ぜひ知っておくべき「欲望の重要な性質」を解説します。
「人間の欲望」の、4つの重要な性質・特徴
1「基本的に、人間の欲望は際限が無い」
- 1を得たら10（10が必要十分な程度だとする）を、10を得たら100を、100を得たら1000が欲しくなるのが人間の基本的な精神構造
- 客観的には十分に満たされた状態であったとしても、「必須ではないが、自身に不足しているモノ」「さらに上のモノ」を欲しがるため、この欲望の性質のせいで破滅する人間は後を絶たない
2「欲望が、人間が生きるための原動力になっている」
- 「あれが欲しい」「これが欲しい」と感じるからこそ、人間は様々な行動を起こし、その行動の積み重ねこそが人生の意義と言える
- 「欲望が強く、なおかつ、能力が高い者」であればあるほど人生が成功しやすい傾向がある
- 例えばゲームの世界で、
「レベルがMAX（これより上へ行く余地がゼロ）」「全アイテムを入手済み」「全イベントを消化済み」「敵に何をされても絶対に死なない」「どんな敵でも楽勝」という状況なら「こんなゲーム、やってて何が楽しいの？」とみんな感じるため、
『欲しいモノがあり、頑張ればそれを手に入れられる』という欲望に突き動かされている状況は幸福だと言える
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3「ごく一部の人達しか、欲望を制御できない」
- 生まれつき、無欲（欲望の程度がかなり小さい）な性格
（後天的に、この性格へ変化することはほぼ不可能） - 欲張りすぎて痛い目を見て、十分な罰を受けた後、強欲であることに懲りた人
- 欲張りすぎると大ダメージを受けることをしっかりと心得たうえで、
ヒットアンドアウェイ（相手に先んじて攻撃を与え、相手の攻撃が返ってくる前にその場を離脱すること）という戦法で利益を獲得できる人
（引き際をわきまえているため、欲望のせいで破滅することはない）- 欲望を上手く制御できる人は、上記のリストのようなごく少数の人達に限られる
- ほとんどの人（特に、後先を考えられない知性が低い部類の人）は、欲望におぼれるようにできている
- 社会的地位が高い人物であっても、権力におぼれて自身をコントロールできなくなる人がほとんど
4「人間の欲望が大きく減退する状況があること」
年をとって、身体と精神が弱った状況
- 体力が低下すると、それと連動して意欲も低下し、広範な欲望も縮小する
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うつ病のような精神疾患を発症した状況
- 生きる気力そのものが大幅に減退しているため、各種の欲望もほとんど消えてしまう危険な状態
欠乏していることが常態化した状況
- たとえば、ニート状態を続けていて「お金が無いので、欲しいモノが買えない・手に入らない」という状況がずっと続いていると、その状況に適応してだんだん欲望自体が縮小していく
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