現代の漫画やアニメで、百合系作品が急速に拡大している現象の、その理由・原因を解説します。
現代で、「百合系作品」が拡大している現象の主な理由
1「萌え系アニメ」において、キャラ同士を百合関係にすることが最適解に近いから
- 「可愛い女の子キャラ」の魅力を、ストーリー上でとことん引き出すこと(照れる・ときめくなどの可愛い仕草をひんぱんにする)
- 「可愛い女の子キャラ」同士の人間関係を、なるべく良好なものにすること
- 作中で、邪魔な男性キャラはなるべく出さないようにすること
- この3つの条件を同時に満たすためには、
「女の子キャラ同士が、何となく好き合っている」「片方の女の子キャラが、相手のことが強く気になっている」というソフト百合の状況が最適に近い- 「萌え系アニメ(まんがタイムきららと、その系列のきらら系作品に代表される、可愛い女の子キャラ達が主役のほんわか系作品)」が世の中に受け入れられている以上、
それに連動して百合も拡大していく
- 「萌え系アニメ(まんがタイムきららと、その系列のきらら系作品に代表される、可愛い女の子キャラ達が主役のほんわか系作品)」が世の中に受け入れられている以上、
- この3つの条件を同時に満たすためには、
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2「とりあえず百合にしておけば、プラスに働くことは多くても、マイナスになることは少ないから」
百合が好きな読者・視聴者には、当然プラスに働く
- ディープな漫画・アニメファンであり、百合を好んでいたり百合に理解がある人達には、女の子キャラ同士の百合関係は好意的に受け取られる
- 「男女のカップリング」にする場合、
百合が好きな読者・視聴者が反発することはもちろん、
「その可愛い女の子キャラを、男キャラに取られたことが不快」と感じる読者・視聴者が出てくることが少なくないため、
男女恋愛を大前提にした本格派の恋愛作品でもない限りは、女の子キャラを男キャラとくっつけることは避けた方が無難、という状況になっている
百合に興味が無い読者・視聴者にも、マイナスに働くことはあまり無い
- 女の子キャラ同士がいちゃいちゃしていたり、相手のことを強く意識していても、「女の子キャラ同士の、健全な友情」としか認識しない場合が多い
- 作品の制作側も、専門の百合漫画ではない一般作品において百合関係を導入する場合は、あくまで友情の範囲内に見えるように百合描写を調整することが多いため、
百合に興味が無い読者・視聴者も拒絶反応が出にくい - 「可愛い女の子キャラ同士が、楽しそうにしている・仲良くしている構図」はただそれだけで一定の価値があり、(よく言われている、”可愛いは正義”に近いものがある)
その構図による価値は、百合に興味が無い読者・視聴者にも有効
- 作品の制作側も、専門の百合漫画ではない一般作品において百合関係を導入する場合は、あくまで友情の範囲内に見えるように百合描写を調整することが多いため、
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3「読者・視聴者に勝手に百合作品だと解釈されることが多いから」
- たとえば、百合(女の子キャラ同士の恋愛)とは無関係の、女の子キャラ同士のバディもの(相棒もの)の作品であっても、
現代では読者・視聴者に百合作品だと解釈される場合が非常に多い- 人々に百合認定される作品が多くなることで、現代世界で百合作品が拡大しているように見える
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