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プロのイラストレーターによる、イラストができるまでの流れ

 

プロのイラストレーターが絵の仕事を請けて、

商業用イラストができるまでの一連の流れを解説します。

 

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1「イラストの仕事を請ける」

 

 

クライアント(専門家に仕事を依頼した人)から、絵の仕事の相談を受ける

  • 最初のコンタクトとして、メール・電話などでクライアントから仕事の相談の連絡を受ける

 

 

絵の仕事を請けるには、「過去の仕事の実績」「絵のポートフォリオを公開」などが必要
  • 「本の表紙絵・挿絵」「ソーシャルゲームでのゲーム内イラスト」など、商品として流通しているものが、過去の仕事の実績として機能する
  • ブログに、「絵のポートフォリオ(写真家やデザイナーなどが自分の作品をまとめたもの)」「過去の仕事の実績の記録」を掲載している
  • SNSのアカウントで、自身が描いた絵をアップロードしている
    • クライアントは、上記のリストのようなものを見て、イラストレーターに仕事の連絡をする

 




2「クライアントの要望のヒアリング(聞き取り)」

 

 

「クライアントが求めているモノ」を、できる限り正確に把握することが極めて重要

  • イラストのイメージ(人物のポーズ・色合い・強調したいカラー・そのイラスト全体の雰囲気など)
  • イラストの訴求対象の、性別・年齢
  • イラストを載せる媒体(一般書籍・ライトノベル・ソーシャルゲームなど)の、そのコンセプト(その媒体の属性にきちんとマッチするイラストを描く必要がある)
    • 主にこれらについて、クライアントの要望を入念にヒアリングする必要がある




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本項目は、イラストレーターの仕事の全工程の中で一二を争う難関であり、
・「イメージの言語化が苦手なクライアント」の場合、高確率でクライアントとイラストレーターのそれぞれの認識に大幅な食い違いが起こってしまう
・クライアント自身の完成図の構想がまだ定まっていない場合、イラストレーターとの共同作業で完成図のイメージを固めていく必要がある
このようなトラブルが起こりやすいと言われています。

 

 

 

 

「納期」「見積金額」などの取り決めも本項目で行う

  • 納期(いつまでに仕上げるかの、工程のおおまかなスケジュール)
  • イラストを描く料金の見積額
  • 納品形態(PC上での画像データか、それとも、紙上でのイラストか)
    • 主にこれらを、イラストレーターとクライアントの間で意見・要望を出し合い、決定する

 

3「ラフ画の制作」





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クライアントからGOサインをもらうための工程として、ラフ画は絶対に必要

  • いきなり本番のイラストを描くことは、イラストレーター側にとってリスクが高すぎる
    • せっかく多大な労力・時間を費やして描いた本番イラストが、クライアントが望む形と違っていたせいで、リテイク(やり直し)を出されることになりかねないから
      • こうならないために、少ない労力・時間で描けるラフ画をまず作り、それをクライアントに見せて、修正か、それとも、本番へ移行してOKかを決めてもらう

 

4「本番のイラスト制作」

 

 

イラストを描く流れ

1「アタリを描く」

  • 顔や身体の向き
  • 身体の各パーツの長さ・大きさの比率が、人体の構造と合致していること
    • 上記のリストを同時に成立させた簡単な絵が、イラストにおける「アタリ」

 

 

 

 

2「ラフ画を描く」

  • 上記の1「アタリを描く」の項目で描いたアタリの絵の上に、おおまかな線画を描き、さらに簡単に彩色する
    • ペンタブレットとイラスト用ソフトを使ったデジタル環境で絵を描いている場合、レイヤー処理の設定から、後からアタリの絵は除去することができる
  • まだラフ画の段階ではあるが、絵のおおまかな構図・雰囲気は示せているため、
    この時点でクライアントに見せて要望通りの絵が描けているかそうでないかを確認する工程が必要
    (修正が必要な場合、絵の構図や彩色を微調整したり、
    仮にクライアントの完成イメージと違い過ぎる場合は、本記事の2「クライアントの要望のヒアリング(聞き取り)」の項目まで戻る必要がある)




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3「ペン入れ(線画とも呼ぶ)」

  • ラフ画の工程で描いた絵の上からていねいに線を描き、線画段階での清書を行う
    • ラフ画は、ペイントソフトのレイヤー処理の設定から除去することができる

 

 

 

 

4「彩色」

  • 仕上がった線画の上に色を塗る
    • 「彩色の良し悪し」によってイラストの印象・他者からの絵の評価が大幅に変動するため、プロのイラストレーターの腕の見せ所の1つと言える
    • 現代ではペンタブレットとイラスト用ソフトを使ったデジタル環境で彩色することが一般的であるが、
      ソフト上での各種エフェクトの設定・各種エフェクトの相乗効果で色合いの質感を高めることができるため、イラスト用ソフトを使いこなすために多大な研鑽が必要になる

 




5「出来上がったイラストを、クライアントに納品する」

 

 

納品を完了することで、そのクライアントからのイラストの依頼を達成する

  • 出来上がったイラストを「郵送(イラストが紙媒体である場合)」「会社での担当者に提出(そのイラストレーターが会社員であった場合)」「メールなどの手段で送信(イラストが画像ファイルである場合)」でクライアントに渡すことで、
    そのクライアントからの依頼が達成となる
  • 出来上がったイラストを見たクライアントから修正の要請が入る場合があり、修正箇所を聞き取ったうえで、イラストを部分的に直す




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