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「オリジナルアニメ」を制作することのリスク&リターン

 

「オリジナルアニメ(原作漫画・原作小説が存在しないタイプのアニメ作品)」を制作することの、

主なリスクとリターンを解説します。

 

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オリジナルアニメ制作の、主なリスク・デメリット

視聴率・売上が爆死する場合がかなり多く、制作することはバクチの部類

  • 原作が存在しないせいで、原作ファン達による視聴・購入というブースト効果を得ることができない
  • 原作が無いことがわざわいして「面白いかつまらないか、それが全く不明」という状況になっており、多くの視聴者達はつまらないことを警戒して視聴を避けてしまう
  • 「オリジナルアニメの平均的クオリティーは、かなり高い」とは言いがたく、微妙なストーリー・キャラクター・世界観のアニメ作品が大部分を占めている
    • 上記のリストのような事情のせいで、制作されたオリジナルアニメの大半は爆死あるいは不振という結果になってしまう

 

本項目の具体例:オリジナル劇場アニメ「バブル」





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「脚本」「キャラクターデザイン」「アニメ監督」などのそれぞれに、たしかな実績がある有名な人材を使って作られたものの、大爆死してしまったオリジナル劇場アニメ。
『作品の絵面・ビジュアル・アニメーションだけは綺麗だったけれど、キャラデザが古くさいし、ストーリーも胸に響くものではなく、視聴者達が始終置いてけぼりにされたまま話が終わった駄作』
といった評価が多い。
また、本作はNetflixで先行配信され、その後に劇場公開されたが、
先行配信の時点で本作の低評価レビューがネット上で拡散し、そのせいで劇場版の興行収入の爆死がよりひどくなってしまった。

 




オリジナルアニメ制作の、主なリターン・メリット

もしも大ヒットした場合、制作に出資した企業はばく大な利益を得ることができる

  • キャラクターの版権使用料(その作品キャラクターを使った、多種多様なグッズ・製品を販売することができる)
  • 劇場版の配給権
  • 書籍化販売(漫画版や小説版など)の権利
    • 一例として、これらの極めて貴重な権益を出資企業は獲得することができる
      • オリジナルアニメは十中八九失敗するものの、ごく一部の成功作は覇権アニメとしてその放送クール中で頂点に立ち、業界での話題を独占するほどの成功をおさめる
        (この可能性を狙って、成功率は低いと判っていてもオリジナルアニメの制作は途絶えることなく昔からずっと続いている)




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本項目の具体例:オリジナルアニメ「リコリス・リコイル」

 

 

犯罪者を秘密裏に抹殺することで日本の治安を守っている公の極秘組織・DAと、
DAの実行員(リコリス(彼岸花)という名称)である暗殺者の少女・井ノ上たきな(命令違反をして千束の職場へ左遷される)、歴代最高のリコリスでありながら前線から離れてなかば引退してしまっている少女・錦木千束を中心にしてストーリーが進むオリジナルアニメ。
魅力的なキャラクター達と先が読めないストーリーで大ヒットし、大量の関連グッズが販売されたり本作のコラボレーションカフェが開催された。
「大成功したオリジナルアニメは、ばく大な利益を総取りできる」ということの好例。

 

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