VTuberになるまで、VTuberができるまでの一連の流れを解説します。
「配信用の企画」を考える
VTuberがよくやる、企画の例
- 視聴者達との、質疑応答
- 視聴者達の、悩み相談
- ゲームの実況プレイ
- 歌ってみた
- 踊ってみた
- 〇〇をやってみた(たとえば、激辛の食べ物を食べてみたなど、何かしらのキャッチーな行動の動画配信)
- ライブ配信での、視聴者達とのリアルタイムでの交流
- 上記のリストが、 VTuberがよくやる企画の例
- VTuberの視聴者層は、オタク系の男女が多い傾向が強くあるため、「漫画」「アニメ」「ゲーム」などに関する企画がウケが良い
動画配信に必要な機材を、購入して用意する
それなりに高性能のPC | CPU:第8世代のIntel Core i7以上 メモリ:16GB以上 グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX 850M相当以上 (仮に3DVTuber用モデルをなめらかに動かす場合、PCにかなりの負荷がかかるため、上記のPCスペックが必要) |
トラッキングカメラ | 安価なWebカメラ(もしくは、ノートPCに標準搭載されているカメラ)でもVTuber活動は可能だが、 より精密に表情・動作をトレースしたい場合は、高価なトラッキングカメラを推奨) |
コンデンサーマイク | クリアな音声を届けることができて、PCにUSB接続できる、コンデンサーマイクを推奨 |
ヘッドセット(任意) | Oculus Quest2などのヘッドセットを使うことで、VRでのVTuber活動が可能になる |
「VTuber用モデル」を作成する
本記事の「配信用の企画」を考えるの項目で解説した、自身が主に配信する企画の系統のコンセプトにマッチした外見のVTuber用モデルを作ることがベストですが、
それとは別に、自身が良い・可愛い・かっこいいと思う外見のVTuber用モデルでももちろんOKです。
スポンサーリンク
ある程度イラストが描けて、ペンタブレットやペイントソフトも使うことができる方は
本記事の2DのVTuber用モデルを作成する場合の項目、あるいは、3DのVTuber用モデルを作成する場合の項目を参考にしてVTuber用モデルを作成して下さい。
イラストが全然描けなかったり、ペイントソフトの使用が難しいと感じたり、数千円~十数万円のお金を使って手っ取り早くVTuber用モデルを入手したい方は
本記事のVTuber用モデルの自作が難しい場合、作成済みモデルを購入する方法もあるの項目を参考にして下さい。
2DのVTuber用モデルを作成する場合
1「アバターのイラストを、手描きする」
- CLIP STUDIO PAINT
- Photoshop
- 出来上がったイラストファイルを「PSD」というファイル形式で保存しないとモデリングができないため、
これらの画像ソフト(出来上がったファイルをPSD形式で保存できる)を使ってイラストを描く - 直下の項目で解説するLive2Dというソフトウェアは、PSD形式のファイルでないと読み込めない仕様になっている
- 出来上がったイラストファイルを「PSD」というファイル形式で保存しないとモデリングができないため、
2「Live2D Cubismを使って、描いたイラストの動作設定を行う」
- Live2D(Live2D Cubismの略称であり、VTuber界隈では主にこの略称で呼ばれる)というソフトを使うと、描いたイラストの表情・身体を動かすように設定ができる
- PSD形式で保存されたイラストファイルは、キャラの身体のパーツごとにレイヤー(層)が分かれており、
Live2Dのソフトウェア上でパーツごとの動作・可動領域を設定することで、キャラクターの表情・身体を動かせるようになる - Live2Dは有料版と無料版の2種類に分かれており、無料版の機能でも普通のVTuber活動は問題無くできる
- PSD形式で保存されたイラストファイルは、キャラの身体のパーツごとにレイヤー(層)が分かれており、
スポンサーリンク
3DのVTuber用モデルを作成する場合
1「アバターのイラストを、多角的に手描きする」
- キャラクターの、三面図(正面・横・背面)
- キャラクターの、各種表情
- キャラクターの衣服・ファッションアイテムの、横や後ろから見た図面
- これらを、設計図として細かく描く必要がある
- 本記事の「2DのVTuber用モデルを作成する場合」の項目の2Dアバターよりも、描く分量が数段上なので、かなり大変であることを事前に覚悟しなければならない
2「描いたイラストを元にして、3Dモデルを作成する」
- VRoid Studio(無料)
- 描いたイラストを取り込んで、比較的簡単に3Dモデルを作成できる人気のソフト
(ペイントソフトで絵を描くのとほぼ同じ感覚で、手軽に3Dモデルを作成できる)
- 描いたイラストを取り込んで、比較的簡単に3Dモデルを作成できる人気のソフト
- Blender(無料)
- 完全オリジナルの3Dモデルを作成できて、細かい部分まで自身の裁量で設定できるものの、使い慣れるまでにかなりの時間を要する
VRoid Studioで3Dモデルを作成する様子
スポンサーリンク
参考:2DモデルのVTuberと3DモデルのVTuberの違い
2Dモデル | 3Dモデル | |
---|---|---|
表現の幅 | 狭い (横を向いたり背中を向けることなどが、できない) | 広い (全身を自由に動かす、立体的な表現ができる) |
