「タピオカミルクティー」「から揚げ専門店」「高級食パン」などの特定の食品ブームに乗った起業・開業が、ほぼ確実に失敗する理由を解説します。
特定の食品ブームに乗った開業が、ほぼ失敗する3つの理由
これらの食べ物はニッチなジャンルであり、主流にはなり得ないから
- もともと、これらのブーム化した食品はニッチなジャンル・サブのジャンルであり、人々の日常生活に恒常的に溶け込むほどのパワーは備えていない
- 上記の事情により、
最初こそ物珍しさが理由で人々がむらがるものの、一度食べてみて「こんなものか」と知って満足してしまえばそこで去ってしまい、客足が継続しない
- 上記の事情により、
ブームに乗って同業他社がいっせいに開店するせいで、過当競争になってしまうから
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- 「タピオカミルクティー」や「から揚げ店」などが世間でブームになり始めると、雨後のたけのこのように同業他社の店がそこら中にオープンする
- すぐに過当競争状態となり、顧客を他の店舗に奪われる事態が多発するようになるため、自身の店舗が経営破綻へ追い込まれやすくなる
そもそも、飲食業は経営が非常に難しい部類であるため、廃業リスクが高すぎる
- 連日、消費期限切れの商品(その日、売れ残ってしまった食品のこと)が発生し、そのせいで飲食業では支出が膨張しやすい(しかも、調理のためのガス代・電気代・水道代が常に出ていく)
- 飲食業は、新規参入が比較的簡単な部類の業種であるため、ライバルの店舗がすぐに増えて過当競争になってしまう
- 店舗の賃貸料が高額であるのが常であり、この賃貸料と人件費の問題で経営破綻することが飲食業の廃業の大きな原因になっている
- 上記のリストのような事情に加えて、
本記事のこれらの食べ物はニッチなジャンルであり、主流にはなり得ないからの項目も合わさるため、ブーム終了後にほぼ確実に廃業に追い込まれてしまう
- 上記のリストのような事情に加えて、
食品ブームに合わせて、店のオーナーがカモにされている可能性が極めて高い
食品ブーム時に、得をする側
- コンサルタント業者(現在、世間で大流行している食品の店舗の開業ノウハウを、カモ達に売りつける)
- 貸し出し用店舗を、今のブームの食品用に合わせて改装する業者
- これらの業者は、ブーム時にほぼノーリスクで多大な利益を手にすることができる
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食品ブーム時に、損をする側
- ブーム発生後に、あわてて開業する人達(脱サラした人が多い)
- この人達は、自身で最大のリスクを負っていたり、それに加えて業者達からもリスクを背負わされているので、ブーム終了時には大損する危険性が極めて高い
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