信頼性の高い性格診断・MBTIにおいて、責任感が強く、意志の強さと行動力で集団を引っ張っていく「ESTJ」という性格型の特徴と適職について調査したので分かったことを報告します。
ESTJ型の性格の特徴
- とにかく意志が強い
- 「悲観」「甘え」「泣き言」などに流されることなく進み続ける
- 責任感がある(ESTJ型は「責務」というものを特に重んじ、真剣に捉えている)
- 物事に挑戦的な態度
- 公正な態度
- 約束をきちんと守るなど、誠実な態度
- 社交的
- ルール・規則・伝統を厳格に守ろうとする
- 組織への帰属意識が強く、組織内のルールや規則を遵守しようとする
- 危機意識が強いため、事前に計画や対策を立てることに意欲的
- 約束の時刻や、締め切りの時間をきっちり守ろうとする
- 健康管理に気を遣う
- 「他者の甘えた態度や考え方」に容赦がない
- 「上からの圧力などが原因で、不公平であったり、公正でないこと」がESTJ型が激怒する主な理由パターン
- ESTJ型は「自分の地位が高く、かつ、地位の高さを証明するステータスシンボルを所持している状況」を至福だととらえる
- MBTIにおいて、ESTJ型は「Supervisor(監督者)」と名付けられている。
ESTJ型の他の呼び名は「幹部」「管理社会の申し子」「誠実なデキる管理者」「責任を果たす人」など。
- 強固な意志をもって物事をやり遂げようとする
- 物事を計画的に進めて成し遂げることができる
- リーダー適性がある
- ただし、組織のルールと行動戦略を逐次創造していく経営者のようなリーダーよりも、
用意されたルールの下で現場でメンバー達をまとめるリーダー役の方が向いている
- ただし、組織のルールと行動戦略を逐次創造していく経営者のようなリーダーよりも、
- 堅実に行動できる
- 決断力がある
- 「自分は何をするべきか」を日々心得ている
- 客観的な事実・数値・推論をもとに行動でき、希望的観測やあやふやな情報にまどわされない
- 他者の感情や、「その人が、不得意なせいでやることが無理なこと」にあまり配慮しない
- 意地っ張りなところがあり、ちょっと頑固
- 他人への細やかな配慮・気遣いが苦手
- 他人に対して厳しい態度を取りがちなので、そのせいで他人に嫌われやすい
- せっかちなところがある
- 場を仕切りたがるせいで、その場の人達に迷惑に思われることが多い
- ルールや倫理観にとらわれすぎるせいで融通が利かない
- オリジナリティーがある提案・判断・視点などが不得意
- 権威主義(もっぱら権威に価値を認める主義)におちいりがちで、そのせいで多種多様な価値観や考え方を認めることが難しい
- 家庭の中で「頑固親父」「横暴なママ」のような存在になりがち
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Eの外向型(Iの内向型とEの外向型の2パターンのうちのEの方)、
Sの現実型(Nの直感型とSの現実型の2パターンのうちのSの方)、
Tの思考型(Fの感情型とTの思考型の2パターンのうちのTの方)、
Jの規律型(Pの柔軟型とJの規律型の2パターンのうちのJの方)、
という組み合わせでESTJになる。
ESTJが属する「SJ型(エピメテウス型、と分類される)」のそれぞれの特徴
SJ型
ESTJ 現実的で実用主義。地位は高くなりがち。秩序と規則を守る。地域社会の中心人物。行政官。
ISFJ 物静か。規則が大事。面倒見がいい。管理好き。システム管理者。
ISTJ 信頼できる質実剛健の人。無口で辛抱強い。ルールや秩序、約束を守る。重役。
ESFJ 社交家。母性的。面倒見がいい。世話好き。販売員。
- SJ型のエピメウス型以外の公式名は「保護者気質」
- 他者に奉仕・貢献したいという気持ちが強い
- 組織への所属欲求が強い
- 「備えあれば憂いなし」が信条であり、用意周到
- 伝統・常識・ルールなどを重視する
その人間は全16種類の性格型の1つに分類できるとする「MBTI性格診断」
16種類のそれぞれの性格の簡潔な解説図
