科学実験で明らかになった「運が良い人の特徴」について調査したので分かったことを報告します。
科学的実験から判明した、運が良い人の2つの特徴
1「運が良い人は、挑戦することに前向きで、直感力を鍛えている」
- 「新しい経験」を、肯定的に受け入れる
- 「挑戦をすること」に前向きな態度
- 外向的
- あまり神経質ではない
ハートフォードシャー大学(イギリスの国立大学)の、心理学教授のリチャード・ワイズマンが1000人以上の被験者を対象に運不運をテーマに実験し、判明した実験結果
「運」についての複数の実験で繰り返し得られる結果が、
「運が良い人は、直感力が優れている」
という結果です。
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積極的に挑戦して多くの成功・失敗を積み重ねた結果、過去の豊富な経験から「成功しそうなタイプの物事」「失敗しそうなタイプの物事」を直感的に判断できるようになり、
直感的に失敗する物事を避けて成功する物事を選択できるので、その状態を客観的に見ると「運が良い」という状態になるのです。
参考:リチャード・ワイズマン教授が長年の研究で発見した、運が良い人の4つの基本原則
- 「チャンスに気付く能力」「自らチャンスを作る能力」が優れている
- 直感に従って物事を判断する
- 前向きに物事を予測し、そのことで自らが期待する良い結果を招き寄せる
- 快活な態度であり、その態度で不運を幸運へ変えることができる
英紙「The Telegraph」で公表された、ワイズマン教授の研究成果の記事が出典
2「運が良い人は、観察力が高く、生活の中に散りばめられたヒントを見逃さない」
上記の項目と同じく、心理学教授のリチャード・ワイズマンが行った運にまつわる実験で、
「運が良い人達は、周りに存在しているチャンスに敏感、という特徴をもっている」ということが判明しています。
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- 「自称、運の良い人達」と「自称、運の悪い人達」のそれぞれに、実験用の「新聞」を渡し、
その新聞の中に写真が何枚あるか?を数えてもらい、数え終わるまでの時間を計測した - 「自称、運の良い人達」は、ほぼ5秒程度で正解することができた
- 新聞の2ページ目には、『数えるのをやめて下さい。新聞には43枚の写真があります』と大きな見出しの記事があり、それに気付くことができればいちいち写真を数えることなくごく短時間で正解することができた
- 「自称、運の悪い人達」は、正解までに約2分間を要した
- 新聞の2ページ目にある、正解のためのヒント情報に目が向かなかったため
- 同実験で、別の実験用新聞を「自称、運の良い人達」と「自称、運の悪い人達」のそれぞれに渡し、
その新聞には途中に「この文章を発見したことを研究者に伝えると、賞金を250ポンドお渡しします」と大きな見出しで書かれており、
「自称、運の良い人達」はそれに気付いて賞金を手にしたが、「自称、運の悪い人達」は誰も見出しに気付かずに賞金を手にできなかった
運が良い人達は、
「観察力が優れていて、散りばめられたヒントを集めて解答を導き出すことができる」「何か良いチャンスが無いか、常に周囲に注意を払っている」
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と、昔から各方面で指摘されています。
その指摘が正しいことは、本項目の実験からも明らかです。
以上を踏まえた、運が良い人と悪い人の「直感力」「ヒントへの感度」の違い
「直感力」についての、運が良い人と悪い人の違い
運が良い人の特徴
「この物事は、良い予感がする」「このやり方は、悪い予感がする」と、
手を付ける前に直感して、良い結果をもたらす物事を選び取ったり、悪い結果をもたらすやり方を事前に避けることができる。
いわゆる「勘が良い人」「勘が鋭い人」という状態になっている。
運が悪い人の特徴
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その物事やそのやり方の良い悪いを直感することができず、
良い結果をもたらす物事をスルーしてしまったり、悪い結果をもたらすやり方を選択することが多くなる。
いわゆる「勘のにぶい人」「その分野のセンスが無い人」という状態になっている。
さらに、その物事の結末を直感しにくいせいで、
ほとんどの人が「どう考えてもその道は間違っているだろ」と思うような的外れな選択(たとえば、客観的には完全に無意味な事柄に情熱を傾けることなど)をして、不幸になってしまうことも多々ある。
「ヒントへの感度」についての、運が良い人と悪い人の違い
運が良い人の特徴
- ネット上での情報
- ニュース番組やTV番組での、その物事の取り扱われ方
- 身の回りの人々のうわさ・評判
- 自分が今居る、その場の雰囲気・空気感
- 自身の行動範囲内で目に付く物事(広告・ポスター・お店の商品など)
運が良い人は、たとえば上記の物事から複数のヒントを得たり、チャンスを発見して、
良い結果をもたらす物事を選び取ったり、悪い結果をもたらすやり方を事前に避けることができるようになります。
運が悪い人の特徴
運が良い人と同じモノを見ていても、そのモノの中にひそんでいるヒントやチャンスに気付くことができず、
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良い結果をもたらす物事をスルーしてしまったり、悪い結果をもたらすやり方を選択することが多くなります。
また、運が悪い人は物事を否定的にとらえる傾向が強くあり、
たとえヒントやチャンスの存在にうすうす気付いたとしても、「どうせ失敗するに決まっている」「どうせヒントやチャンスの読み間違いに決まっている」「どうせ自分には無理」と決めつけて、せっかくのヒントやチャンスをスルーすることが多くなります。
さらに、
「ヒントへの感度」は、「直感力」と密接な関係にあります。
- ヒントへの感度が高いおかげで、その物事の良し悪しを判断するための多くの情報が蓄積する↓
- 「この物事は、良い予感がする」「このやり方は、悪い予感がする」と直感することができるようになる
- たとえ意識上ではっきりと直感できない場合でも、「なんだかちょっと良さそう」「なんだかちょっとヤバそう」といった程度の判断のための重大な感覚は十分に浮かんでくる
「ヒントへの感度が高い」という能力から派生して、「直感力が優れている」という能力が生まれている、と考えられます。
運が良い人になる方法は、とにかく「挑戦すること」
- 挑戦をすることで、良い結果を得られる(=幸運な結果を得られる)確率が飛躍的に高まる
- 挑戦を続けて、勝ち負け・試行錯誤を繰り返していくと、
過去の豊富な経験から「その物事が上手く行きそうか、それともダメそうか」を直感的に判断するための直感力が鍛えられていく - 挑戦を続ける過程で、「ヒントやチャンスへの感度」も強化されていく場合が多く、そのおかげで、幸運を掴むために不可欠な直感力がさらに向上していく
- さらに、挑戦を続けて成功体験を重ねていくと、「自分の判断を信じる能力」「目の前に現れたチャンスに、臆せずに飛びつく能力」などが身につき、挑戦においてさらに成功しやすくなる
たとえば、「天は自ら助くる者を助く(他人に頼らず自立して奮闘努力するものを、天は助けて幸福を与える)」など、
幸運になる人は幸福がある場所へ向かって自ら進んでいる、といった趣旨のことが昔から各方面で語られています。
挑戦を続けることで、上記で解説したように幸運な結果を実際に得やすくなります。
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