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アニメを乱造し続けたことでアニメ用の良原作が枯渇した問題

 

何年も果てしなく続くアニメ化ラッシュに、ついにアニメ用の良作の原作が枯渇。

本来ならばアニメ化には至らないような凡作までもが無理矢理アニメ化され、駄作の深夜アニメが乱発されるという悲しい状況に陥っています。

アニメ原作枯渇問題について調査したので、分かったことを報告します。

 

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アニメの原作枯渇の現状と、対策案を解説するネットの意見

 

原作が枯渇した現象を解説する意見

 

1クールもののアニメを過剰に生産するから、
アニメの原作が枯渇するのは当たり前。

 

アニメ1クール(3ヶ月をかけて12話を放送)分の原作
漫画では3年分の連載分=アニメ1クール
ラノベでは半年~1年分の出版分=アニメ1クール

こういう図式だから、アニメを放送すればするほど、
原作の消費に原作の供給に追いつかなくなり、どんどん原作が枯渇していく。

 

昔は「累計100万部突破!!」みたいな宣伝文句とともに、人気作がアニメ化されていた。
今は、単巻で1万部にも届かない弱小作品・無名作品がどんどんアニメ化されているという惨状。

 

「小説家になろう」の駄作小説までアニメ化しているのが
まともな原作がすでに枯渇してしまっていることの証拠。

もう他に原作が残されていないから、なろう作品みたいな素人小説家の作品までアニメ化せざるを得ない。

 

 

 

原作枯渇に対する改善案と、なかなか改善できない原因の課題

 

放送するアニメ作品の数を少なく抑えるべき。
今は数が多すぎて視聴者が分散してしまっているし、原作消費のペースが早すぎる。

 

過去の有名作品を現代風にリメイクして放送するべき。
ただ、原作の作風が古いのでウケない可能性が高く、
そのせいでスポンサーがお金を出したがらない。

 

1クールじゃなくて、
2クールの長さでアニメ化するべき。
10年くらい前はそうやって2クール放送だったから、時間的余裕をもって話を丁寧に展開できてアニメ作品がしっかりしていたし、原作消費ペースもゆるやかだった。

 

過去のライトノベル作品の中で、
「名作で、まだアニメ化されていないラノベ」
を発掘してアニメ化するべき。

 

実現は難しいけれど、
「こころ」とか「舞姫」とか「人間失格」みたいな
長く愛されている日本文学を丁寧にアニメ化して欲しい。




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「世にも奇妙な物語」とか、「過去に大流行した実写ドラマ」とか、「火曜サスペンス」とかの人気の実写作品をアニメ化。
キャラの見た目を萌え系美少女にすれば、原作の面白さもあいまってみんなが視聴する。

 

名作長編漫画「うしおととら」が
深夜アニメでリメイクされたが、出来が良いのに、さっぱり話題にならないし、Blu-rayも売れない。
アニメ作品に「萌え」が含まれていない少年漫画原作には、
オタクがお金を落とそうとしない、という悪い前例になってしまった。

 

深夜アニメ黎明期に、
ダメな作画・ダメなストーリー構成で使い潰された不遇な原作
を今こそリメイクして、原作を再利用するべき。

 

色々なアニメ制作会社が、
「あの花」「まどか」「ドラゴンボール」「ラブライブ」「涼宮ハルヒ」「エヴァンゲリオン」「けものフレンズ」
みたいなヒットしたアニメをそれぞれ独自にリメイクする、ってはどう?
原作は同一でも、アニメ制作会社によって力の入れどころと作画・絵柄と作品雰囲気がバラバラだから、別物として見られるし面白そう。
同時に、原作の消費も抑えられるし、一石二鳥。
京都アニメーション作のエヴァとか、どうなるか見てみたくね?

 

質の低下・マンネリ化で売上が伸び悩んだのは、過去に音楽業界が同じ道をたどった。
音楽業界がどうやって乗り越えたかというと、
「音楽の質の向上を放棄して、アイドルとの握手券・選挙投票券をCDに封入」。
アニメ業界もいずれそういう風になりそうで恐い。
上記のアイドルを「美人の声優」に置き換えれば、同じようなことが実行可能なわけだし。

 

アニメ制作会社の収入確保手段が
「そのアニメのBlu-ray・DVDが売れることでの収益」
1つに限定されている現状が完全に狂っている。

そのせいで、どのアニメ制作会社も自転車操業で粗製濫造をせざるを得なくなっている。
馬鹿高い円盤をわざわざ買おうとする人なんてそんなにいない。
アニメ本編の中に、スポンサー企業の広告要素を混ぜ込んでスポンサーから広告料を得るとか、
新しい収入獲得の方法を開拓しないと、
現在の原作枯渇の流れは止まらない。

 

その作品をアニメ化する商業的な目的は、
「現在勢いづいている原作をアニメ放送することで宣伝して、原作の売り上げを伸ばす」
という目的が大部分を占める。
すでに完結・連載終了して何年も経過している過去作品は、全盛期よりも売上・話題性がはるかに落ちている。
そういう理由で、いくら名作でも、制作側からするとアニメ化する価値が無い。

 




ライトノベル原作のアニメが失敗しやすい3つの理由

 

1.そもそも、「小説のアニメ化」は難しいのでアニメ原作には不向き

アニメの場合、とにかくシーンを動的にして絵を動かし、どんどん話を先へ先へと進めることが求められる。




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そのせいで、小説の「会話ではなく、地の文章でじっくりと状況解説・設定解説できる」、という長所が失われ、どうしても説明不足になるので、視聴者にとっては説明不足でわけがわからない状態になりがちになる。

 

 

 

2.1クールのアニメ作品に、無理に原作のストーリーを詰め込みすぎる

ライトノベルは1冊でも1クール分のアニメの原作になる有利な構造をもっているが、実はそれはもろ刃の剣となってしまうことが多い。

1クールアニメで、1~2冊のライトノベル原作を無理に表現しようとするので「詰め込みすぎ」という事態になりやすい。

アニメの話がどんどん先へ早く進みすぎるので視聴者がついて行けない・原作では重大なシーンや設定を短時間であっさり流す・アニメが最終回を迎えてもストーリーの本筋の問題は何も解決していない尻切れとんぼ状態、といった事態が容易に起こってしまう。




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3.視聴者ウケを狙いすぎて同じような内容のラノベばかりがアニメ化される

「学園」「魔法」「ハーレム」「剣」「魔王」「勇者」「異世界」「過激なエ口」「ツンデレや妹や姉や無口や従順といったベタなヒロインズ」

などの要素をもつ、人気で売れているライトノベルが優先的にアニメ化され、深夜アニメのラインナップに並べられることになる。




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そういった要素をもつライトノベル原作のアニメ群は、視聴者達からすると「似たり寄ったり」「またテンプレのラノベアニメか」とうんざりされることが多い。

 

 

 

もともと失敗しやすいのに、それでもなおライトノベルがアニメ原作に使われ続ける理由は、

 

  1. アニメ化に使えそうな漫画原作が枯渇しているので、ライトノベルに頼らざるを得ない
  2. ラノベ1~2巻でアニメ1クール分の原作をまかなえることから、原作用としてストックが豊富に残されている
  3. 原作がある程度売れているラノベをアニメ化すれば、間違いなくある程度売れるので、アニメ化が爆死するリスクが低くて安心
  4. ライトノベル原作のアニメ化は、そのライトノベルを出版している「KADOKAWA」「講談社」「集英社」といった出版社がバックについてプロデュースしてくれるので、制作費・放映費を負担してもらえることでアニメ制作会社が作品制作しやすい

 

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