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ESTJ型の2つの特筆点
1「ESTJ型は『集団のリーダー』『仕事ができる人』のどちらにもなれる」
- 強靱な意志
- 強い目的意識
- ルールを守る、公平な考え方と態度
- 行動が課題中心的であり、どんどん問題を解決していく
- 物事を計画的に進めることができる
- 希望的観測に流されず、堅実かつ現実的に行動できる
ESTJ型の大きな特徴が、「集団のリーダー適性が高いこと」と、「行動力や意志の強さに裏付けられた問題処理能力の高さ」です。
ESTJ型は、その人の能力や周囲との人間関係が上手くハマれば集団行動や仕事において大いに活躍できる、秀逸な人材と言えます。
ESTJ型の年収見積もりも、全16種類の性格中で第二位と、目を見張る高評価を受けています。
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2「ESTJ型が悲惨な状況に追い込まれる時は『当人の能力が不足している場合』」
- 他人にずけずけと物を言ってしまったり、他人への指示の言い方に配慮しないことがあるので、他人の気分を害しやすい
- 行動計画を立てる時に「将来を見据えたビジョン」が欠落している場合が多く、目先しか見えていない行動計画だった場合、下手すると猪突猛進のような計画になってしまう
- 「目的の達成」と「規則やルールを遵守すること」をアピールして集団を引っ張ろうとするが、そのことを「辛い」「息苦しい」と感じる人達が少なからず存在する
などが、ESTJ型がみんなの反感を買いやすい理由
ESTJ型に備わっているリーダーシップが有効に働く場合は、ESTJ型のその人に十分な能力があってみんなを正しく導くことができる時です。
能力さえあれば優秀なリーダーになれるので、多少の高圧的な態度や物言いは大目に見てもらえます。
ESTJ型のその人に能力が不足している場合、計画や行動方針が穴だらけになってしまい、
みんなからは「ただの仕切りたがりの、うるさい人」と見なされることになってしまいます。
ESTJ型の適職
- 高度専門職
- 「弁護士」「司法書士」「医師」「薬剤師」「経営コンサルタント」など
- 公務員
- 「地方公務員」「国家公務員」など
- セールスにたずさわる職業
- 「販売業」「営業」「保険代理業」など
- IT関連の職業
- 「プロジェクトマネージャー」「システムアドミニストレータ」「システムアナリスト」「データベースエンジニア」など
- 技術を必要とし、かつ、身体を動かす職業
- 「農業」「土木作業」「建設工事関係」「大工」「運動コーチ」「警察官」「自衛官」など
- その仕事をするうえで、ルールや規則がはっきりと設けられている
- ルールや規則を遵守することが高く評価される
- 社内で同僚と、ノルマ達成度や人事評価の競い合い・較べ合いができる
- 「社会的地位が高い」「権威ある立場」のような職業だったり、会社内でそのような立場を目指すことができる
- ESTJ型と同じように「真面目」「勤勉」「誠実」といった特徴をもつ人達が集まる職場
- 短期・中期・長期それぞれの目標が、上の立場の人達によってあらかじめ設定されていて、自分はその目標を達成するために一生懸命動くだけで良い
- はっきりとしたピラミッド型の組織であり、自身が出世できれば上司として権限をふるうことができるようになる
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MBTIの性格診断と合わせて診断すると、より自身の強みと適性をはっきりさせることができるようになります。
ESTJ型の適職の共通要素を含んでいる職種を発見できた場合、それがESTJ型の適職であるので、
ESTJ型の適職の共通要素と職業一覧表などを見比べて、適職を発見できるように行動していきましょう。
当ブログでの、ESTJ型の能力と性格と適職について補足説明をする記事↓も合わせてご覧下さい。
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