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医学部受験の、定員の少なさなど合格の難しさの原因集

 

医学部医学科入試の特徴や、合格が非常に難しくなっている原因を調査したので、分かったことを報告します。

 

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医学部医学科入試が非常に難しくなっている原因集

 

偏差値面での難易度

  • 国公立大医学部医学科は、最も偏差値が低い大学でも「全国偏差値が64」程度
  • 私立大医学部医学科は、最も偏差値が低い大学でも「全国偏差値が62」程度

 

国公立の医学科は、旧帝大(※東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学、筑波大学のこと)の非医学部と同程度の難易度と考えて間違いありません。

 

 

 

医学科入試問題の難しさ

  • 医学科合格には「高い得点率」が求められ、国公立大医学科ではセンター試験で87%以上の得点率が必要
  • さらに、二次試験でもかなり高い得点率(7割から8割程度)が必要になる
  • 入試科目が多く(国公立医学科ではセンター試験を含めて、国語・英語・社会・理科二教科・数1A・2B・3)、そのいずれの科目も高得点が必要なので、受験生の負担が非常に大きい
  • 総合大学の中にある医学部医学科は、二次試験問題が他の学部のそれと同一であることがかなり多い。問題に差は無いが、高い得点率が必要となる。
  • 医科大や私立大医学科の場合は、医学部受験生用の難解な入試が用意されている
  • 私立大医学科でも、入学希望者の増加のせいで合格高倍が高騰し、高い得点率が必要
  • 医学科入試の辛さは、とにかく「ミスが許されない」の一言に尽きる

 

センター試験でも、二次試験でも、高い得点率が求められるので、どれか一科目でもコケたらその時点で医学科合格は絶望的…という過酷なプレッシャーと戦うことになります。

周りの医学科受験生達はできる人達ばかりなので、高得点同士の僅差の競い合い、という種類の戦いになります。

そういうできる人達の中に混じって、「大ミスをしないようにしながら、確実に高得点を取る」という技術・能力が要求されます。




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合格定員の少なさ

  • 国公立・私立ともに、医学科の合格定員は50人~100人程度
  • それに対して、東大理一の合格定員は1100人、慶応理工の合格定員は1000人、早稲田理工系学部の合格定員の総計1700人
  • 私立大医学科の入試倍率は10倍~20倍にまで達する
  • しかも、世間での雇用の不安定化を受けて、「安定志向」「手に職を付けたい」といった考えから、医学部受験の人気が近年過熱気味になっている

 

医学部医学科入試の難しさの理由は、「少ない定員に、優秀な受験生達が殺到する」というものが大部分を占めています。

国公立の医学科の、学力偏差値面での難易度は、旧帝大非医学部に合格することとほぼ同じ。東大もそれよりもやや上という程度です。国公立の医学科・東大・その他旧帝大は、難易度が近いグループといえます。

それなのに、国公立の医学科は合格定員が100名程度で、東大理一の合格定員は1100人という圧倒的な開きがあります。

仮に、同じ学力の2人が東大理一と国公立の医学科を受験した場合、前者は1100人という定員の多さに救われて合格することもありますが、

後者は合格定員の少なさのせいで上位100人に入ることができずに不合格、ということがひんぱんに起こる、と考えられます。




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医学部受験のライバル達がこれまた鬼畜レベル

 

優秀な同年代ライバルだけでなく、東大・京大の大学生や、それらの難関大学を卒業した人達が再受験のために集結してしまうのが医学部入試の恐いところ。

現役生でないとはいえ非常に勉強ができる東大生・東大卒・京大生・京大卒と戦って、しかも勝たなければならないというプレッシャーや難易度は、受験界の地獄といっても良いかもしれません。

 




ネット上で語られる、医学科入試の口コミ情報

 

医学部医学科入学の難易度目安
国公立大の医学科:最底辺の医学科でも東工大と同等
私立大医学科:最底辺の医学科でも上智・理科大の理工と同等

 

医学部の中でも国公立医学部に入る人は、
「才能」と「努力量」
が尋常じゃない。

 

旧帝非医学部であっても、1科目か2科目で入試標準難易度問題を落としても問題無い。
医学部の場合は、そのようなミスをやってしまうと得点率の関係で不合格になってしまうので、ミスが許されない。
非医学部入試と、医学部入試では、「ミスが許されない」度合いがそれぞれ大きく違う。

