の限界と同じように仕事の過労によって限界に達することが多い。メンタルが弱い人は、受験の失敗・就活の失敗・失恋・家庭が上手くいかないなどの原因でも心の限界に達することがある。
- 失敗するイメージばかりが頭を支配する
- 常に暗い気分で、生活のあらゆることが楽しくない
- 睡眠中、ひんぱんに悪夢を見る
- 自尊心がゼロに近くなる。それに伴って、周囲の人間が自分よりもはるかに素晴らしい人間のように感じる。
- 心の余裕がゼロに近くなる。ささいなイラつきでも容易に爆発するようになる
- 嫌な気分のせいで、洗面所やトイレでおう吐することが多くなる
- 学校や職場へ行くのが嫌で嫌で仕方がない
よくよく注意したいのは、心を病むとその後が非常にマズいということ。うつ病・パニック障害・統合失調症などの精神疾患は、過度のストレスによって発症し、一度発病すると社会復帰が困難になる。
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心の病気、と世間ではあいまいに言い換えられているが、精神疾患の正体は「脳という臓器の異変」であり、脳は、皮膚や骨と違って傷ついても簡単には復元しない。脳の異変は完治がほぼ無理で「病気が再発しやすい状態(これを寛解という)」までしか回復しないので、発症→寛解→再発→寛解→再発→…のループを何年も繰り返すことになる。
限界を迎える前に逃げるのと、限界を超えて精神疾患を発病するのとでは、その後の状況に天地の差がある。したがって、上記の心の限界の前兆が表れたらすぐさま逃げることを強く推奨する。
「物事全般」の限界の前兆
挑戦事・人間関係・恋愛・事業・システムなど、「その物事を続けていくのがもう限界」という時に表れる限界の前兆を以下に解説する。
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- それを続けていくと、プラスの量よりも、マイナスの量の方が多くなって、結果的にどんどん失われていく状況となっている
- 直感的に「もうこの先ダメだ」としか感じられなくなる。上手くいく気がしない・勝てる気がしない。
- 自身の能力面や、その物事の構造面で、これ以上の向上と発展が望めずに頭打ち状態になってしまっている
- 「惜しいところまで」届かない。いつも全然成果が出なかったり、上手くいきそうな気配すら表れてこない。
実際に利益が出たり、追いかけているモノの背中が見えてきた…といった具合に「手応え」が得られないと、この先いくらやっても無駄という可能性が高い。
実際の数字上のデータも大事な指標だが、それと同じくらいに重要なのが「直感」。自分の中の冷静な部分が、現在地と目標までの距離を無意識に計算していて、その計算結果が「ダメそうだ」「無理そうだ」という直感に表れている。その直感はほとんどの場合に正しい。
「もう限界…」と感じたら
多くの場合、小手先の改善ではどうにもならない。環境を一新するには、次のようなことをしなければならない。
- 付き合う人を変える
- 住む場所を変える
- 時間配分を変える
特に、住む場所を変える効果は大きい。住む場所を変えることで多くの場合に仕事や人間関係も一新されるので、まさに心機一転の再スタートを切ることができる。
限界を迎える前に逃げて安全を確保するのと、限界を超えて心身が壊れるのとでは、間に合うと間に合わないのはちょっとの時間差でも、人生で大きな差が生じてしまう。特に、何度も再発を繰り返す精神疾患系と、商売で再起のために必要な金銭資本を根こそぎやられてしまう2つのパターンが危険。
追い詰められてから、ぎりぎりになって逃げようとするのでは間に合わない事も多い。できることなら、限界の2歩手前くらいで余裕をもって脱出するのが安全で確実だ。
その努力が無駄である場合の、各種パターン
どうにもならないパターン
できる気がしない
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イメージの中でいくら努力しても、その結果を出せる気がしない。単にその人が努力嫌いのなまけ者の場合もあるが、多くの場合、できる気がしないという直感は正しい。
無意識の内に、これまでの人生経験&己の力量と、結果までの距離感を測り、遠すぎて無理という的確な判断が「できる気がしない」という直感へ変換されている。
置かれている状況が悪すぎて努力が意味を成さない