モデルを作る難易度 | 低い | 非常に高い |
モデル作成を外注した場合の料金 | 安い (数千円~十数万円) | 高い (数十万円) |
同じタイプのVTuberの数 | 多い (2DモデルでVTuberをやっている人が大半を占める) | かなり少ない (ライバルが少ないぶん、自身が注目を集めやすい) |
3DモデルのVTuberの、サンプル動画
スポンサーリンク
VTuber用モデルの自作が難しい場合、作成済みモデルを購入する方法もある
VTuber用モデル専門の販売サイトで、モデルデータを購入する
- 限定1点のモデルの場合、安くても数万円、高いものは十数万円、というのが価格の相場
- 限定1点であり同型のモデルはこの世に他に存在しないため、オリジナリティーが高くて視聴者人気が出やすい
- 汎用モデルの場合、だいたいのモデルを1万円以下で購入できる
- 「髪の色」「瞳の色」などの部分を自分の好みでカスタマイズ(変更)できる場合が多いものの、
汎用モデルであるため、同一のモデルを使うVTuberが他にも存在し、他の人達との差別化が難しい
- 「髪の色」「瞳の色」などの部分を自分の好みでカスタマイズ(変更)できる場合が多いものの、
お仕事サイトで、VTuber用モデルの作成を依頼する
- VTuber用モデルの、イラストの作成
- VTuber用モデル用イラストの、モデリング
- 「VTuber用モデルの、イラストの作成」と「VTuber用モデル用イラストの、モデリング」の一括請負
- 一例として、「ココナラ」のようなお仕事サイトで、上記のリストの仕事を有料で請け負ってもらえるので、
請負人とメールなどでコミュニケーションを取って、自身が欲しいVTuber用モデルの外見イメージを伝えて、モデルを作成してもらう - 「VTuber用モデルのイラストの作成と、VTuber用モデル用イラストのモデリング」の一括請負で、5万円~10万円が相場(より高品質なモデルを求める場合は、15万円前後が相場)
- 一例として、「ココナラ」のようなお仕事サイトで、上記のリストの仕事を有料で請け負ってもらえるので、
フェイストラッキングソフトで、作成したモデルと自身の表情を連動させる
スポンサーリンク
フェイストラッキングソフトは、VTube Studio(無料)を使用することを推奨
- VTuberの大半は「VTube Studio」を使用しているため、信頼性と安心感が高い
- VTube Studioは多くの人達が使用しているメジャーなソフトであるため、使い方を解説する記事がネット上にたくさんあり、分からない部分はすぐに調べることができる
- 本記事の「Live2D Cubismを使って、描いたイラストの動作設定を行う」の項目で作成したLive2DモデルのデータをVTube Studioで読み込むことで、非常に簡単にモデルと表情の連動ができるようになる
(VTube Studioで「オートセットアップ」という設定項目を使えばほとんどの連動設定が自動で完了し、細かい部分の設定を自身の好みで調整すれば良いだけ)
- 本記事の「Live2D Cubismを使って、描いたイラストの動作設定を行う」の項目で作成したLive2DモデルのデータをVTube Studioで読み込むことで、非常に簡単にモデルと表情の連動ができるようになる
- VTube Studioは無料で使用できるものの、無料版の場合は画面左下に、常に動き回るキャラ(下の画像の赤い線の中のキャラ)が表示されてしまうため、
それを消すには1520円の有料版(VTube Studio Remove Watermark)を購入する必要がある
- VTube Studioは多くの人達が使用しているメジャーなソフトであるため、使い方を解説する記事がネット上にたくさんあり、分からない部分はすぐに調べることができる
VTube Studioの設定の、解説動画
動画配信ソフトを使用し、動画を投稿&配信
動画配信ソフトは「OBS Studio」を使用することを推奨
- VTuberが使用している動画配信ソフトの中で、OBS Studioが最もよく利用されていて、
動画上でVTuberのモデルを動かし、その動画を配信することができる- OBS Studioは多くの人達が使用しているメジャーなソフトであるため、使い方を解説する記事がネット上にたくさんあり、分からない部分はすぐに調べることができる
- OBS Studioは無料で使用できる
- ソフトウェアが、WindowsとMacの両方に対応
- 動画のライブ配信(リアルタイム配信)に適していることに加えて、
「ゲームの実況動画で、ゲーム画面を動画の一部分に映すこと」「配信用動画の録画保存(ライブ配信ではなく、あれこれ加工した後にアップロードするタイプの動画)」「動画に字幕テキストを挿入するなど、あれこれのエフェクトの付加もできる」など、
動画配信に必要な機能全般を備えている
動画を編集し、それによって見栄えを良くする
- 「セリフを噛んでしまったシーン」「動きや変化が少なくて、つまらないシーン」などを、カットする
- 字幕(テキスト)を動画に挿入する
- 「効果音」「画面の、視覚効果」などのエフェクトの付加
- これらを、上記のOBS Studioで実行し、動画を加工編集する
動画投稿サイトで、動画を投稿&配信
- YouTube
- Twitch
- OPENREC
- IRIAMなどの、スマートフォン用動画配信アプリ
- これらの動画配信サイトが、VTuberの活動場所として一般的
本ブログ推奨の、アニメ見放題サービス
コメント