SNSでのメッセージ投稿や、ブログの記事が「炎上」してしまう原因と、炎上への対策について調査したので分かったことを報告します。
「個人のSNSユーザー」が炎上してしまう原因の解説
炎上の代表的な原因
- アルバイトや社員の身でありながら、不衛生行為や、立場を利用した不正行為(顧客達の個人情報をさらすなど)をしている様子をネット上に公開する
- 過度に不謹慎な発言をしてしまう
- 著名人の死去に際して故人を中傷するような発言や、自然災害の被害者達を中傷するような発言など
- 食べ物をおもちゃにして粗末に扱うことのような、倫理的に問題のある行為を公開する
- 犯罪行為をしている様子を公開する
- 自動車の危険運転や、一般人を盗撮すること、未成年なのに飲酒・喫煙、などといった行為が多い
- 他者や、特定のファングループや、社会的弱者達を、見下したり差別する発言全般
- ふざけ半分で犯罪予告をしてしまう
- 特定の宗教を侮蔑する
- 特定の人種を侮蔑する
- 「学校のいじめ問題」「障害者」といったセンシティブな事柄について、過激な発言をする
- 企業の社員が社内の機密情報をネット上へリークし、そのことが法に抵触する場合だったとき
- 大企業に勤務する者が普通の会社員達を「薄給」と煽ったり、悠々自適な生活の自営業者が普通の会社員達を「社畜」と煽ったりする
- 注目を集めたくて自作自演の発言をしたり、証拠写真をねつ造する
意外にも炎上してしまうので、要注意の原因
- 発売直後のゲームや漫画や小説の核心部分を、うっかりネタばれしてしまう
- LGBTに関する問題について不用意な発言をしてしまう
- ジェンダー問題(男らしさ・女らしさについての問題)について不用意な発言をしてしまう
- 女性が「自分は辛い・自分は被害者・男が全然助けてくれない」と、その女性の実状とかけ離れたことを繰り返しアピールすること
- 中国・韓国・北朝鮮について、あれこれ言及しすぎる
- 「日本という国が大嫌いだ」「日本は遅れている」といった趣旨の発言を繰り返す
- 「意識高い系」の発言を連発する
- 誰の目にも明らかに非がある行為をして猛烈なバッシングを受けている著名人や炎上中の個人を、擁護する発言を公開してしまう
- 「身も蓋もない、残酷な正論」を言ってしまう
- 人間は本当のことを言われて痛いところを突かれると、激怒するので、高確率で炎上してしまう
- 「漫画」のような、集客性が高いメディアで社会風刺をしたり問題提起をする
- 漫画を描いてネット上にアップロードすると、見やすさのせいで大勢の人の目に触れるので、主張内容に反発する人達もたくさん出てくる
「企業」が炎上する原因
企業が炎上する原因
- 企業のSNS担当者が、悪ふざけ・悪のりが過ぎる発言を発信してしまう
- 一部の人達のコンプレックスを刺激する内容のCMを放送する
- 「下品」「卑猥」「不謹慎すぎる」といった特徴があるCMを放送する
- 現代のジェンダーのとらえ方に配慮しない、男らしさ・女らしさを押しつける内容の商品・サービス・CMを発表してしまう
- 商品の値上げや、サービス内容の改悪をしてしまう
- ビジネス活動における不正・不祥事が発覚する
- 日本では、食材の産地偽装などの「食に関する不正」が特に炎上しやすい
- 新商品があまりにも期待はずれなものだったとき
- アイドルの熱愛発覚や結婚発表で、それまでアイドルを支持してきたファン達を裏切る形をとってしまう
炎上が起きてしまったことで受ける、主要な3つの被害
1.アカウントやブログの削除へ追い込まれる
これまで長年かけて育ててきたSNSのアカウントや個人ブログを、炎上による誹謗中傷の攻撃から逃げるために削除しなくてはならない場合が非常に多くなります。
2.謝罪に追い込まれる
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企業の公式アカウントが炎上してしまった場合、企業側が謝罪コメントをするという事態へ確実に追い込まれます。
企業の社会的信用が失墜して商品の売上額が低下する、などといった問題も起こり得ます。
個人の炎上の場合でもほぼ確実に謝罪へ追い込まれます。プライドが高いタイプの人にとっては屈辱的な結果と言えます。
3.ネット上で長期的におもちゃにされ続ける
炎上の原因になった発言のキャプチャ画像がネット上に繰り返しアップロードされたり、
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複数のまとめサイトで炎上騒動をピックアップされたりして、
炎上してしまった人物の悪名が長期的にネット上に残ることになってしまいます。
炎上した当人にとってはそのことがトラウマになってネットを使用できなくなる場合があります。
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さらに、炎上の原因となった行為が悪質であった場合は、多人数による通報や電話での抗議により、通っている学校や務めている会社を辞めざるを得なくなる場合も多くなります。
炎上させる側の心理と、炎上への対策
- 何百人・何千人・何万人という規模で個人や企業をバッシングしているので、集団心理によって気が強くなっていたり、誹謗中傷することの罪悪感が極端に薄まっている
- 「正義」という大儀のもとにバッシングしているので、その状況に自分が酔いやすくなり、炎上させる行為に歯止めが掛からなくなる
- 炎上している人物の人気・知名度・社会的地位に嫉妬し、失脚させる目的でバッシングしている場合が多々ある
- 炎上している人物を集団で追いつめることや、炎上している人物の過去の汚点をみんなで発掘してさらに追いつめることを、「祭り」として楽しんでいる場合も多い
- 不満だらけの日常にうんざりしているタイプの人達が、日頃のうさ晴らしとして炎上させている場合も多々ある
炎上への対策
コメントを投稿する前に、自分の発言内容に問題が無いかよく確認する
炎上する原因の大部分は、「自分の発言が、他者にどのような感想・感情を抱かせるかを想像できていなかった」というものです。
コメントを投稿する前に、自分の発言内容が倫理的・法的に問題が無いかをよく確認しましょう。
最初からSNSを利用しない
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近年、twitterのようなSNSでバズる(そのSNS内で大規模に投稿メッセージが拡散されること)と、そのメッセージが即座にまとめサイトなどで取り上げられることが多くなっています。
炎上とまでは行かなくても、まとめサイトでのコメント欄で熾烈な誹謗中傷を受けることは決して珍しくないので、
このようなリスクを鑑みると、最初からSNSを利用しないようにすることは賢明な選択であると思われます。
さっさと謝罪し、以後は黙っている
炎上の原因が、犯罪行為などではなく不謹慎な発言程度ならば、いさぎよく謝罪をして以後は黙っていれば、数日もすれば忘れ去られます。
マズい対応は、謝罪をせずに炎上の原因になったメッセージを黙って削除したり、誹謗中傷に反応して罵倒仕返す、という行動です。
これらの対応は炎上を継続させてしまう「燃料」になってしまうので、非常に危険です。
- 中途半端な態度・内容の謝罪
- 見苦しい弁解をする
- 煽りに対して、煽りで対抗する
- 「誹謗中傷に対し、法的措置を考慮している」という発言
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