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社会現象化した漫画デスノートの連載中の世間の反応と評価

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過去に少年ジャンプで連載されていて、社会現象を引き起こした大人気漫画「デスノート」の、

連載当時の世間の反応と、漫画・デスノートに対する世間の評価について調査したので分かったことを報告します。

 

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漫画「デスノート」連載中の世間の反応

 

連載開始時から、とにかく内容が衝撃的でキャッチーなものだった。
・全国模試1位で正義感の強い天才高校生が、偶然拾ったデスノートで世界中の犯罪者を殺し続ける
・しかも、「僕は新世界の神になる!」とか言っている
・そのやばすぎる高校生のそばで、ニヤニヤしながら面白がっている死神
・謎解きのためには手段を選ばない、世界一の探偵Lのターゲットにされる
こんなエグい内容を少年ジャンプでやっていたんだから、日本中のみんなが注目していた。

 

 

ラスボスであるLが月の前に出てきたら、
普通は「いよいよ月も逮捕されておしまいか…」と誰でも思う。
でも、そこで終わらず、Lと月の壮絶な心理戦が続いて、
月がLの圧迫にも負けずにキラとして活動し続けるのが凄すぎた。

 

 

Lが死んだ週は、ネット上が祭り状態。
デスノートに関する掲示板書き込み量過多のせいで、2chの少年漫画板全体がサーバーダウンし、
そのことが「週刊少年漫画板」という新しい掲示板カテゴリーが創り出されるきっかけになった。
2chの歴史が変わった瞬間。

 

 

ミサが登場した時点から、
・は?萌えキャラの投入かよ?まさかのラブコメ化?
・アホのミサが月の足を引っ張りすぎ
・ミサの言動が物語の緊張感を失わせている
みたいに、不評が多かった。

 

月のデスノートに関する記憶が一時的に消えて、
ヨツバ編に入ってから、
前よりも漫画の人気が少し盛り下がった。
展開上、主要人物が誰も死なないのが明らかだったうえに、
月とLの対決という展開が一時停止していたから。
月とLの最強タッグ誕生!!ってワクワク展開もあったから、これはこれで良かった。

 

 

Lの死後のニアメロ編は、
L編よりも明らかに不評。
Lのキャラクターがあまりにも良すぎたことの反動。

 

L編は、
・机の引き出しの内側に仕掛けを施してデスノートを上手く隠す
・腕時計の中にデスノートの切れ端を仕込む
・レイ・ペンバーを上手く利用してFBIの捜査メンバーを全員殺す
・デスノートの13日ルールをねつ造する
みたいに、トリックの出来が凄く良かった。
それに較べて、
後編は
・大量のキラ信者達にSPK本部を襲撃させる
・偽物のデスノートを本物だとニア側に思い込ませる
みたいに、トリックが大味なんだよね。




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ニアのキャラクター性や能力が、
L劣化版だったのが、
ニア編やニアの人気がいまいちだった原因。
Lが素顔をさらして果敢に月に接近していたのに対し、
ニアは絶対安全の居場所から、遠くから決め打ちしているだけだったり、大金をバラ撒いて逃げたりと、
なんだかやり方が汚い。

 

Lの死につられて、
ニア編では月に備わっていたカリスマ性・凄み・オーラも無くなってしまった。

 

連載当時、ネット上のひねくれた性格のオタク達が糾弾しがちだった点
・ポテトチップスの袋の中に携帯テレビを仕込んでおく
・ジェバンニが一晩でデスノートを偽造したこと

 




連載終了後の、漫画「デスノート」についての世間の評価

 

Lが死ぬまでのストーリー展開・漫画としての完成度が凄すぎる。
L編で殺人ノートの設定の面白さを一気に全部出し切って、
ニア編は、殺人ノートという設定の出がらしみたいなものだから、
評価が悪いのは仕方がない。

 

ニア編も、そこらの凡百の漫画よりもはるかに面白い。
L編が面白すぎたから、ニア編に過度にケチがついているだけ。

 

ニア編は、おそらく編集部からの強い要望による引き延ばし展開。
デスノートが大人気で、話を延ばせば売上がどんどん増える状況だったから。
デスノートの後作のバクマン。(デスノートと作画者・原作者が同一の漫画)で、
漫画家・新妻エイジ&主人公2人が強引な引き延ばしを強く嫌悪していたことからもうかがえるように、
デスノートの作者も引き延ばし強要にはうんざりなんだろう。

