「国民の高学歴化・教育の高度化」と「少子化」の密接な関係を解説します。
「国民の高学歴化・教育の高度化」が少子化を引き起こす理由
1「教育期間の長期化により、どうしても婚期が遅くなりやすくなる」
- 4年制大学の学部まで修了すると、社会へ出るのが22歳前後になってしまう
- 新卒で企業へ入社すると、初めの2~3年は覚えることだらけでとても婚活をする余裕が無く、
20代後半になってようやく婚活を始める男女ばかり、という状況になりやすい
- 新卒で企業へ入社すると、初めの2~3年は覚えることだらけでとても婚活をする余裕が無く、
- 本項目は、「女性の晩婚化」を引き起こしやすく、女性の晩婚化は少子化の特に大きな要因とされている
2「女性の教育レベル」が高度化した場合、女性が結婚しにくくなる
- ほとんどの女性は「上昇婚(自分の学歴あるいは収入よりも優れた異性と結婚すること)」を望むため、
国の女性達が高学歴化(それによる高収入化)すると、女性達にとって結婚対象となる男性の数がかなり少なくなり、非婚化・少子化を招きやすくなる
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3「その国における教育レベル」が高度化した場合、子どもの教育費が高額になる
- 子どもを大学卒業まで面倒見てあげることが当たり前、というレベルまで国の教育レベルが高度化すると、各家庭は子どもの教育費の捻出が困難になる
- このせいで、おのずと各家庭は子どもの数を絞るようになり、そのことが少子化に直結する
4「教育の高度化により、国民の思考が結婚・育児に不向きなものになる」
考え方・思想が個人主義的なものになりやすく、結婚を拒絶しやすくなる
- 高度な教育を受けるようになると、個人主義(個々の人格を至上のものとして個人の良心と自由による思想・行為を重視し、そこに義務と責任の発現を考える立場)に近いスタンスを取る国民が多くなる
- この現象により、結婚を避けて独身を貫く人が増えたり、国家による結婚推進のプロパガンダ(政治的意図をもつ宣伝)を受け付けないようになる
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人生の目的が、家族の形成ではなく「自己実現」になりやすい
- 自分の得意分野・才能を、伸ばしていく
- 夢を叶える
- 教養が高まると、上記のリストのような自己実現(自分の中にひそむ可能性を自分で見つけ、十分に発揮していくこと)を重視する人が多くなり、
そのせいで結婚・育児にあまり興味が向かなくなる
- 教養が高まると、上記のリストのような自己実現(自分の中にひそむ可能性を自分で見つけ、十分に発揮していくこと)を重視する人が多くなり、
リベラル(自由を重んじるさま・伝統や習慣にとらわれないさま)が重んじられ、女性が結婚しなくなる
- 国民が高学歴化すると、リベラルな思想・生き方・働き方が肯定されやすくなる
- これにより、女性が自立を望むようになり、結婚・出産・育児をしなくなりやすい
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