平成前半(1989年~2005年くらいまで)のオタクと、
令和時代のオタクの、性質の違いを解説します。
「平成前半のオタク」と「令和時代のオタク」の、3つの点での違い
1「漫画やアニメなどの作品に求めるモノ」の違い
平成前半のオタクは「クオリティーの高さ」
- 作品ストーリーが見事であること(伏線の張り方・伏線の回収の仕方が巧妙であったり、作品テーマが重厚なので考察しがいがあったり学びが多い)
- 作品に独自性を備えていること
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令和時代のオタクは「分かりやすさ・手軽さ・簡単に共感できること」
- たとえば「日常系」のような、ストーリーが単純かつストレスフリーで観ることができる作品を好む傾向がある
- 「なろう系作品(小説投稿サイト・小説家になろうでアマチュア達が公開しているライトノベルのこと)」で特に顕著である、
昔の時代の創作物でのあるあるネタ・お約束ネタをテーマにした作品であり、ある程度漫画やアニメに触れていれば作中ストーリーの理解・共感がしやすいものを好む傾向がある - 手軽さ重視であり、クオリティーはそこまで求めていない傾向があり、ソーシャルゲームのような内容が単純かつ手元のスマートフォンで手軽にプレイできるゲームなども好んでいる
2「好きな作品についての、他のオタク達との関わり方」の違い
平成前半のオタクは「情報共有・考察合戦」
- 特定の作品について、「情報共有(仲間達と協力し合って、不足している情報を補い合う)」「考察合戦(作品内の不明瞭なシーン・設定について、仲間達と考察し合う)」
- 上記のリストのような行為を、主に「ネット掲示板」を使って行っていた
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令和時代のオタクは「推しの作品・キャラについて、SNS等で情報発信をし合う」
- SNS(twitterがメイン)で、推し(自分が好きなもののこと)の作品・キャラクターについてメッセージや画像を投稿する
- 上記の行為による「自身の投稿がバズることで、自身が目立つこと」「推しの作品・キャラが好きな人達との、共感メッセージのやりとり」が主な目的
3「自身がやっているオタク趣味に対する感覚」の違い
平成前半のオタクは「どこか後ろめたいものを感じていた」
- 平成時代前半は、オタク趣味は「日陰者(ひかげもの、おもて立っては世の中に現れ出られない人)がする趣味」という世間の風潮がそれなりに強かった
- 上記の事情により、オタク達は各人でひっそりとオタク趣味を追求したり、アンダーグラウンド的趣味であることを自覚したうえでネット掲示板などで趣味について語り合うことが多かった
令和時代のオタクは「オタク趣味への抵抗が小さく、コミュニケーションツールにする」
- 令和時代のオタク(特に、Z世代と呼ばれる1996~2012年生まれの若者世代が顕著)はオタク趣味への抵抗感が小さくて、後ろめたさを感じることなくオタク趣味を楽しんでいる人が多い
- 現在流行中の漫画やアニメを個人で楽しむことに加えて、
SNSなどの場所でみんなで盛り上がるためのツールとして利用する(萌え系の絵柄の漫画やアニメ・深夜アニメにも、それほど抵抗感が無い) - スマートフォンなどのインターネットを閲覧できるデバイスのおかげでネット文化に明るく、そのため「5ちゃんねるの、まとめサイト」などにも日常的に触れており、オタク用語・オタク的表現をSNS上で常用する場合がよく見られる
- 現在流行中の漫画やアニメを個人で楽しむことに加えて、
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