 

少年誌的に、大犯罪者の月の勝利エンドはいただけないから、
月の敗北エンドは仕方がない。
そうだけど、敗北エンドに向けてどんどん間抜けになっていく月を見るのが辛かった。

 

おそらくニア編は引き延ばしとはいえ、
それでも全12巻という長すぎず短すぎないボリュームできっちり完結させたのは英断だと思う。
だらだら引き延ばして、
ニアの敗北後、第二・第三・第四のニア的存在の登場!
デスノートを使う者が社会に続々と登場!
みたいなインフレ展開になったら目も当てられない漫画になっていたから。




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ジェバンニが一晩でノートを偽造したことがやたらとネットで叩かれているけれど、
重箱の隅をつついて良い気になりたい陰湿なオタク達の声が大きいだけ。
普通の読者達はニアの説明の中で「へー」と思って流すだけの部分だし、ことさら非難されるような場面でもない。

 

 

原作者のノートの偽造以外のもうひとつの案は、
「デスノートのページの表面に、透明で文字を書けるというフィルムを貼り、そのフィルム上に名前を書かせたので、
名前一覧の中に夜神月の名前が無いという証拠は残るけれど、デスノートのページ上には書かれていないので名前を書かれた人間達は死なない」
というものだったらしい。
その小細工に較べたら、ノートそのものを複製した方が大がかりで感心するから、マシな結果だろ。

 

オカルト的なものが無い普通の現実世界で、
デスノートという超常的な存在が突然出現し、
その存在が一部の人達に認められ、超能力をもつキラの存在が次第に全世界に受け入れられていく、
ってプロセスを話の整合性を保ったまま丁寧に描くって、色々な方面からの慎重な考証が必須だし、非常に難しいと思う。
そういう話を読んでいて、非常に面白かった。

 

「名前を書くと、名前を書かれた人間が死ぬ死神のノート」
という、シンプルでインパクトの強い設定があったから、デスノートは人気が出た。
「もしも自分がデスノートを手にしてしまったら、どうしよう!?」
みたいな、人々の想像をかき立てる上手い設定。

 

月が完全勝利したストーリーと、勝利によるキラ世界の完成と、キラ世界の行く末を見てみたかった。
多分、とんでもないディストピア世界・相互監視社会になっていたと思う。

 

連載終了後、デスノートの実写版映画が公開されたけれど、
映画の終わり方の方が好き。
Lと月の痛み分けという決着で、綺麗に終わっている。

実写版デスノートの終わり方
Lが自分で本物のデスノートに「23日後に、心不全で眠るように穏やかに死ぬ」と自分の本名と死因を書き込み、
自分の死を先約したことによって後からのデスノートによる殺害を無効化し、
Lがレムの手で死んだと思い込んだ月がボロを出すのを待っていた、という終わり方

 

 

ニアというキャラクターは、L劣化版だからこそ良かったと思う。
もしもニアがLより優秀なら
「Lの『世界一の探偵』って触れ込みは何だったの?Lってただの雑魚?Lって無意味に死んだの?」ということになる。
キラはLの後継者を潰すことでLとの完全決着をつけることに執着しているし、ニアを「Lよりはるかに劣る」と見なしていて、Lを尊敬している節がある。
ニアも「自分単独ではLに及ばないと分かっている」「何としてでもLのかたきを打ちたい」とLを尊敬している。
2部において、上記の事柄によってLをただの過去の人にせず、ストーリー全編を通してLの偉大さを示すために、劣化Lであるニアは重要な存在。

 

 

月の行動や思想は果たして正義だったのか、悪だったのか、
作中でも答えは出ていないし、(悪人はこの世から完全に消えるべきという月の主張に対し、ニアは「いや、お前はただの人殺しだろ」と言って、主張内容を論理的に否定できていない)
月の是非を問う議論がいまだにネット上でされているから面白い。
ニアはデスノートで魅上を操って殺したのか、殺していないのか、という謎も残されている。
そういう、みんなの関心を引き寄せ、議論の余地が大きい作品であることが、名作の特徴。


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