少子化対策に成功していたり、人口が増えている国の、
文化や少子化対策のための政策について解説します。
少子化対策に成功していたり、人口が増えている国の、その特徴
『移民文化』が、その国の文化として定着している
- 「外国から積極的に移民を受け入れて、自国民にする」という移民文化が、以前から定着している
- 移民の加入によって、『その国の国民数が増えていく』『少子化によって国民数が減少することと相殺する形で、国民数が維持される』
本項目の具体例
- アメリカ
- カナダ
- ドイツ
少子化対策を、国を挙げて行っている
- 出産費用を無料化している
- 育児手当をふんだんに出す
- 保育所の利用料金の大部分を、税金で補填している
- 子どもの教育費・学費を、一部無料化している
- 子どもを3人以上生んだ家庭は、税金面で大幅に優遇される
- 育児のために休職・離職した男女が復職する場合、企業は以前と同じ社内地位を用意することが法律で義務づけられている
本項目の具体例
- フランス
- スウェーデン
- イギリス
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子どもを産んだ場合、国から『破格の待遇』が約束されている
- イスラエルでは、18歳になると男女ともに兵役の義務があり、男性は3年間、女性は2年間、軍隊に所属して軍事訓練を受けなければならない
- 軍隊での訓練は肉体的・精神的な負荷が大きすぎるうえに、18歳での兵役は、就学・就労・人生でのキャリアを形成するうえで大きなハンディキャップを負うことになってしまう
- ただし、女性の場合、妊娠中であれば兵役を免除されるため、イスラエルでは兵役から逃れるために子どもを産む女性がかなり多い
本項目の具体例
- イスラエル
- イスラエルでは、出生率が3.01人(2019年度)という例外的に高い数字になっている
『事実婚』『婚外子』を、社会で容認する文化を形成している
- 事実婚(法律上の要件(届出)を欠くが、事実上夫婦としての実体を有する関係)
- 婚外子(法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子)
- これらを特別視せずに容認する文化を築くことで、国の出生率が向上しやすくなる
本項目の具体例
- アメリカ
- ロシア
- イギリス
- スウェーデン
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宗教的理由やその国の伝統文化が原因で、女性の権利が抑圧されている
- たとえば、「イスラム教」においては男尊女卑的なスタンスを取るため、イスラム教圏では女性の権利が抑圧されやすい傾向にある
- 上記の事情により、イスラム教圏では女性に拒否権が無い状況で子どもを産まされることが多発する
本項目の具体例
- イラン
- パキスタン
- インド
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参考:「少子化が進行中の国」に共通する特徴
- 国の経済が発展していて、先進国の立場になっている
- 女性の社会進出が進んでいる
- 国民の生活スタイルが都市型であり、国民が個人主義のスタンスを取ることが多い
- 国民の高学歴化が進んでおり、
自身の将来についてあれこれ考えるようになったり、子どもの教育に多額の金銭を費やすことが多い(子どもの教育が高コストで手を出しづらい) - 「国民が、特定の宗教に依存すること」があまり起こらないようになっている
国が豊かになって国民が賢くなると、少子化は避けられない国の運命となる、と考えられます。
したがって、
といった能動的な少子化対策を行わないかぎり、先進国は必然的に少子化におちいることになります。
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