「賭博黙示録カイジ」「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」「銀と金」などの漫画で有名な、
大人気漫画家・福本伸行(ふくもと のぶゆき)の漫画の魅力について調査したので分かったことを報告します。
福本漫画の、4つの魅力
1「絶大なインパクトをもつ、独特のセリフ」
福本漫画の作中でたびたび出てくる箴言(しんげん、いましめとなる短い句・格言のこと)を読み、
自身の人生を改善させるための大きなヒントを得た、
という人は大勢います。
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2「同じくインパクト絶大な、特殊な絵柄」
福本漫画の絵は、明らかに他と一線を画す、非常に特殊な絵柄です。
この特殊な絵柄のキャラクター達が作中で名言を連発することが、福本漫画に備わっている唯一無二の個性だと言えます。
3「登場人物達の内面がありありと伝わってくる、秀逸な心理描写」
- 焦燥感
- 後悔
- 恐怖
- 混乱
- 敵意
- 覚悟
- 歓喜
などが、福本漫画で表現されることが多い感情
福本漫画では、独特の言葉選びによって組み立てられた印象的なセリフと、キャラクターの絶妙な表情により、
登場人物達の心理が読者に鮮明に伝わってきて、そのことが読者には非常に面白く感じられます。
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4「作中オリジナルのギャンブル」
- Eカード
- 限定ジャンケン
- 人間競馬
- 電流鉄骨渡り
- 金の橋
- 誠京麻雀
- 鷲巣麻雀
などが一例
作中にオリジナルのギャンブルが出てくることは、福本漫画の恒例になっています。
「特殊なルールのギャンブルを、ルールを守りながらどう切り抜けるか?」という注目点が福本漫画の魅力の1つであり、
それと同時に、
仮にギャンブルで敗北すると「死ぬほどの額の借金を背負わされる」「廃人になることが確実の過酷な労働施設へ送り込まれる」「殺される」といった悲惨なペナルティーが科せられる場合がほとんどであるため、
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極限状況でギリギリの勝負をしている人間達の特殊な心理模様が、福本漫画の見所になっています。
福本漫画で、特に人気が高いキャラクター達
伊藤 開司(いとう カイジ)
- おそらく、数ある福本漫画のキャラ達の中で、最も有名なキャラクター
- 基本的には、真面目な労働を嫌う怠惰なダメ人間
- 「自身の将来や命がかかったギャンブル」という条件下で、たぐいまれなギャンブルの才能を発揮し、危機を切り抜けることができる
「カイジシリーズ」の主人公の、カイジです。
福本漫画が世間で話題になり始めた発端は「賭博黙示録カイジ」であり、カイジというキャラクターを知っている人はたくさんいます。
カイジの名言
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赤木しげる(あかぎ しげる)
- 「100年に1人の天才」と称されるほどの博才をもつ、福本漫画の各キャラクターの中で最強の一角を占めている超人的なギャンブラー
- 敵とのギャンブル勝負の結果、数千万円以上の大金を得る事が多いが、赤木自身はお金儲けには興味が無く、自身が夢中になれる極限の死闘を追い求めているだけ
- 生存することへの執着心が薄く、死に対する恐怖心が生まれつきほぼゼロ
赤木しげるは、もともとは「天 天和通りの快男児」の中での登場人物の一人であり、
別の漫画作品「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」で、作品の主人公として赤木の青年時代が描かれました。
赤木しげるの名言
鷲巣巌(わしず いわお)
- 青年期の赤木しげると、全財産の約60億円と自身の命を賭けて勝負した名悪役の老人
- 超絶的な麻雀の技巧をもつ赤木と比較すると、鷲巣の麻雀の腕は数段劣るが、人智を超えた運の強さをもち、総合的な実力は赤木と同格
- 自身の愉悦のために麻雀勝負で何人もの若者を殺しているが、鷲巣自身にたしかなカリスマ性と才覚が備わっていて、部下達からは崇拝されている
「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」での登場キャラクターです。
福本漫画には、
「大金持ちで、趣味で他人をいたぶる、狂気に染まった老人」
がひんぱんに登場しますが、鷲巣巌もそのタイプの老人キャラクターです。
鷲巣巌の名言
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平井銀二(ひらい ぎんじ)
- 卓越した経済感覚と知性、数百億円もの資産をもつ、裏社会での大物
- 頼りになる風格が備わっていて、カリスマ性がある人物
- 作中のキャラ達と、ネット上のファン達からは「銀さん」の愛称で親しまれている
「銀と金」の中での副主人公であり、福本漫画の中でもひときわ記憶に残る、かっこいい男性キャラクターです。
平井銀二の名言
初心者におすすめの福本漫画と、上級者におすすめの福本漫画
初心者におすすめ
- カイジシリーズの前半
- 「賭博黙示録カイジ(全13巻)」「賭博破戒録カイジ(全13巻)」のこと
- 最強伝説 黒沢(全11巻)
これらの作品は、
- 「作中オリジナルのギャンブル」で勝負するため、「麻雀」のゲームルールが分からなくても問題無く読める
- 福本漫画の箴言や心理描写が作品中にしっかりと含まれている
などの理由で、福本漫画の入門用におすすめです。
上級者におすすめ
- カイジシリーズの後半
- 「賭博堕天録カイジ(全13巻)」「賭博堕天録カイジ 和也編(全10巻)」「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(全16巻)」「賭博堕天録カイジ 24億脱出編(連載継続中)」のこと
- 天 天和通りの快男児(全18巻)
- アカギ 〜闇に降り立った天才〜(全36巻)
- 銀と金(全11巻)
- 「賭博覇王伝 零(全8巻)」「賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(全10巻)」
- 無頼伝 涯(全5巻)
- 新黒沢 最強伝説(連載継続中)
これらの作品は、
- ストーリー上に「麻雀」が深く関わってくる場合があり、麻雀のゲームルールが分からない人にはかなり読みづらい
- ストーリーが間延びしていて、読んでいて退屈感を覚える可能性が高い
- 子ども向けの内容であり(「賭博覇王伝 零」「賭博覇王伝 零 ギャン鬼編」や「無頼伝 涯」などがこれに該当する)、福本漫画の人生の箴言や心理描写を期待して読むとがっかりする可能性が高い
といった理由から、上級者向けに分類されます。
もしも、福本漫画の人生の箴言や心理描写がはっきりと表現されている「濃い福本漫画」がご希望であれば、
「銀と金」
「天 天和通りの快男児」
「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」
の3作品を推奨します。
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