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漫画ドラゴンボールが少年ジャンプで連載していた当時の反応

 

現代でも大人気の漫画「ドラゴンボール」が、1984年から1995年にかけて少年ジャンプで連載されていた時の当時の反応・当時の社会現象について調査しました。

 

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ドラゴンボールが少年ジャンプで連載していた時の、当時の反応

 

最初期は、ドラゴンボールの評価はイマイチだった。
悟空のライバルキャラのクリリンが登場した頃から、
じわじわと読者人気が上がっていった。

 

ギャグコメディーの「Dr.スランプ アラレちゃん」
で大人気を獲得した鳥山明の新連載が、
山奥の少年が修行したり敵と戦うバトル漫画だったから、
連載初期は読者の多くが困惑したり期待外れ、といった感想だった。

 

亀仙人のもとで悟空とクリリンが修行した後、
天下一武道会(初回)に悟空達が参戦したところで、
一気に人気が跳ね上がった。

 

桃白白(タオパイパイ)というキャラがインパクトがかなり強かった。
・悟空と桃白白との勝負で、悟空が一度敗北する
・世界一の殺し屋という触れ込み
・柱をぶん投げてそれに飛び乗って移動するスタイル

 

ドラゴンボールを探して海底洞窟を探検したり、
ストーリー上でいろいろな可愛いデザインのキャラが登場したり、
レッドリボン軍を壊滅させたり、
冒険してる感がいっぱいで面白かった。
漫画の人気としては、
ひたすら戦いが続く天下一武道会編やサイヤ人襲来編の方が上だけど。




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第22回天下一武道会の優勝は天津飯に持って行かれたが、
それでも良い雰囲気で大会が終わった直後に、
あの人気キャラのクリリンが魔族に襲われて死亡。
そしてピッコロ大魔王編のスタート。
これは当時はかなり衝撃的だった。

 

ピッコロ大魔王編から、
それまでのギャグありの冒険モノから、
シリアス系のバトルモノへシフトした。
それによって人気がさらに高まった。

 

幼児体型だった悟空が、
神様の宮殿で数年間修行した後に天下一武道会の場に登場した時は、
悟空の容姿の変化が大きな話題になった。
一気に青年化して、雰囲気も大人びたものに変わった。

 

成長したチチが、
ドラゴンボールで久々に登場した可愛い女の子キャラクターということで良かった。

 

 

クリリンVSマジュニア(ピッコロ)で、
「きっと、勝負にならない」「クリリンが殺されるのでは…」
という大方の読者の予想を裏切って、
クリリンが大健闘し、
マジュニアにさえ実力を認めさせた展開が良かった。
この時期くらいから、
クリリンはパワー自体はそれほどでもないけれど、
技のレパートリーが多くてかなり器用な戦士、ってキャラ付けがなされたと思う。




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連載最初期~レッドリボン軍編くらいまでは、
世界を冒険することがメインで、
後期ドラゴンボールと前作のDr.スランプ アラレちゃん(+ドラゴンクエストシリーズ)の中間的な作風だった。
鳥山明作の可愛い女性キャラクター・可愛いマスコットキャラクターもたくさん登場したし、
この作風が終わってしまって残念な読者も多かったと思う。

 

ラディッツ編は、
あれだけ強い悟空・ピッコロが単体ではまるで相手にならず、
敵同士だった2人が共闘する・戦いで悟空が死ぬなど、
(+悟飯が生まれていて、悟空が父親になっていたこと)
かなりの驚きと絶望感があった。

 

サイヤ人襲来編は、
とにかく人気の高さと、先が気になる展開がもの凄かった。
ナッパが無双して、
おなじみのキャラのピッコロとか天津飯がバタバタ死んでいって、
しかも、
ナッパより強いであろうベジータがまだ後ろに控えている、
というあまりにも絶望的な状況。

 

ピッコロ大魔王の生まれ変わりのピッコロが、
まさか悟飯をかばって死ぬとは思わなくて、
感動したり悲しかったり。

 

悟空が高負担の3倍界王拳を使いながら、
どうにか格上のベジータと張り合う展開はハラハラできて良かった。
素の状態じゃ押されっぱなしだけど、
3倍界王拳を使った一瞬の間のみベジータにダメージを与えられる、
って展開も、テクニカルな戦い方で面白い。




