ヤンデレヒロインというキャラクタージャンルの、ヤンデレの魅力・創作物での役割を解説します。
「ヤンデレヒロイン」というキャラジャンルの、主な魅力
1「愛情の強さ」は全ヒロインタイプの中で最上級であり、強い個性がある
- 愛が重すぎる
(主人公への献身ぶりや、束縛の程度が、過度に強い) - 主人公への執着・妄執が、狂気の域に達している
- 主人公への愛を貫くためには、傷害・監禁などの犯罪行為もいとわない
- ヤンデレヒロインはこれらの特徴を兼ね備えており、各種のヒロインタイプの中で明らかに個性が強い部類に入る
- ただ見た目が可愛いだけでこれといった個性が無い量産型ヒロインキャラよりは、確実に個性が強くて存在感が大きい
- 一部の好事家の読者・視聴者にヤンデレヒロインが好まれる傾向がある
- ヤンデレヒロインはこれらの特徴を兼ね備えており、各種のヒロインタイプの中で明らかに個性が強い部類に入る
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本項目の具体例:漫画「ハッピーシュガーライフ」の、松坂さとう(まつざか さとう)
・自身と同性であり、しかも大幅に年下の児童の女の子を完全に好きになる
・その女の子を「大事に保護し、衣食住を提供する」という名目で、自宅に軟禁する
・自身と女の子との生活の邪魔になる人間は徹底的に排除し、殺人も躊躇せず為している
・それら一連の行為について、「自身の思考や行動が異常であるかもしれない可能性」「後悔」などをいっさい思い浮かべない
このように強度のヤンデレヒロインではあるが、
愛情が純粋すぎるからこそ松坂さとうの恋に高い価値があるという読者評価が多かったり、
彼女が重度のヤンデレでなければそもそも作中のストーリー全体が成立しないため、
記憶に残るヤンデレヒロインとして松坂さとうの名前が挙がりやすい。
2「特定の作品ジャンルとヤンデレヒロインの相性が良い」
- サイコホラー(心理的な恐怖を題材にした作品ジャンル)
- サスペンス(読み手・視聴者の不安や緊張を煽る作品ジャンル)
- ミステリー(殺人事件などの推理を題材にした作品ジャンル)
- 主にこれらの作品ジャンルと、ヤンデレヒロイン・メンヘラヒロインの相性が極めて良い
- 作中の事件の犯人・事件の中核を成す人物としてヤンデレヒロインが適任であり、作品のストーリーが良くて名作評価されたなら、
作品の重要人物であるヤンデレヒロインの評価も高くなる
本項目の具体例:ゲーム「Fate/stay night」の、間桐桜(まとう さくら)
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本作の3つあるヒロインルートのうち、桜のルートのみがホラー色が強い陰鬱なストーリーであり、ルートのヒロインを務める間桐桜は、ストーリーが進むにつれてだんだん恐怖の対象へと変化していく。
桜とリンクしている「汚染された聖杯」に桜の人格・身体が取り込まれ始めると、その影響で無自覚に殺人(人間を、魔力を補う養分として丸ごと吸収すること)を繰り返すようになり、
男性主人公へ向けていた秘めた恋愛感情も、彼を手段を選ばず独占しようとする病的なものへ変質していく。
さらに、抑圧していた「優秀すぎる姉への嫉妬心」「自身の悲惨な境遇や、気弱な自己を呪う気持ち」も性格が変化したことで表に噴出するようになったため、メンヘラヒロインとしての性質も兼ね備えている。
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