脅威の繁殖力・増殖力を備えており、近年ではイギリスでも社会問題になっている、
日本産の植物「イタドリ」について解説します。
「イタドリ」の異常な繁殖力・増殖力
イタドリは成長が早く、ごく短期間で大きく伸びる・増殖する
- イタドリは植物体の構造が「竹(異常すぎる成長速度を備える)」と似ており、イタドリの茎は中空状であり、茎の中身が少ないぶん、ごく短期間でどんどん伸びてしまう
- 最盛期には1日で約10cmほど伸びると言われている
イタドリは食用ではあるものの、高速で成長するため極めて扱いづらい生態
イタドリはいちおう、食用にできる
- 天ぷら
- ジャム
- サラダ
- 酢の物
- 煮物
- イタドリは山菜として、上記のリストのような料理で食べることができる
- ただし、イタドリは「酸味」「えぐみ」がかなり強いため、手間の掛かる下処理が必須であり、たらの芽・わらびなどの人気の山菜よりも大幅に不人気
- イタドリは山菜として、上記のリストのような料理で食べることができる
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十分に成長してしまったイタドリは、とても食用にできない
- 大きく成長したイタドリは、茎(くき)が木の枝のように硬くなり、とても食べられない(食べられるイタドリは、まだ草丈が低くて未成熟な状態のもののみ)
- 本記事の「イタドリは成長が早く、ごく短期間で大きく伸びる・増殖する」の項目で解説したようにイタドリは短期間で成長しきってしまうため、
ほとんどのイタドリは食用にならず、ただの邪魔者にしかならない
- 本記事の「イタドリは成長が早く、ごく短期間で大きく伸びる・増殖する」の項目で解説したようにイタドリは短期間で成長しきってしまうため、
驚異的な生命力を備えていて、根の一部からでも元通りに再生してしまう
- 「イタドリの根の一部」が、わずか0.3g土壌に残っているだけで、元通りに再生してしまうというイギリスの研究結果がある
- このイタドリの異常な生命力のせいで、地表部に伸びているイタドリを抜いたり刈ったりしても、地下に残った根からまた再生してしまう
イギリスにイタドリが持ち込まれ、猛威をふるっている
19世紀にヨーロッパに持ち込まれたイタドリが、イギリスで社会問題になっている
- 鑑賞用として、19世紀に日本からヨーロッパへ持ち込まれたイタドリが、現代でイギリスで大繁殖して大きな問題になっている
- イタドリがアスファルトやコンクリートを突き破って生長することや、
草丈が1m以上あって邪魔すぎることや、イタドリを抜いて草木ゴミに出してもその状態でも枯死せずに増殖してしまうことなどから
- イタドリがアスファルトやコンクリートを突き破って生長することや、
- 現代のイギリスでは、「庭に生えてきたイタドリを除去せずに放置すること」は法律上の違法行為とされており、処罰対象になるほど
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イタドリは「世界の侵略的外来種ワースト100」の1つ
- 世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合が定めた、外来種の中で特に生態系や人間活動への影響が大きい生物の100のリスト)の1つにイタドリが含まれている
- イタドリはイギリスで「最低最悪の帰化植物」として忌み嫌われているが、近年ではアメリカでもイタドリの被害が出ている
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