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ドラゴンボールのアニメ版が、
悟空VSレッドリボン軍編くらいから世間での人気が高まりはじめて、
それで原作が気になって少年ジャンプを買い始めた人達が増えた。
サイヤ人襲来編やナメック星編の原作の超人気ぶりは、
アニメ組によるブースト効果込みでの成果。
ドラゴンボールの人気は、
アニメ(TVで無料で見られる)に後押しされていた部分も多い。

 

ギニュー特戦隊とのバトルで、
・あのベジータがリクームにボロボロにやられる
・悟飯がリクームに攻撃されて瀕死(致命的なダメージの描写がかなりキツい)
といった、追い込まれている感が凄かった。
そのぶん、悟空がクリリン達のもとに来てくれた時の安心感もひとしおだった。

 

ギニューが悟空の戦闘力18万に驚愕している一方で、
フリーザの戦闘力53万発言は、
衝撃と絶望感が凄かった。

 

フリーザの最終形態は、
「なんか雑魚っぽい…」「なんか手抜きのデザインっぽい…」
みたいな、いまいちな反応だった。
フリーザのあの姿はキャラクターデザインとしては非常に秀逸だけど、
それが小学生や中高生には理解しにくかった。

 

そんなに強くないけれど、どうにかしてフリーザ戦を生き延びたクリリンが、
超特大元気玉でも倒しきれなかったフリーザに木っ端微塵に爆破されて死んだことがショックだった。

 

ナメック星編の終盤で、
悟空がついに覚醒してスーパーサイヤ人に変身した時は、
学校中が騒然とした。

 

悟空のスーパーサイヤ人形態の初お披露目は、
・悟空が白髪に…!?(雑誌がモノクロなので、金髪であることが伝わりにくい)
・前からくり返し言われていたスーパーサイヤ人って、こういう姿だったの!?
・悟空の一人称がオラ→オレになっているし、性格も荒っぽくなってて、悪人化したのでは?
みたいに、不安感と期待感と驚きで、みんなが固唾を呑んで漫画を読んでいた。

 

ベジータが、
サイヤ人の限界戦闘力レベルを超えていた悟空をスーパーサイヤ人では…?と考えていたから、
スーパーサイヤ人=超強いサイヤ人
だと読者の多くが思っていた。
まさか、髪や瞳やオーラの色が変わる変身状態のことだとは思わなかった。

 

学校で、
ナメック星編のキャラ達のマネをしている学生が多かった。
・フリーザのセリフのマネ(「初めてですよ…この私をここまでコケにしたおバカさん達は」「今のは痛かった…痛かったぞー!!!」など )
・ギニュー特戦隊の隊員達の謎ポーズ

 





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ドラゴンボールは全編を通してだいたい高い人気があったけれど、
人気が最も高い連載時期は、
サイヤ人襲来編~ナメック星編の序盤。

 

突然現れた、悟空以外にスーパーサイヤ人になれる謎の少年・トランクス。
トランクスにメカフリーザが一刀両断された展開は、
「え…?え…ちょっと…あれ…?」
みたいに、ちょっと理解が追いつかなかった。

 

トランクスの登場で、
・仲間として定着しつつあったベジータが、ブルマと結婚すること
・しかも、トランクスという子どもが生まれること
があっさりと明かされて、読者達が驚いた。

 

人造人間編で、
・人造人間17号→飄々とした性格のイケメンで女性人気がかなり高い
・人造人間18号→ツンデレ系の性格と外見・服装の良さで男性達から非常に高い人気を獲得
みたいに、
この時期は鳥山明のデザイン能力がさらに神がかっていた。

 

セル編は、
・未来の世界やタイムトラベルが関わってくる重厚なストーリー
・序盤の、得体の知れない化け物が突然出現した時のホラー感
・強敵の17号・18号を吸収して、姿と雰囲気が段階的に変わっていくセル
・セルがただのロボットではなく、バイオテクノロジーで生み出された戦闘用生物であること(←理系人間からすると面白い)
みたいに、話の出来が凄く良かった。

 

スーパーサイヤ人2に変身した悟飯が完全体セルを圧倒して、
弱体化したセルが自爆して、戦いは終わった…
と安心していたら、
完全体に戻ってさらにパワーアップしたセルが再出現。
トランクス即死。
今の悟飯でも倒すのは厳しそう。

話が面白くて、読んでいてワクワクした。

 

