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世界滅亡後の良い雰囲気を表現する、心地よい破滅の魅力

 

「滅亡した後の世界で、のんびりと暮らしている人々」という創作分野である「心地よい破滅」の物語パターンについて調査したので分かったことを報告します。

 

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「心地よい破滅」の3つの種類

予備知識:「心地よい破滅」とは

大戦争や科学実験の大事故などが原因で世界が滅んだ後、

人がいなくなった静かな世界の魅力や、文明が滅んだ世界でゆったりとマイペースに生きる人々の魅力を表現する創作分野を、「心地よい破滅」(cosy catastrophe、コージー・カタストロフィ)と呼びます。

cosyは「居心地が良い」「心地良い」という意味の英語、

catastropheは「破滅」「大災害」という意味の英語です。




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1「世界崩壊の結果、世界の環境や風景が魅力的なものに変化している」

  • 過去の文明の建物が植物に浸食されて、一面が緑でおおわれている
  • 過去の文明が、海面上昇などが理由で、ほぼ水没している
  • 多くの街が廃墟になっていて、廃墟のわびしい雰囲気が魅力的に感じられる
  • もともとは世界を支配していた人類が居なくなり、代わりに、別の種族(可愛らしい外見だったりして好感を覚える種族であることが多い)が世界中に繁栄している

人類が滅亡状態で誰もいない世界を、主人公達の少人数グループが探検しているパターンもよくあります。

本項目の典型例である有名アニメ「けものフレンズ」

 

人間であるかばんちゃんは、自分と同じ種族の人間が一人もいないジャパリパークに、ある日突然出現した。

「フレンズ」と呼ばれる、人間がベースで動物的な身体的特徴(動物の耳やしっぽや翼など)をもつ種族達と交流しながら、

かばんちゃんは自身の正体を究明するために、友達のフレンズ・サーバルちゃんと共にジャパリパークの中を移動する。

 

 

 

 

2「世界が崩壊し、以後の文明がかなり退行している」

  • 先代の世界では、メカ・電気・情報を駆使した高度な機械文明が築かれていた
  • 何らかの事件によって機械文明が崩壊し、当時の人間達も激減する↓
  • 崩壊後、数世代を経た現在の人間達には、過去の機械文明の残骸を扱うことができず、農耕文明にまで退行してしまっている

というのが、本項目におけるよくあるストーリー展開

牧歌的な世界で生きている登場人物達が、




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過去の機械文明の残骸に興味を抱いて過去の史実を解き明かすパターンや、あるいは、残骸をただの風景の中のオブジェととらえて無関心に暮らしていたりするパターンがあります。

本項目の典型例である有名小説「新世界より」

サイコキネシス(念動力)をもつ少数の人間達と、非能力者の多数の人間達との大規模な戦争が勃発し、それによって機械文明・社会体制は崩壊し、世界人口は最盛期の2%以下にまで激減した。




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その1000年後、

子孫であるサイコキネシスをもつごく少数の人間達が、農耕をベースにした生活のもと、過去の機械文明の世界とはまったく別種の社会秩序を敷いて静かに暮らしていた。

 

 

 

 

3「近日中に世界が滅亡することが判明していて、人々が最後の時を過ごしている」

  • 巨大隕石が地球に衝突しつつある
  • 致死的なウイルスが世界中にまん延しつつある
  • 世界中で少子化が進行し続けて、人類が明らかな衰退段階に入っている
  • 原因不明の超常現象により、地球上の人間達が次々と煙のように消滅してしまう

などが、世界滅亡の原因の例

世界滅亡が近いせいでパニックが起こり、強盗や扇動が頻発している一方で、

全てを諦めることで色々な執着から解放され、穏やかな気持ちで終末の時間を過ごしている人達もたくさんいる、という状況です。

本項目の典型例である有名漫画「ヨコハマ買い出し紀行」

 

人口が激減し、かつての高度な機械文明も衰退し続けている「夕凪(ゆうなぎ)の時代」において、

人間と見分けが付かない姿と性能の女性型ロボット「アルファ」が、たまにしか客が訪れないカフェを経営し、のんびりと生活している。

 




「心地よい破滅」と混同されがちな、2つの用語




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「心地よい破滅」

本記事で解説している、「世界が滅んだ後に、残された人々がのんびりと暮らしているストーリージャンル」のこと。

心地よい破滅は、ポストアポカリプスの1種です。

 

 

 

「ポストアポカリプス」

「世界規模の戦争や凶悪なウイルスのまん延などが原因で世界が滅び、その滅亡した世界が舞台のストーリージャンル」のこと。

一般的には、ポストアポカリプス系のストーリーは悲惨だったり退廃的なものである場合がほとんどです。

心地よい破滅は、ポストアポカリプスの派生ジャンルの1つです。

 

 

 

「ディストピア」

「独裁政府やAIなどによって、国民達の生活・思想が徹底的に管理されているストーリージャンル」のこと。

ディストピアは、よくポストアポカリプスや心地よい破滅と混同されますが、実際は無関係です。

 

 

「心地よい破滅」が、ポストアポカリプス・ディストピアと大きく違っている点は、

「心地よい破滅は、その世界の住人達が、今の世界の状況を肯定的に受け入れている」

(たしかに世界は滅亡状態だったり衰退中だが、その世界の住人達に悲壮感は無く、のんびりと暮らしている)

というものです。

 




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