瀕死の重病人には、もう薬も治療効果が無いし、体力が残されていないので長時間手術にも耐えられない、といった具合に、
状況が悪すぎてどんな努力も焼け石に水…ということは現実にある。
自身の能力や性格や経歴が悪すぎて努力では状況がひっくり返せない。
その人に努力する才能が無い
身も蓋もないも言葉だが、1週間以上かかるようなある程度長期戦の努力の場合、努力する才能が無いと、その後が続かない場合が多い。
その努力を友達や家族に代行してもらうなり、最初から諦めた方が良いかもしれない。
「手を出してはいけない分野」で努力しようとしている
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小説・音楽・声楽・芸能・絵画といった、「不特定多数の人達の評価によって成否が決まる分野」で努力しようとしている。
はっきり言うと、これらはほとんどの人にとって「手を出してはいけない分野」。
ただ楽しむためだけに趣味としてやるのは問題ないが、プロデビューを目指しても、100倍を超える競争倍率や、生まれつきの魅力・才能といった壁の前に、挑戦者の99%以上の割合が努力が無意味になる。
考えて工夫すれば無駄な努力から脱出できるパターン
自分の好みや能力の方向性とズレている
「やっていて、全然楽しくない。楽しいと思えない」「身体を動かすのが好きなのに、勉強で成績上位を取れって言われてもなあ…」といった具合に、
その努力課題と、自分の好み・能力の向き・適性とがいちじるしくズレている。
向いていない努力行為は苦痛が大きい上に、もともと適性がある人が努力した結果の、半分の効果も得られない事が多々。
結果に至るまでの努力ルートが見えていない
「何をどうすれば問題解決できるか?」「何をやれば要求通りの結果が得られるか?」といった解決策がそもそも分かっていないので、
ゴールの方角も距離感も分からないまま完全な暗闇の中をうろうろするように不毛な行動を続けてしまう。
ただただ反復練習や、汗水を垂らすことが努力の道だと思い込んで、効果の無い行為を繰り返してしまいがちになる。
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その努力行為が苦しいと、向いていないし無駄になる
無駄な努力、実らない努力に必ずといって良いほど付き添ってくるのが「苦しさ」。休憩したり睡眠を取れば回復する一時的な苦しさではなく、もっと根深い精神的な苦しさを意味する。
自分の性格や好みと合っていない、無意識に「レベル差がありすぎて達成不可能だ」と判断している、努力の才能がない、自分でもどこか実現できるとは思えないので努力している事を他人に正面切って言いづらい、といったもろもろの原因が「苦しい」というシグナルとなって意識に訴えかけている。
よって、その努力行為が苦しいか、苦しくないかは、努力が無駄となるか実るかの良い判断材料になる。
努力すれば努力するだけ成果につながるタイプの人は、その努力行為を続けていてもほとんど苦しさを覚えず、子どもがおもちゃで遊ぶように夢中で取り組んでいることが多い。
努力が苦痛な人がそういった人と並んで努力を続けても、差が開くばかりで勝ちようがない。早く相性の悪い努力を放棄して、苦痛を感じない努力行為を見つけるべきだろう。
努力するもしないも、あなたの自由。嫌なら辞めよう。
努力し続けている人達は、単にその物事が好きでおもちゃを延々と遊ぶような行為が結果的に努力になっている事がある。日本人特有の努力信仰に突き動かされて、努力を盲信してひたすら努力し続けている場合もある。要は、これらの人達は努力について肯定的な感覚をもつ人達だ。
努力が嫌い。なまけたい。努力の効果を信じられない。こういった感覚が根底にある人達は、いまひとつ努力行為に真剣になれないだろうし、努力の結果にもマイナス補正がかかってくるだろうから、努力が嫌なら自由に辞めれば良い。
努力は、くじ引きにお金(労力)を払って参加しているだけ。ひたすら引き続ければ、当たりを引く確率が上がるだけというもので、最初から確実性は保証されていない。
仮に努力嫌いの人の能力が高い場合、努力のくじ引きを辞めてもほどほどのところで下げ止まる。仮に努力嫌いの人の能力が低い場合、努力のくじ引きを辞めてもその後は能力が低いなりになるようになるだけ。
その事実をきっちり受け入れた上で、努力するかしないか自分の責任で決めよう。
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