PR
スポンサーリンク

カラスという鳥に不吉・不運・死等の悪いイメージがある理由

 

カラスという身近な鳥に、「不吉」「不幸」などの悪いイメージが定着している理由を解説します。

 

スポンサーリンク

カラスという鳥が不吉・不運なイメージがある、主な理由

1「カラスが、人間に嫌われる・不吉に思われる習性を複数備えているから」

人間の死体をあさったり、墓地にカラスが出現しやすい
  • 過去、死人の葬り方が「野ざらし」「土葬」だった時代に、カラスが死体を食い荒らしていた記録が残っている
    • エサとなる死体をカラスが見つけると、ひんぱんに鳴くことによって仲間のカラス達を呼び寄せるため、「人の死=カラスの存在」という印象付けが過去に為された
  • 現代において、墓地のお供え物がエサになることをカラスが学習しているケースが多く、墓地には多数のカラスが待ち構えていることがよくある

 

 

「全身が真っ黒」「耳障りな鳴き声」など、嫌われる要素が多い
  • 羽が真っ黒であり、そのせいで「死」「不運」などを連想させる不吉で縁起が悪い容姿
  • 鳴き声はダミ声に近く、綺麗な鳴き声にはほど遠い

 

 

ゴミ捨て場のゴミを荒らすため、害鳥としてのイメージが強い
  • カラスがゴミを荒らし、街の景観を悪化させたり不衛生な状態にするため、カラスが嫌われる大きな原因になっている




スポンサーリンク




2「中国文明においては、カラスは極めて不吉で縁起が悪いとされているから」

  • 漢・宋の時代を境界にして、中国圏ではカラス(死者の腐肉をあさることが多い)を不吉な動物と見なすようになった
    • 日本文化は、隣の中国から伝来した文化に大きく影響されているため、カラスが不吉な動物であるという感覚が日本でも根付いている
    • 現代世界においては、日本の比で無いほど中国でカラスが不吉視されており、縁起が悪い動物として筆頭に挙がるほど嫌われている

 

 

 

 

3「西洋文明においても、宗教面でカラスに良いイメージが無い」

  • キリスト教において、神の遣い=鳩(ハト)とされていて、世界で支配的な宗教であるキリスト教でカラスに良いイメージは付加されなかった
    • この事情に加えて、カラスの「真っ黒な姿」「死肉やゴミをあさる習性」などのせいで、西洋文明においてカラスについて悪魔的なイメージ・魔女の使い魔といった印象がだんだん強まっていったと考えられている




スポンサーリンク




・日本神話に登場する八咫烏(やたがらす、3本足のカラス)は、神武天皇に道案内をした導きの神としての役割を果たし、信仰の対象になっている
・ギリシャ神話では、太陽神アポロンの使いとしてカラスが登場する
これらのように、神話においてカラスが神聖な存在として描かれるケースが多く存在し、
中世以降ではカラスの神聖なイメージが失われた、という状況になっています。

 

本ブログ推奨の、書籍や漫画の読み放題サービス

kindle unlimited(キンドル アンリミテッド)

200万冊以上のビジネス書・実用書・漫画・小説が読み放題になる
・30日間の無料体験登録ができて、いつでもキャンセルOK
・月額980円という定額で大量の書籍・漫画・雑誌が読み放題になるのでコスパが非常に高い

 

 



この記事の関連記事一覧

コメント

タイトルとURLをコピーしました