みんなに好かれる主人公や、作品上のキャラクターの特徴について調査したので分かったことを報告します。
みんなに好かれる主人公・キャラクターの特徴
「明るい性格で、好感が持てる人柄をしている」
- 性格が明るい
- 仲間思いで、仲間を助けるために体や命を張ることができる
- 考え方や態度が、うじうじしていない
- 性格が純粋であり、変な先入観やひねくれた見方をせずに、色々な物事をあるがままに受け入れている
などが主な特徴の例
「明るい性格で、好感が持てる人柄をしている」キャラの好例
「ルフィ(漫画『ONE PIECE』の主人公)」
「行動全般がぶっ飛んでいる」
- 常識に縛られることなく、ある種の「滅茶苦茶な行動」を繰り返す
- トラブルメーカーそのものだが、それと同時にストーリーを動かす主役も担っているため、ストーリーへの貢献度が大きい
- 欲望全開といった感じの性格であることが多く、読者・視聴者がやりたくてもできないことを代わりにやってくれる
- 行動のスケールが常に大きいため、読者や視聴者が驚いたり感心して、そのキャラクターに好感を持つことが多くなる
- 変に達観していて冷めていて大した行動を起こさないキャラは、嫌われることが多い
- やりたい放題であったとしても、のちのち必ず痛い目を見てきちんと罰を受けるため、読者・視聴者に嫌われることが少ない
などが主な特徴の例
「行動全般がぶっ飛んでいる」キャラの好例
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「両津勘吉(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公)」
「読者や視聴者が、あこがれるキャラクター」
- 性格や、行動全般がハードボイルドなものであり、渋くてかっこいい
- 無敵に近い強さや、そのような強さを発揮できる特殊能力をもっている
- 実力があり、何でも上手くこなせるので頼りになる
- 悲惨な過去があったり、現在悲惨な状況でも、そのような人生の状況に懸命にあらがい続けている
- 「自分の不始末は、きっちり自分の手で解決する」というような、責任感がある行動を取ることができる
- 立場が下の者へ長ったらしくて嫌味が多い説教をして屈服させるのではなく、無言の行動で手助けしてあげる
などが主な特徴の例
「読者や視聴者が、あこがれるキャラクター」の好例
「ルパン三世(漫画・アニメ『ルパン三世シリーズ』の主人公)」
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「読者や視聴者が、自己投影できるキャラクター」
- 「なまけたい」「だらけたい」「恐い」「選択肢を前にして迷うこと」といったそのキャラが抱える人間的な弱さが、
読者や視聴者が自己投影できるため、人気がある - 楽しい時は笑顔を見せ、怒った時はイライラしたり激昂し、悲しい時は落ち込んだり涙を流すなど、情緒が豊か
- 「やれやれ…、といった態度」「物事に消極的な態度」のキャラクターも、それに自己投影する大人や少年少女は多いため、一定の人気がある
- ただし、「同族嫌悪」「近親憎悪」の感情が起きてしまうほど、性格に嫌な部分は含まれていない
などが主な特徴の例
「読者や視聴者が、自己投影できるキャラクター」の好例
「野比のび太(漫画『ドラえもん』の副主人公)」
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「意外なギャップがあるキャラクター」
- 普段はとぼけた性格や態度だが、意外と内面は真摯であり、やるときはやる
- 普段はあくどいことばかりしている悪人だが、身内には親切で優しい
- 普段はクールで行動全般が賢明だが、譲れない信念のためならばひたすら愚直になったり熱くなる
などが主な特徴の例
「意外なギャップがあるキャラクター」の好例
(画像左側の人物の)「岡部倫太郎(ゲーム『STEINS;GATE』の主人公)」
「その他、魅力的な主人公やキャラクターの特徴としてよく挙げられるもの」
- 一般的な正義感や倫理観のために行動するのではなく、自分個人の願いのために行動し続けている
- 顔の造型が二枚目半(かっこいい二枚目には少々届かない、という顔)
- 自分にとって大事なもの(信念・プライド・大切な仲間など)を守るために戦い続けている
- 倫理観がまともであり、サイコパス的な行動や考え方を起こさない
- そのキャラクターの人格・性格が明確に確立されていて、性格上、キャラの行動の1つ1つが自然なものであるため、言動に強い説得力がある
- 自分の実力のほどや身のほどをしっかりとわきまえていて、
そのおかげであまりイキることもなく、自分にできないことは仲間に頼んだり、目上の人にはちゃんと敬意を払う - 読者や視聴者のほとんどが「このむかつくキャラを潰すべき・殺すべき」と思っているキャラを、期待通りに潰したり殺したりする
- 読者・視聴者の意に沿わずに、優柔不断な態度や中途半端な優しさなどでむかつくキャラを見逃したりすると、嫌われることが非常に多くなる
- 憎い敵への復讐のために、自身の命も未来も倫理観も全てかなぐり捨てている
- アウトローな生き方をしつつも、自己責任の精神を常に忘れず、日頃の悪行のせいで追いつめられて後が無くなったら粛々とした態度で滅びる
魅力的なキャラクターの、6つの本質的要素
6つの本質的要素
- 有能であり、優れた能力・才覚で問題を次々と解決できる
- 能動的な態度であり、自分から動いてストーリーを先へと進めたり、仲間達を牽引(けんいん)していく
- 行動や考え方が首尾一貫していて筋が通っており、ブレない
- そのキャラクターの「物語全編を貫く、行動の動機」がきちんと示されていて、消費者がキャラの動機をすぐに理解することができる
(確たる動機も無く、ただ展開に流されているだけのキャラは嫌われやすい) - 性格が真摯・あるいは好きな事や欲望に忠実であり、
その人物の行動原理がわかりやすいおかげで周囲のキャラ達に信頼されているし、消費者達にも信頼されている - 迷わずに淡々とやるべきことをこなしていく、プロフェッショナル気質(この項目は、作品による)
魅力的なキャラクターの種類や、魅力の要素の種類は多種多様ですが、
多くの人達が認める魅力的な主人公達やキャラクター達には、上記の6つの要素のいずれかが備わっていると考えられます。
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