現代社会で、「そこまでして恋愛や結婚したくない」と男女が考え、結婚の価値が趣味の1つにまで下落している現象を調査したので、分かったことを報告します。
若者は、もはや恋愛と結婚は「重い」と考えている
若者が恋愛・結婚を避ける理由
- スマートフォンを使ったスムーズなネット閲覧・SNS・ソーシャルゲームなど、現代は手軽で楽しい娯楽があふれかえっている
- それらの手軽な娯楽と比較して、異性恋愛は時間的拘束と出費と精神負荷が大きすぎる
- 格差社会による若者の収入減によって、恋愛に回せるお金も、欲望自体も減少した
- SNSにおける衆人環視・相互監視の状態で、現実世界での顔見知り達にプライベートが筒抜けになってしまっていて、
恋愛をしていることがあっという間に広がるので、恥ずかしい - アニメ・漫画・ゲームの質の向上にともない、擬似的に恋愛を楽しむことができるようになったので、わざわざ負担が大きい異性恋愛をする気にならない
戦後からバブル経済期にかけては、結婚は社会人の義務、という意識が一般的でした。
しかし、お見合い婚が否定され始め、自由恋愛がもてはやされるようになるにつれて、
「結婚とは、恋愛の延長線上にあるもの。恋愛するかしないかは個人の自由なので、つまり結婚するかしないかも個人の自由」
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という考えが支配的になりました。
今や、恋愛や結婚は社会的義務ではなく、数ある趣味のうちの一種類に過ぎないのです。
現代の若者が恋愛を始めることを妨害している3大要素
1.男女共に理想が高くなりすぎている
テレビ番組・映画・ドラマ・アニメなどで美男美女が毎日出てくる現代では、男女共に異性を見る目がすっかり肥えてしまっています。
そのため、並の顔立ちの異性ではとうてい満足できず、身の回りにいる普通の異性とはわざわざ付き合いたいとは考えないようになってきています。
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2.若者にお金が無い
2017年の時点で、働く若者の3割超が非正規雇用者です。
恋愛や結婚をするには何かとお金が必要になるので、若者の多くがそもそも必要費用を持っていないということになります。
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さらに、お金が無いことで欲しいものが買えないため、清貧を美徳とする価値観が若者間に広まっていて、恋愛どころかちょっとしたぜいたくさえ敵視されがちな状況です。
3.恋愛と結婚の必要性自体が低下してきている
- 結婚が社会人の義務という認識は、すでにほぼ失われている
- 「恋愛をしていない人はダメ人間」という偏見はほぼ無くなった
- 恋愛や結婚と同じくらい楽しい娯楽は、他にいくらでもある状況
- 家電製品が便利になったり、ネット通販が発達したことで、結婚して配偶者と支え合わなくても独りで十分暮らしていける
- 現代では、「家族を築いて、配偶者や子どもと幸せに暮らすのが幸福」という価値観よりも「個人に合った生き方を追及することが幸せ」という価値観が優勢になってきている
上記のような状況から、そもそも恋愛&結婚する必要を感じないと現代人の多くが考えている傾向があります。
「結婚したいとは思わない」と56.1%が回答
「結婚したいと思わない」は56.1%という調査結果
- 「将来、結婚したいですか?」という質問に対して、「結婚したい」は43.9%、「結婚したいとは思わない」は56.1%という調査結果になった
- 「結婚したいとは思わない」を選んだ理由としては「結婚はコスパが悪い」「一人の方が自由」「結婚のメリットを感じられない」「扶養家族ができると経済的負担が増える」などの理由が挙がった
- 20代以下から60代以上の、各世代200人ずつがアンケートに回答した
2016年5月、クリエイティブジャパンが「結婚に関するアンケート」の結果を発表
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