「大規模な核戦争や凶悪ウイルスのまん延などで世界が滅亡した後の、世界の物語」というストーリージャンルのポストアポカリプスものの魅力について調査したので分かったことを報告します。
ポストアポカリプス世界の、主要な4つの魅力
1「人類が滅亡し、静寂に包まれた世界」を旅する楽しさ
機能停止した都市の中を、「自分が生き残ること」「自分以外の生存者を捜すこと」などを目的にして探索することは、独特の楽しさがあります。
人類がいなくなってしまったことの寂しさや、かつて隆盛を誇っていた文明が今は見る影もない廃墟になってしまっていることのわびしさなど、
これらの要素は心に強く訴えかけるものがあります。
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2.知恵を駆使したサバイバル生活
ポストアポカリプス世界では電気や販売店がほぼ使えない状況です。
そのような不便極まりない状況で、限られた資材・資源と知恵を駆使して、困難を打破したり、敵と戦うサバイバル要素は面白いです。
3「極限状況に置かれた人間達」の本性を見ることができる
ポストアポカリプス世界では、
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- 食糧難
- 重傷を負ったり深刻な病気になっても、医師がいなかったり治療薬が無い
- 食糧や資源を強奪しようと襲いかかってくる、無法者達の存在
などの、非常にせっぱつまった状況にあることがほとんどです。
そのような極限状況では、人間の本性(多くの場合で、悪い性質のもの)がむきだしになるので、
そういったエグい人間ドラマを求めている人達にとっては非常に好ましい物語ジャンルです。
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4「人類が滅亡した原因」を各所を回ることで徐々に解き明かしていく
無人となった研究施設などに入り、そこに遺されていた記録映像や文書データに触れることで、
今の世界がこんな状況になってしまった経緯・原因を少しずつ解き明かしていくのは、
ポストアポカリプス世界モノの最大の醍醐味と言っても過言ではありません。
参考:「ポストアポカリプス」の意味と語源
ポストアポカリプスとは、世界と文明が崩壊した後の世界や残された人間達の様子を描く物語分野の一種。
ポストアポカリプスの語源は、post(ポスト、~の後の、という意味)+Apocalypse(アポカリプス、黙示録(新約聖書の巻末の一書)・そこから転じて『世界の終末』という意味)。
ポストアポカリプス世界で、世界が滅亡した原因パターン例
世界が滅亡した原因のパターン例
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- 全世界規模での核戦争
- 人間を死なせたり、変異させる危険なウイルスが全世界へまん延する
- 世界規模の大地震や、地球の氷河期化などの、大自然災害
- 世界規模で少子高齢化が何百年も続いた結果
- 危険な科学実験が失敗し、致命的な現象が世界中へ拡散してしまった
- 神のような存在による、おごり高ぶった人類への制裁が発動
ポストアポカリプス世界の、人類の残存状況のパターン
「人類がゼロ近くまで減少した世界」のパターン
- 主人公以外の人類はほぼ完全に絶滅している、という状況のパターン
- 建物はのきなみ廃墟になっており、都市機能もほぼ死んでいる
- 主人公がポストアポカリプス世界を探索している間、まれに生き残りの人間と遭遇することがある
「人類が少数ながらも生き残っている世界」のパターン
- 人類の総数は激減したが、それなりの人数の人間が生き残っている、という状況のパターン
- 少人数からなる集落が世界各地に点在している
- 世界崩壊前に稼働していた有用な施設や大がかりな機械装置を、特定のグループの人間達が独占していることが多い
「世界が崩壊へ向かっている最中」のパターン
- 世界で大規模な異変が起こり、文明や社会の秩序が崩壊しながら世界滅亡へ向かっている、という状況のパターン
- 人間社会は混乱の極みにあり、既存の法律や警察機関なども機能しなくなっており、
暴力・略奪・殺人・非人道的な支配などが当然のものとして横行している
ポストアポカリプスモノの創作物でありがちな、お約束要素
主人公達が使える魔法的な能力→滅んだ前文明の超技術のなごり
ドワーフやゴブリンやエルフっぽい種族→滅んだ前文明で遺伝子操作で生み出された生命体の子孫
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