ソーシャルゲームで、ゲーム内課金をする人達の特徴と課金理由を調査したので分かったことを報告します。
ソシャゲで課金する理由と、課金する人の特徴
ソーシャルゲームで、課金する理由
- 課金することで、レアカードの当選確率が高い特別なタイプのガチャを引けるようになり、その特別なガチャでレアカードをゲットしたいから
- 課金をすると、便利なゲームアイテムが利用できるようになるなどの理由からゲームキャラクターを効率良く育成させることができ、
強くさせたキャラクターを、ランキング順位などによって他のユーザー達に自慢したいから - 課金をすることでゲームキャラクターを手っ取り早く強化することができ、
強くさせたキャラクターで、無課金ユーザー達のキャラクターを蹴散らして良い気分になりたいから - 課金をしてゲーム内での優遇措置を受けないと、現在のゲーム内地位を維持できないから
- そのソーシャルゲームのファンなので、お布施としてゲームメーカーへお金を支払いたいから
ソシャゲで課金する人の特徴
- 「仕事や学業が忙しくて自由時間があまり無いので、課金することでサクサクとゲーム内ストーリーを進行させたり、手っ取り早くゲームキャラクターを強化したい」
という状況の人 - 承認欲求がかなり強く、課金によってゲームキャラクターを強化することでランキング順位内にランクインしたり他のユーザー達を圧倒し、そのようにしてゲーム内で目立ちたい人
- 資産に余裕があるので、多少の課金ならば問題にもならない人
- 負けず嫌いな性格だったり、物事に熱くなりやすい性格
- ソーシャルゲーム内で他のユーザーとのバトルで敗北が続いたり、無料ガチャで目当てのカードが出ないと、上記の性格のせいで課金をしてしまう
ソーシャルゲームで課金をしない人達の特徴
課金をしない人達の特徴
- ソーシャルゲームを「無料で遊べる、暇つぶし用のゲーム」としてとらえているため、課金するつもりが最初から無い
- 「いったん課金をしてしまうと、以後歯止めが利かなくなりそうで恐い」と感じている
- ソーシャルゲームのログインボーナスアイテムや、定期的に無料配布されるゲーム内アイテムでほどほどにゲームプレイできれば、それで満足している
ソーシャルゲームでの、課金による優遇措置の例
「ガチャを引くためのゲーム内アイテムを、課金によって購入できる」
- 魔法石
- オーブ
- 宝晶石
- 魔導石
- ラブカストーン
などの名称
ソーシャルゲームで課金をすると、上記のような名称のゲーム内アイテムを購入でき、それを使ってガチャ(くじ引き形式でカードやアイテムを引き当てること)を行うことができます。
多くの場合で、魔法石やオーブなどのガチャ用アイテムはユーザーに定期的に無料配布されますが、
無料配布分の数量だけではガチャでレアカードやレアアイテムを引き当てることは確率的に困難であるため、
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レアカードやレアアイテムが欲しければ課金することで大量のガチャ用アイテムを用意する必要が出てきます。
「レアカードやレアアイテムが当たりやすい、特殊なガチャを引ける」
通常のガチャとは別種の、レアカードやレアアイテムの当選確率が高い特殊ガチャを、課金によって引けるようになります。
「ゲームのプレイが快適・有利になる特別措置を受けられるようになる」
- ゲームキャラクターのスタミナが、課金アイテム(課金によって購入したゲーム内アイテムのこと)によって全快するようになる
- ゲームプレイによってキャラクターのスタミナが枯渇すると、現実時間の○時間待たないとスタミナが回復せずにゲームプレイできなくなってしまうが、
課金アイテムの効果で即座にスタミナを回復させ、ゲームを続行できるようになる
- ゲームプレイによってキャラクターのスタミナが枯渇すると、現実時間の○時間待たないとスタミナが回復せずにゲームプレイできなくなってしまうが、
- クエスト中にゲームオーバーという事態になっても、課金アイテムを使うことでその場でコンティニューができ、そのことでゲーム内クエストをクリアしやすくなる
- ゲームキャラクターやゲームアイテムの保有枠数を課金アイテムによって拡張することができ、
拡張したことでより多くのキャラクターやアイテムを所持できるようになる - 「1日に進めることができるストーリーは少しだけ」というもともとの制限を、課金によって取り払い、無制限にストーリーを進めることができるようになる
「魅力的なゲーム内アイテムを購入できる」
- ゲームキャラクターの取得経験値が1.5倍・2倍・2.5倍…になるゲーム内アイテム
- ソーシャルゲーム内の自身のアバターに着せる服や、帽子やくつや武器などの装飾用アイテム
- 「現実時間の○日が必要」というゲーム内の条件に対し、必要な時間をかけなくても即座に目的を達成できるゲーム内アイテム
などが例
現実社会の変化に合わせて登場した、ソシャゲのビジネスモデル
現実社会の変化
- 国民のほとんどの人が、「スマートフォン」というゲーム機としての役割も果たせる端末を持つようになった
- 「わざわざゲームハードを購入し、そこからさらに、ゲームソフトを購入する」というタイプの人が昔の時代よりも少なくなった
- 「まずは無料でゲームを遊んでみて、そのゲームを気に入ったらお金を支払っても良い」と考えるタイプの人が昔の時代よりも多くなった
- 「みんなに、自分という存在を認めてもらいたい」「集団の中で、自分が目立ちたい」と考えるタイプの人が現代社会ではかなり多い
「現実社会の変化」に合わせた、ソシャゲのビジネスモデル
- 国民のほとんどが所持しているスマートフォンをゲーム機とすることにより、人々がソーシャルゲームをプレイするための敷居を低くする
- ゲームプレイのために、わざわざゲームハードを用意する必要が無くなる
- 「基本プレイ無料」というスタイルにすることで、より多くの人達にゲームをプレイしてもらい、そのことで課金してくれるプレイヤー数の総数を増やす
- 「課金をすれば、ただそれだけでレアカードやレアアイテムを手に入れたり、無課金ユーザー達を圧倒できてランキング上位者になれるなど、手軽に承認欲求を満たすことができる」
という仕組みがゲーム内に取り入れられている- ガチャで引き当てたレアカードや、ゲームキャラクターのステータス画面を、スマートフォンのスクリーンショット機能で撮影し、
その撮影画像をSNSやLINEをはじめとしたインターネットコミュニケーションツールで公開することで、簡単に人々の注目を集めることができる
- ガチャで引き当てたレアカードや、ゲームキャラクターのステータス画面を、スマートフォンのスクリーンショット機能で撮影し、
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ソーシャルゲームの「基本プレイ無料」というビジネスモデルは、
業界では「フリーミアム」という名称が付けられています。
フリー(基本的機能をフリー=無料で提供すること)+プレミアム(より高度なサービスについてはプレミアム=割増金を支払ってもらうこと)
の2つを合わせた造語です。
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ソーシャルゲームにおける、全プレイヤーに対する課金ユーザーの割合は、
少なくて2%程度、だいたいの場合で5%程度、多くても10%程度が限度、
と言われています。
課金する人の割合は小さいとしても、一部の重課金ユーザーを確保することができれば多大な利益を上げることができるというビジネスモデルが「フリーミアム」であり、
課金してくれるユーザー達を獲得するための、ユーザーが課金したくなるようなあれこれの仕掛けがソーシャルゲーム内に施されています。
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