漫画やアニメにおいて、嫌われるキャラの特徴を解説します。
「そのキャラの性格・言動」における特徴
そのキャラの主張がダブルスタンダード・よくブレる
- 「口では大きいことを言っていたのに、実際の行動が伴っていない」というタイプが特に嫌われやすい
- 「過去の主張」と「現在の主張」が食い違っている
(「そのキャラに、かっこいいことを言わせたい」「そのシーンで作者が主張したいことを、その場にいるキャラに言わせる」ということが原因で、キャラのブレが起こる) - ストーリーの前半と後半で、そのキャラがほとんど別人状態(キャラがブレている状況)
本項目の具体例:ライトノベル「ソードアート・オンライン」の、キリト
性格が悪い
- わがまま
- 意地悪
- 気が強すぎて言動がキツい
- 食べ物を粗末に扱う
- 娯楽として「子どもをいたぶる」「か弱い小動物をいじめる」などを行う
- 上記のリストのような性格的欠点が大きすぎる場合、たとえ能力が高かったり実績があってもカバーしきれないため、嫌われやすい
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本項目の具体例:漫画「弱虫ペダル」の、御堂筋翔(みどうすじ あきら)
「物語の進行」に対して後ろ向きな態度のキャラ
- 「面倒くさい」「つまらない」「怖い」などの理由で、ストーリーが先へ進むことを拒絶するキャラ
- 「やれやれ系主人公(色々な物事に対してやれやれと肩をすくめることが多い主人公)」などが典型例
- 本項目のキャラが主人公であった場合、
ストーリー進行においてアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んでいるような状態であるため、作品上での力の流れがおかしなことになりやすい
本項目の具体例:ライトノベル「氷菓」の、折木奉太郎(おれき ほうたろう)
「負の感情」にとらわれ続けている
- 復讐心
- 被害者意識
- 憎悪
- 卑屈であり、自分自身が嫌い
- これらの感情を背景にして具体的な行動を起こしているキャラは好感されるが、
ただただ恨んでいるだけ・悲しんでいるだけというタイプは「めめしい」「そのキャラのシーンは作品の雰囲気が陰気くさくなるだけ」「メンヘラで怖い」と倦厭されやすい
- これらの感情を背景にして具体的な行動を起こしているキャラは好感されるが、
本項目の具体例:アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の、ニーナ・アインシュタイン
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そのキャラの主義・主張・行動原理が、読者・視聴者の共感を得にくい
- そのキャラの主義・主張・行動原理が、理解しにくい部類のもの
- ちゃんと考えれば理解できるものの、それを面倒くさがる読者・視聴者が多かったり、「一見すると正しいけれど、ココが矛盾している」といった欠陥があることが多いため、そういうキャラは不人気になりやすい
本項目の具体例:漫画「東京喰種:re」の、旧多二福(ふるた にむら)
何の面白みも無い悪役キャラ
- 行動全般が外道
- 「信念」「悪人にならざるを得なかった、同情すべき過去」「カリスマ性」などの美点が何も無い
- 読者・視聴者にネタキャラとしてイジられるようなストーリー展開・突っ込みどころなどが何も無い
- これらの特徴を備えている、モブの悪役キャラ
本項目の具体例:漫画「ドラゴンボール」の、ライフル銃の男
「そのキャラがした行動」における特徴
作中で人気のキャラを傷つけた・殺した
- ストーリー上でのそのキャラの立場上、傷つけたり殺すことは必然的な行動であったとはいえ、本項目の行動はみんなの不興を買う大きな理由になる
- 「殺傷する意図・動機は無いのに、うっかり・ミス・事故などの展開で傷つけたり殺してしまう場合」だと、さらに嫌われるようになる
本項目の具体例:漫画「進撃の巨人」の、ガビ
足手まといなキャラ
- 間抜けな行動の結果、敵に捕まったり敵に利用されて味方に大損害をもたらす
- 一例として、上記のような行動をしてしまったり、何度も繰り返すようなトラブルメーカーは、だいたいの場合で嫌われる
- 本項目の類似パターンとして、バトルモノの作品における「能力が低いキャラ」「役に立たない能力しか持っていないキャラ」も不人気になりやすい
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本項目の具体例:漫画「DEATH NOTE」の、松田桃太(まつだ とうた)
主人公の快進撃・計画を妨害する、ウザいキャラ
- 「せっかくいいところだったのに、そこに水を差す存在」であるため、どうしてもみんなから不快に思われやすくなる
- 単発の妨害キャラならまだしも、繰り返し妨害してくるようなキャラは明確にウザいキャラとして特に嫌われやすい
恋愛・交際において、不純すぎる
- 二股や三股などをする
- 相手の気持ちをもてあそぶような行動をする
- 本項目は、ラブコメ作品の主人公が該当しやすい(ラブコメの主人公は叩かれやすい傾向が根強い)
- 異性関係でだらしないキャラは、男性キャラでも女性キャラでも読者・視聴者から嫌われやすい
本項目の具体例:アニメ「School Days」の、伊藤誠(いとう まこと)
「そのキャラの、周囲からの評価」における特徴
不自然に周りに持ち上げられているキャラ
- 読者・視聴者からすると「大したことが無い」「小物」のように見えるのに、周りの人物達からやたらと持ち上げられているキャラ
- このように、「読者・視聴者からの評価と、作中での周囲からの評価が、いちじるしく違っているキャラ」は不快に思われやすい
本項目の具体例:ライトノベル「賢者の孫」の、シン=ウォルフォード
その他、嫌われるキャラの特徴
あまり可愛くないヒロイン
- 「服装」「変身後のコスチューム」などがパッとしない
- 性格がキツい・サバサバ系
- 「髪型」「髪の色」などが不人気タイプ
- そのキャラの雰囲気(キャラクタービジュアルや声質や性格や服装などの総合評価)に、華が無い
- 上記のリストのような特徴をかねそなえたヒロインキャラは、不人気になりやすい
本項目の具体例:アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の、美樹さやか(みき さやか)
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読者・視聴者のヘイト(憎悪・反感)を集める役回りのキャラ
- 「作品のストーリー上で、主人公達の敵・障害として立ちはだかる役目のキャラ」のこと
- 敵・障害が無ければ話が盛り上がらないため、
作品上でどうしても必要な憎まれ役キャラであり、読者・視聴者のヘイトを集めやすいように容姿・言動などに嫌われやすい特徴が付加されている場合が多い
(よく観察すれば独特の美点があるものの、大多数の読者・視聴者はそれに気づかずに嫌うだけ)
- 敵・障害が無ければ話が盛り上がらないため、
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