「医学部受験で合格できる人」に共通して見られる特徴と、
その特徴から導き出される医学部受験からの撤退ラインを、それぞれ解説します。
医学部受験で合格できる人達に共通する、主な2つの特徴
1「全国模試での成績で、自身の学力偏差値が65~」
- 学力の全国偏差値が65以上ならば、私立大の医学科(下位~中堅)なら合格圏内
- ただし、国公立大の医学科の場合は65前後だと厳しいため、偏差値68以上であることが望ましい
全国模試の結果で、高偏差値の大学が合格圏内であること
- 旧帝国大学(東大・京大・阪大など)
- 有名国公立大(医学科合格の有力な指標として、東京工業大学(偏差値66~69)でA判定が出ることだと言われている)
- 最上位クラスの私立大学(慶応・早稲田・上智など)
- 上記のような高偏差値の大学が、全国模試でA~B判定である場合、学力的に医学科の合格も現実的なものになる
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参考:偏差値65の具体的な順位
偏差値 | 上位何%か | 1000人中何位か | |
---|---|---|---|
偏差値65の場合 | 65 | 上位6.7% | 67位 |
私立大医学科 | 62〜72 | 上位11.5〜1.4% | 115〜14位 |
国公立大医学科 | 65〜74 | 上位6.7〜0.8% | 67〜8位 |
2「自身が在籍している高校の県内偏差値レベルが、67~」
- 県下での高校偏差値が67以上の「その県で一番手に近い進学校」に在籍していることが、医学部受験合格のだいたいの目安
- その進学校の進学実績で、医学部医学科の合格者が毎年10人~20人程度いることが望ましい
- 全国的に有名な、名門高校(灘・開成・桜蔭・ラ・サールなど)である場合がさらに望ましい
上記の2つの項目の条件のどちらかを満たしている人が、
医学部受験で、自然・必然・順当に合格できると考えられます。
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以上の事柄から言える、医学部受験の撤退ライン・諦め基準
全国模試の結果の学力偏差値が、65に全然とどいていない
- 本項目が、最も有力な医学部受験の撤退ライン・諦め基準
- 医学科の受験対策は「凡ミスを極力減らし、できる限り完答を目指すこと(二次試験問題あるいは私立大の受験問題で、8割程度正解すること)」が重要であり、
ただ単純に偏差値が65あっただけでは合格できるとは限らないため、65に全然届いていなければ合格は絶望的
- 医学科の受験対策は「凡ミスを極力減らし、できる限り完答を目指すこと(二次試験問題あるいは私立大の受験問題で、8割程度正解すること)」が重要であり、
自身が在籍している高校の偏差値が、県で一番手クラスではない
- 「自身が入学した高校の偏差値」は、自身の学力の総決算に近い意味があり、
入学した高校が県で一番手クラスでない場合、いくら猛勉強を続けたり浪人を繰り返しても、医学科合格基準まで基礎学力を大幅に引き上げることは、とても現実的ではない- 浪人をして、学力が現役時よりも伸びる人は、浪人全体のわずか2割(残りの6割は現役時と変わらず、2割は現役時よりも成績が低下する)
- 「自称進学校(県下での偏差値60~65程度の進学校)」の場合、医学部合格の可能性はゼロに近い
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