トラウマとなる不老不死キャラの、その主な特徴・タイプを解説します。
「不老不死のトラウマ」を植え付けられる、キャラクターの特徴
1「圧倒的な孤独」に苦しみ続けるキャラ
- 家族・友人・仲間は、その全てがすでに死んでしまっている
- 今の世界に、自身のことを知っている者・理解してくれる者はほぼゼロ
- 世界が滅亡した後、不老不死であるせいで自分だけが生き残り、世界に自分独りしかいないという絶望の状況に追い込まれる
- 不老不死キャラの多くは、上記のリストのような圧倒的孤独に苦しんでいる
本項目の具体例:漫画「火の鳥 未来編」の、山之辺マサト(やまのべ まさと)
超常的な存在の「火の鳥」に、荒廃した地球の再生のために強制的に不老不死にされた。
全世界を巻き込んだ核戦争で、マサトを除いて地球人類は絶滅した。
マサトは孤独に絶望しながら、何千年何万年と独りで生き、人類の再生を模索していく。
不老不死についてのトラウマを植え付けたキャラとして、多くの人達が名前を挙げる有名なキャラクター。
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2「強度の苦痛が続く状態」に固定されてしまい、不老不死であることがあだになるキャラ
- 「拘束されて身動きがとれない」「閉じ込められて、そこから一切移動できない」といった強度の苦痛が続く状態へ追い込まれている
- 不老不死であるせいで死ぬことができないため、苦痛が永遠に続く地獄のような状況
本項目の具体例:漫画「ジョジョの奇妙な冒険・第2部」の、カーズ
不老不死であることに加えて圧倒的な強さ・高度な知性をもつ「究極生命体」へ進化したが、その直後に宇宙空間へ押し出されてしまった。
ほぼ絶対零度の宇宙空間では全てが凍ってしまうため、どうやっても地球へ戻ることはできず、そのまま死ぬこともできずに、鉱物と生物の中間の存在になって永遠に宇宙空間をさまようことになる。
3「不老不死であり続けるために悲惨な状態になってしまっているキャラ」
- 延命や不老の施術を繰り返した結果、とても人間とは言えない化け物のような外見になってしまっている
- 不老不死に執着し続けた結果、自身が生きながらえるために非人道的な手段も平気で採るようになり、精神が醜く劣化してしまっている
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本項目の具体例:ゲーム「Fate/stay night」の、間桐臓硯(まとう ぞうけん)
延命に延命を重ねて、約500年間も生きながらえてきた人物。
そもそも間桐臓硯が不老不死を求めた当初の理由は、高潔な目的を果たすために長い寿命が必要だったからだが、
延命を繰り返すうちに魂および精神が劣化し、今では「死にたくないから真の不老不死を求める」という手段と目的が逆転するようになってしまっている。
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