 

医学部に入る人達の特徴は、
「勉強机に座って勉強することが、苦でも何でもない、ただの習慣」。

息をするように毎日毎日続けている。
そういった種類の人達が、受験期に本気になって基礎と応用を固めて、入試に挑んでくる。

 

医学部受験で何よりも必要な能力は
「ミスをせずに完答できる、正確さ」。
入試基礎難易度から入試標準難易度の問題を、ミスせずに満点を取れる正確さが大事。

この力を身につけるのが至難。

 

大学卒業した人が「医学部再受験」で
国公立医大に合格したパターンは、その人の出身大学が「旧帝大(多くの場合、理系学部)」であるものばかり。

医学部特化予備校が発行している合格体験記でも、医学部再受験で成功した人の出身大学が旧帝大であることがほとんど。
医学部再受験で成功できるのは、
「現役時に旧帝大に合格できる位に学力がほぼ完成されていて、医学部合格に少しだけ足りない部分を後から補った」、
という人のみだと考えて良い。

 

「医学部受験」と並んで、
多くの人達の人生を闇の中へ呑み込んでいくものが
「司法試験」と「公務員試験」の2つ。
この3つの試験に挑戦する者は、最悪の場合に「30歳無職職歴なしという人生詰み状態になるリスク」と向き合って試験に挑戦する必要がある。
抜きん出て勉強ができる、というごく一部の人以外には、この3つの鬼門の試験は非推奨。

 

大学受験時よりも、医学科に入ってからの方が
はるかに覚える量が多い。
医師になった後も勉強続きの人生。
勉強を息をするように低負担できて、一度勉強した事はその場ですんなり覚えられる。
それくらいのポテンシャルが無いと、医師としてやっていけない。

 

合格後の勉強量は受験時代とは言葉通りの意味で桁違い!

 

医学部医学科での異常な勉強量の例

  • 専門科目1つにつき、高校理科の1つ(生物や物理など)と同程度の暗記量が求められる
  • 試験で専門科目を1つでも落とすと、留年となる
  • 試験期間には、そのような科目を複数、並行して勉強&合格することが求められる
  • 医学生が4年次に受ける「CBT」という試験は、2万問以上ある試験問題の中からランダムに出題される学科試験で、CBTに合格しないと5年次へ進学できない。
    合格率は80%程度で、2割の医学生は不合格になる。また、CBT受験と並行して、大学側での期末試験もある。
  • 医学科での勉強は「疲れたり嫌になって立ち止まったらその時点で死ぬ、というルールのマラソンを毎日毎日ひたすら続ける」ことに似た辛さがある

 

 




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「医学部入学後の勉強の総量は、高校生活3年間で学ぶ事の総量の、冗談抜きでおよそ100倍はある」、と医学生がネット上で言っていました。

 




医学部受験くらい突破できない者には、医者になる資格なし…という事かも

 

「医学科入試」と「医学科での勉強」の類似点

  • 「あらゆる問題を、ミスをせずに解答できる」ことが医学科入試と医学科での勉強の両方に求められる
  • 「暗記力が非常に優れている」「高度な思考力をもって、問題を処理できる」ことが医学科入試と医学科での勉強の両方に求められる

 

「ミスが許されない」という性質の医学部医学科入試は、「医学部での勉強で求められる能力を持つ者」を選別している、ととらえることができます。

また、「ミスが許されない」ということは、ひいては、誤診や執刀ミスが許されない医療現場での基本事項と言えます。

 

 

医学部は学期末テストも非常に厳しく留年者が続出し、せっかく頑張り抜いて医学部に合格しても授業速度や勉強量やテストについて行けずに退学する…という人も多いと聞きます。

さらに、医学の世界は新技術開発や研究内容が日進月歩なので、医者になれた後でも、毎日毎日忙しい中で勉強勉強勉強…。医者として現役であろうとする限り、ずっと勉強し続けなければなりません。

勉強が全く苦にならない、勉強したことはその場で苦もなくマスターできる、医学部入試だってさらりと通過…くらいの、常人とは一線を画すポテンシャルがなければ、医学部や医師の世界でやっていくのは不可能かもしれません。

医者が高年収・高ステータスの代名詞であるのは、これだけの知的素質・努力量・勉強量に支えられているからなのです。




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