経済や外交などいろいろな点で追い詰められている独裁国家の、その末期状態・末路を解説します。
末期状態にある独裁国家の、5つの特徴・状態
1「諸外国との関係がいちじるしく悪化し、自国が経済的に困窮するようになる」
- 軍事力を背景にした、恫喝(どうかつ、おどして恐れさせること)
- 他国の一部を、自国に強制併合すること
- 独裁国家は、他国に対して上記のような強硬姿勢を取ることが非常に多く(強い国をアピールすることで国民からの求心力を維持するため)、
諸外国から「経済制裁(輸出入の大幅制限や、貿易における決済手段の大幅制限など)」を次々と受けて、自国の経済がボロボロになる- 自国が経済的に困窮していることから転じて、本記事の国民達による革命の項目が起こりやすくなる
- 独裁国家は、他国に対して上記のような強硬姿勢を取ることが非常に多く(強い国をアピールすることで国民からの求心力を維持するため)、
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2「国民の弾圧のやりすぎ」がきっかけで、国民達による革命が起こる
- 反政府を掲げるデモ隊を、武力で鎮圧したり逮捕すること
- 国民達の持ち物である「金銭」「有形無形の資産」「乗用車など、いろいろな物資」などを、もっともらしい理由をつけて強制徴収する
- 独裁国家が追い詰められているほど、「国民の反発を抑えるため」「損失分を埋めるため」に上記のような強硬手段を取らざるを得なくなり、
結果として、国民達による革命を誘発する
- 独裁国家が追い詰められているほど、「国民の反発を抑えるため」「損失分を埋めるため」に上記のような強硬手段を取らざるを得なくなり、
3「国民達の、国外脱出」が急増する
- このまま独裁国家に留まっていても「内戦に巻き込まれるだけ」「政府から搾取され続けるだけ」と多くの国民達が判断し、国外への脱出が相次ぐようになる
- 国民達の手による革命は自分達側が死傷する危険性大であるため、
グローバル化して国家間の移動が容易な現代では、革命よりも国外脱出の方が起こりやすい
- 国民達の手による革命は自分達側が死傷する危険性大であるため、
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4「政府高官や各機関の責任者などの『粛清』が相次ぐようになる」
- 独裁者(現政権における最高権力者)の「不信感(暗殺やクーデターをされるかもしれないことへの不安感が主な原因)」「現場責任の追及」などが理由で、粛清(反対派を追放すること)が相次ぐようになる
- 粛清の内容は「逮捕」「免職」「最悪の場合、処刑の即時執行」など、その人が人生をかけて積み重ねてきたキャリアが台無しになるものであり、
本記事の「クーデター」の項目を誘発する大きな原因になる
- 粛清の内容は「逮捕」「免職」「最悪の場合、処刑の即時執行」など、その人が人生をかけて積み重ねてきたキャリアが台無しになるものであり、
5「国の支配層内部で『クーデター』が起こり、現政権が倒される」
- 「このままでは国の破滅一直線だ」と判断した政府内の勢力が、現政権の代表・側近などの主要人物達を拘束して、クーデターを成功させた勢力が現政権と交代する
- クーデターを起こすのは、多数の兵士・兵器・重火器を擁する「軍部」である場合が多い
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