まだ少年なのにスーパーサイヤ人2に変身できた悟飯のかっこよさ・主人公感は異常だったし、
主人公の悟空も地球を救うために死んで、
セル編の最後で主人公の世代交代を済ませてそこで連載終了したら、本当に綺麗な終わり方だった。
実際は魔人ブウ編が続いたから、
これはちょっと蛇足気味だった。




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ベジータが、
自分の身勝手のせいで復活させてしまった魔人ブウを責任を以て始末するために、
道連れで自爆して死んだのは、
当時はかなり反響が大きかった。
ベジータの父性がはっきり描写された数少ないシーンだったし。

 

悟空が、
かなり負担が大きそうな様子で、スーパーサイヤ人2を超えた状態に変わろうとするシーンは、
驚愕とドキドキワクワク感が凄かった。

 

 

魔人ブウ編は、
ベジータを始めとして味方の主要キャラ達のほとんどが死んだり、地球人がほぼ絶滅したりと、
かなり悲惨な展開だったけど、
コミカルな描写が多くて息苦しくならずに済んだ。

 

魔人ブウ編で、
味方のキャラがコミカルに描かれることが多かったことが、
現代のドラゴンボールのあれこれのネタの源流になっている。
・悟空の性格に、ちょっとクズの側面が備わっていること(通称・クズロット)
・ベジータが意外にも愛妻家であること
・ピッコロの保父キャラポジション

 

連載初期からドラゴンボールを追いかけていた人達は、
人造人間編・魔人ブウ編あたりで、
さすがにマンネリ感・飽きを感じるようになっていた。




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魔人ブウ編で、
最後まで生き残って悟空達を手助けしたミスター・サタンは、
子ども達の読者→何でこんな雑魚がずっと話に関わってくるの?
大人達の読者→サタンというギャグキャラがいるおかげで、話がそこまで息苦しくならなくて済む
みたいに、読者の年齢によって見え方が違うキャラクターだった。

 

 

魔人ブウ編は原作ファンからすると不評なことが多いけど、
作中屈指の名バトルがあって、それが読者に好評だった。
・悟空VS魔人ベジータ
・スーパーサイヤ人3悟空VS太った魔人ブウ
・ラストバトルの、スーパーサイヤ人3悟空VS純粋魔人ブウ

 




ドラゴンボール連載中に起こった、ドラゴンボール関係の社会現象

 

連載していた雑誌が小学生や中学生向けなのに、
大学生や、会社勤めをしている社会人ですら
平然と少年ジャンプを買ってドラゴンボールを読んでいた。

 

少年ジャンプの発売日の火曜日には、
電車に乗ると、
多くのサラリーマン達がジャンプを読みながら通勤・退勤していた。

 

あの超名悪役のフリーザが死んだ週は、
TV番組「笑っていいとも!」で、
司会者のタモリさんがフリーザの死について言及するほどの話題性。




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少年ジャンプを早売りしていた店
(大型書店ではなく、駄菓子屋みたいな個人店が多かった)に、
長蛇の列ができてジャンプが即完売するほどの人気だった。
当時はインターネット・スマートフォンが無かったから、
手軽に情報が拡散・共有されることなく、
各人がジャンプを買う必要があった。

 

・かめはめ波のかけ声とポーズ
・元気玉のポーズ
・瞬間移動のポーズ
・フュージョンの動作
・魔貫光殺砲のポーズ
これらを、小学生や中学生がこぞってマネをしていた。

 

1枚20円・5枚1組で100円のカードダスで、
みんながこぞってドラゴンボールのカードをお金を払って引いていた。
レアカードであるキラカードや、
ダブルキラカード(キラカードのシールをめくると、その下にキラカードがあるタイプ)
を持っていることが、子ども達の間でステータスになっていた。




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連載中のドラゴンボールを読むために、
小学生や中学生の女子が少年ジャンプを買っていた。
さらには、
子育て中の主婦や、丸の内で働く高学歴の女性達さえも、ジャンプを買っていた。

 

漫画連載と並行して、
人造人間編のアニメが放送されていた頃から、
芸能人の中にドラゴンボールをネタにしたギャグ・漫才をする人達が出始めた。

 

小学生や中学生の子ども達が、
ドラゴンボールの絵が付加された文房具や、
ドラゴンボールの版権物のスナック菓子(ドラゴンボールのカードやメンコなどのおまけ付き)などを、こぞって買っていた。

 

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