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「民族浄化」という大量虐殺が行われる、主な理由・目的

 

民族浄化(敵対民族に対する、組織的な虐殺・強制移住)が行われる、主な理由・目的を解説します。

 

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「民族浄化」という大量虐殺を行う、主な理由・目的

1「占領地に居る邪魔な異民族を、排除するため」

  • 「他国」「他国の一部の領域」を占領した後、そこに元々住んでいる民族は占領側と確実に衝突を起こすため、邪魔でしかない
    • この事情から、邪魔な異民族を「大量虐殺」「他の場所へ強制移住」という事態となる
    • 本項目が、民族浄化の目的の中で最たるもの

 

本項目の具体例:ボスニア内戦における民族浄化
ボスニア・ヘルツェゴビナ(バルカン半島中部の共和国)において、そこに住んでいるセルビア人が、国内の
・ムスリム人
・クロアチア人
を虐殺し、セルビア人だけで国を統一しようとした内戦かつ民族浄化。
この内戦で、20万人以上の死者を出した。




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2「異民族を再教育して、占領側に吸収・同化するため」

  • 子どもの教育内容を、占領側のそれへ変更させる
  • 異民族が信仰している宗教を、占領側のそれへ変更させる
  • 「異民族の歴史・文化の証拠となる、書物・建造物など」を破壊し、その歴史・文化を異民族の中から消し去る
    • これらを継続し、異民族を占領側へ同化させる

 

本項目の具体例:中国政府による、ウイグル人の民族浄化
・新疆(しんきょう)ウイグル自治区の住民達を教育施設に収容し、拷問・虐待などを経て思想改造を行う
・ウイグル人を弾圧し、元々の思想・宗教を信じることを許さない
新疆ウイグル自治区が中国領であると主張するために、中国政府がウイグル人を民族浄化し続けていることは広く知られており、中国が世界的に非難される大きな原因の1つになっている。




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3「独裁者が国民からの支持を得るために、国内の異民族を敵として設定して攻撃する」

  • 異民族を攻撃(迫害・虐殺)することで、「国民みんなにとっての共通の敵」が可視化されたことにより自国民が一致団結しやすくなる
  • 異民族を見下す方針を取ることで、自国民の優位性・優越感を演出しやすくなる
  • 異民族の排除を大々的に掲げることで、独裁者の失策・失政に国民の目を向けないようにさせる意図
    • 上記のリストの目的から、独裁者が国民からの支持を高めるために民族浄化を実行する場合がある

 

本項目の具体例:ナチスによるホロコースト(ユダヤ人の大虐殺)
ナチス政権下のドイツが、ドイツ国内およびドイツが占領したヨーロッパの国に存在するユダヤ人(ユダヤ教を信仰する人々)を迫害し、大量虐殺したことをホロコーストと呼ぶ。(ホロコーストの語源は、ユダヤ教で”焼き尽くしたささげ物”を意味する語句)
ナチ党は、ドイツが抱えている経済・政治・文化などの問題はユダヤ人のせいだと主張し、ユダヤ人に責任転嫁する形で政党の国民支持を保とうとした。
ホロコーストで殺されたユダヤ人は、約600万人と言われる。

 

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