わびしさと薄気味悪さが絶妙にマッチして、独特の魅力をもつ「廃墟(はいきょ)」。
廃墟マニアと呼ばれる人がたくさんいて、もはや趣味の1分野として認識されつつある勢いです。
廃墟の魅力に調査したので、分かったことを報告します。
廃墟の3つの魅力
1.廃墟ならではの「過去の出来事のなつかしさ」
今はもう誰も住んでいない廃墟のところどころに、生活の痕跡を感じ取ることができる。
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人家に落ちている古ぼけた人形や、さび付いた電車のレールなど、活気があった過去の時代に思いをはせることで、独特のノスタルジーを感じることができる。
2.遺跡を探検しているかのような冒険感
廃墟の中をめぐり歩くことが、まるで人々に忘れられた遺跡を探索しているような冒険感にひたらせてくれる。
RPGやホラーゲームの中の出来事を疑似体験できるという廃墟の冒険感に、病みつきになってしまう人も多い。
3.得体の知れないモノに遭うかも、というきも試し
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「廃村」や「廃病院」のようないわく付きの廃墟には、もしかしたら「この世のものではない何か」が居るかも知れない。
そういった恐怖感のある廃墟を、きも試し感覚で怖がりながら探索するのが楽しい。
廃墟の種類
かつて使われていた商業施設系
- 廃工場
- 廃病院
- 廃駅・廃線
- 廃校
- 閉鎖された遊園地・ホテル・リゾート施設
かつて人が住んでいた住居系
- 廃村
- ゴーストタウン
歴史的価値の高い廃屋
- 廃寺
- 旧日本軍の軍事施設・地下壕
その他の廃墟
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- 廃坑
- 廃道
- 廃橋
日本で廃墟が生じる仕組みと、廃墟が好きな人達
日本で廃墟が生じる仕組み
- 1990年代初頭のバブル経済崩壊で、ホテル建設・リゾート地開発・都市開発がとん挫し、開発途中のまま放棄された廃墟が多く生じた
- 地方都市の過疎化で人が減少し、廃村が多く生じている
廃墟が好きな人達
- 廃墟の中を探検・冒険することが好きなタイプ。ゲームや漫画のダンジョン(迷宮)が好きな人が多い
- 廃墟がもつレトロ感・荒廃感・郷愁感などを好ましいと感じるタイプ。
物体が現象が滅ぶことに美しさを見出す人や、廃墟の時間が止まっているような状態を美を見出す人が多い。 - 廃墟に落ちている水道の蛇口や遺物を収集することが好きなタイプ。
廃墟に残された物に残留している、かつての使用者達に思いをはせる人が多い。
日本での有名な廃墟スポット
- 端島(軍艦島)(長崎県長崎市)
- 原爆ドーム(広島県広島市、1996年に世界遺産に登録された)
- 犬島精錬所跡(岡山市東区)
- 松尾鉱山(岩手県八幡平市)
- 摩耶観光ホテル(マヤカン)(神戸市灘区)
- 鳥島気象観測所跡地(東京都八丈支庁・鳥島)
- 根岸競馬場一等馬見所跡(横浜市中区)
- 平沼駅跡〈京浜急行電鉄〉(横浜市西区)
- 志免鉱業所竪坑櫓(福岡県糟屋郡) – 国の重要文化財に指定。
- 柏崎トルコ文化村(新潟県柏崎市) – 破綻した新潟中央銀行3大融資プロジェクトの一つ
- 新潟ロシア村(新潟県北蒲原郡) – 破綻した新潟中央銀行3大融資プロジェクトの一つ
魅了されるほど美しい、廃墟画像
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