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医学生が大変なことでありがちな、解剖学実習など6つのこと

 

医学部医学科で勉強している医学生達が体験する、医学部時代で特に大変なことについて調査したので分かったことを報告します。

 

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医学生にありがちな、6つの大変なこと

 

1「講義の期末試験の試験範囲が広すぎて、地獄を見る」

  • 1つの講義の試験につき「試験範囲が500ページ以上の分厚い教科書1冊分で、なおかつ試験勉強のための時間が約1週間」という事態がザラにある
    • 正攻法で試験範囲を暗記しようとするのは優秀な医学生でもとても無理であるため、同期や先輩の医学生達とのコネクションをフル活用し、
      テストの過去問をどうにかして入手したり、仲間同士で分担してテスト攻略のための資料作りをするしかない
  • 医学科での期末試験対策は、その講義の過去問を3年分ほど入手して解き、そのことで出題傾向を把握しておく(3年分解いておけば試験に出題される種類の問題をほぼ網羅できる)、というものが基本的対策となる

 

 

 

 

2「必修講義の単位を落とせない、というプレッシャーがキツすぎる」

 

  • 医学科では、必修科目の講義で「期末試験で、合格基準点を下回る」「講義に、必要な日数出席していない」などの理由で単位を落とすと、
    その時点で「留年」が確定してしまうという、他学科には無い厳しい規定が存在する
  • 医学科では同じ学年で2留してしまう(たとえば、2年次ですでに1留していて、その後2年次でもう一度留年が決定してしまう)と、その時点で退学処分を受けるため、
    留年と留年による退学処分を避けるために、必修科目での期末試験は異常なプレッシャーのもとに試験対策をしなければならない

医学生達を最も苦しめるものの1つが、「広範な試験範囲の必修科目試験」が、同時期に複数課せられる、というものです。

必修科目の単位は絶対に落とせないため、仲間の医学生達と連携して試験対策をするなど、相当に要領良く立ち回ることが必須になります。

 

 

 

 

3「解剖学実習で心身がひどく疲労する」

 

  • 献体(本人の意思により死後その遺体を医学の教育・研究用に無償で提供されたもの)をメス等で解剖することは、
    グロテスクさや、自身の倫理観を傷つけるせいで、精神的負荷が非常に大きい
  • 献体を保存しているホルマリン液が献体から揮発し、それが自身の目や喉を刺激して痛みを覚えたり、ホルマリンの臭気で不快さを覚える
  • 解剖実習が19時くらいまで実習が続くことが多く、生活スケジュールを圧迫する

医学科では解剖学実習以外にも「法医学実習」「薬理学実習」「組織学実習」など多種多様な実習があり、

医学科の2年次では1週間のうち、ほぼ毎日何かしらの実習をするという学習カリキュラムが組まれています。




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実習は夜まで終わらないことがザラであるうえに、実習後はレポート(実習の結果や所見を報告書としてまとめた書類)の提出義務があります。

レポートの作成にはかなりの労力・時間がかかるので、多数の実習が存在することそのものが医学生の負担を大幅に引き上げています。

 

 

 

 

4「5年次から始まる、病院でのポリクリが大変」

 

  • ポリクリとは、実際の病院で各診療科をローテーションで臨床実習をし、自身も患者を受け持ち、その経験を自身が将来進む診療科を決定するための参考にすること
    • ポリクリという用語は、ポリクリニック(ドイツ語で総合病院を指すポリクリニック)の略語
  • ポリクリでは、医師が行う手術を医学生達が見学したり、医学生が実際に患者達を前にして予診(本格的な診察をする前の予備的な診察)をしたりする
  • ポリクリでは2~3週間につき1つの診療科を臨床実習するが、
    それぞれの科の毛色が大きく異なり、そのせいで「慣れることで負担が軽減されること」がほぼ起こらず、辛い

これまで大学内の医学科で座学メインで勉強していたのに、

大学病院で患者達や指導医と丁寧なコミュニケーションを取ることが求められるため、緊張したり精神的プレッシャーに苦しむ医学生が多いようです。

 

 

 

 

5「大きな試験に合格しなければならない精神的プレッシャーが酷い」

 

  • CBT
    • 医学生達が4年次に受ける、大型の進級試験。
      合格率は約80%であり、このCBTに合格しないと5年次へ進級できない。
  • 医師国家試験
    • 医学生達が6年次に受ける、医師免許を獲得するための最大の試験。
      試験範囲はこれまでの医学部での勉強内容の全てであり、範囲があまりにも広すぎる。合格率は約90%。
      (しかも、医師国家試験の受験対策と並行して「総合病院での臨床実習」「大学側の卒業試験への対策」をしなければならない)

医学生の大変さに触れるうえで定番の語り草となっているものが、




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「CBT」「医師国家試験」

という2つの大型試験です。

試験範囲があまりにも広範で、なおかつ、合格しないことには医学生として次のステップへ進めないため、




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「試験で失敗して不合格になったらどうしよう」という重度のプレッシャーと戦いながらひたすら勉強を続けていくことは極めて大変です。

 

 

 

 

6「超勉強漬けの日々が6年間も続くことに耐えるための、メンタルコントロール」

  • 原則的に、医学科では異常な量の知識を覚える日々が6年間も続く
  • 「単位を落としたら即留年確定の、必修科目が大量にあること」「CBT」「医師国家試験」「病院での臨床実習であれこれ覚えること」
    これらの難関をクリアするために、サボらず怠けず日々ひたすら必死に勉強を継続していくことが必要になるため、
    それを実現するためのメンタルのコントロールが必須となる

かなり忙しいことで知られる理系学部の大学生ですら、医学生から見れば毎日のんきに遊んでいるようにしか映らないはずです。

高レベルのプレッシャーに耐えながら勉強を6年間も継続することは、ちょうど修行僧のような生き方と心構えが求められます。

6年間も自身のメンタルとモチベーションを維持し続けることは、医学生の隠れた苦労の1つです。

 

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