「多くの場合で、漫画のストーリーが後半からつまらなくなる現象」の、その原因・理由を解説します。
漫画作品が後半からつまらなくなる現象の、主な3つの原因
1「後半に入ると、作風が変質してしまう場合が多いから」
「その作品の前提条件だった題材」とは別の題材が扱われ始めるパターン
- たとえば、「若い女性によるパパ活行為」という今現在社会で注目を集めている現象を題材にして連載がスタートしたのに、
作品の後半になると、その題材とは別の題材(若い女性のマッチングアプリ利用や若い女性の買い物依存症問題など)が扱われるようになる- 「その作品の前提条件だった題材」で展開できるストーリーを上から下までほぼ描き尽くしてしまったため、
前提条件だった題材と比較的近いジャンルの題材を引っ張り出してきて連載を継続している状況
- 「その作品の前提条件だった題材」で展開できるストーリーを上から下までほぼ描き尽くしてしまったため、
「漫画作者の構想による伏線と、その伏線の回収の仕方」が読者達の反感を買うパターン
- 作品前半における、「社会制度」「主人公を含む登場人物達が、真実だと信じて疑わなかったこと」などが、実は全部まやかしだった(為政者や上位存在などによって情報操作がされていた)、という伏線は、読者達の反感を買いやすいので危険
- ほとんどの読者は、その漫画のスタート時点での「世界観」「ストーリーのスタイル」を好感して作品を購入するため、
作品後半になってそれらが全部ひっくり返されるとほぼ確実に不快になるから - 漫画作者の構想的にはミスリード(誤った方向に人を導くこと)の仕掛けでも、
本項目のような作品の前提条件をぶち壊すタイプの伏線とその伏線の回収は、読者達にとっては「だまされた(怒)」と反応しやすくなるから
- ほとんどの読者は、その漫画のスタート時点での「世界観」「ストーリーのスタイル」を好感して作品を購入するため、
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話の勢いを保つために、インフレさせ続けるパターン
- 今と同じ規模のストーリーを淡々と続けた場合、ほぼ確実に読者達が飽きてしまう(連載が打ち切られる危険性が高まる)
- 上記の問題の打開策として、ストーリー上のあれこれをインフレさせ続ける、という手法が用いられることが多い
- ただし、この手法は初期の作風・世界観とどんどんかけ離れていくことを確実に引き起こすため、漫画が後半からつまらなくなることの原因になりやすい
- 上記の問題の打開策として、ストーリー上のあれこれをインフレさせ続ける、という手法が用いられることが多い
2「作品ストーリーの強引な引き伸ばしのせい」
- 「その作品の最終目標」とは関係性が低い目標がその都度出現し、延々と回り道をすることで連載が引き延ばされている状況
- この引き伸ばし系エピソードはほとんどの場合においてクオリティーが低いため、作品ストーリーがつまらなくなったように感じやすくなる
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3「単純に、話のネタが枯渇した」
- 原則的に、その漫画家個人のネタの引き出しは有限であるため、ある程度連載を続けて持ちネタを使い切ってしまうと、とたんに話がつまらくなる
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