「ギリギリ健常者(正式名称は境界知能あるいは知的障害グレーゾーン)」の学生時代の行動の傾向を解説します。
「ギリギリ健常者」の、学生時代の各種の傾向
「授業中の態度」の傾向
- おとなしく席に座って、板書をノートに書き写したり授業内容に合わせて教科書を読んでいるものの、クラスでのテストの平均点を大幅に下回る点数しか取れない
- ADHD(発達障害の一種であり、多動が大きな特徴)を抱えている子どもが授業中に席を立って教室内を歩き回ったりすれば、発達障害をもつことが発覚して対処を施されるが、ギリギリ健常者の場合は問題が顕在化しにくい
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「学力レベル」の傾向
- 暗記全般が、かなり苦手
- 数学について理解できることは、中学数学までがほぼ限界(掛け算・割り算・分数の計算あたりが怪しいギリギリ健常者もそれなりに多い)
- 「計画的行動」を取ることが困難であるせいで、宿題・課題・提出物を期限日までに仕上げられないことが多発する
- あまりにも勉強ができないので、親に塾通い(成績向上や難関校を目指すタイプではなく、学校の授業に付いていくためのタイプの塾)を強制されているが、それでもテストの結果は平均点以下
「理解すること」「意思の伝達」についての傾向
- 健常者のクラスメイト達よりも、理解することに大幅に時間を費やしたり、理解が不十分であるまま話が先へ進んでしまう
- ギリギリ健常者が自分の考え・意思を他者達に伝えようとしても、他者達からすれば言っていることが支離滅裂・要領を得ないため、上手く伝わらない
「クラスメイト達との、人間関係」で、特に多くの問題が発露する
感情を、上手くコントロールできない
- 容易にキレて、他者や物に当たる
- 不都合な事態になると、すぐに泣きわめく
- これらを起こしやすく、そのせいでクラスにおける人間関係でトラブルが頻発する
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「他者の気持ち」「社会常識」などを察することが困難
- 言われたりやられたら、他者が嫌に感じること
- 子どもでも最低限わきまえておくべきたぐいの、社会常識
- これらを上手く理解できず、集団に混乱をもたらしやすい
我が強くて、マイペースすぎる
- 特定の物事に強いこだわりがあり、そのせいで集団の足並みを乱してしまうことが多い
「身なり・体型」の傾向
- 服装や髪型が乱れていることが多い
- 同年代の子ども達の中で、極端に太っていることがままある
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参考:「ギリギリ健常者」についてより深く理解するための、各種データ
- ギリギリ健常者の、社会における正式名称は「境界知能(医学用語であり、これが最も正式名称に近い)」「知的障害グレーゾーン」などが該当し、IQ(知能指数)が70~84の値の人達が当てはまる
- 日本人の約14%がギリギリ健常者に相当するとされ、35人の学級では約5人がギリギリ健常者という計算になる
- 知的障害者とは認定されないので福祉の援助を受けられず、
「最底辺の健常者」として健常者達と同じ土俵で戦うことを強制されるため、競争に負けて社会からフェードアウトしたり待遇が悪すぎる職に就かざるを得ないことが多くなる
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