名作と評価される作品・商品の特徴と、駄作の特徴を、それぞれ解説します。
「名作」とされる作品・商品の、主な3つの特徴
1「その作品がきっかけとなり、新しい流行が形成されたり大人気キャラが誕生した」
- その作品の大ヒットをきっかけにして、多数のフォロワー(模倣者)の作家が現れたり、その作品に追随する似たタイプの作品が複数作られる
- 「漫画やアニメやゲームなどの創作の世界で、新しい潮流を形成できた作品」は後世に多大な影響を与えた偉大な作品として名作扱いされる
- その作品で大人気キャラが誕生し、
以後は何年間もそのキャラが支持されたり、そのキャラのキャラクタービジネス(そのキャラを主人公にしたスピンオフ作品やフィギュア化など)が展開される
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2「その作品が、発表当時に相対的に優秀だった」
発表時、その作品が群を抜いて優れていたパターン
- その作品のクオリティーが、発表当時に突出して優れていると、名作だと認定される
- 後世でも語り継がれる名作は、このパターンである場合がほとんど
シリーズ作の中で良作だったパターン
- 初代の作品(その作品がシリーズ化するきっかけになった、革命的な作品)
- そのシリーズ作で凡作が続いていた中で、久々に良作が出てきた
ブレイクスルー(科学技術などの飛躍的な進歩)を達成したパターン
- 「前世代よりも飛躍的に性能が向上し、その作品以降の数世代くらいはマイナーチェンジばかり」という状況だと、それを実現した作品は名作・名機だとされる
- 本項目と類似したパターンとして、
その作品以後の創作の世界で基本・基礎となる要素を初めて構築した作品は、画期的な作品として名作認定される
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3「受け手の心に強く残るモノ」が作品中に存在している
- 感動的なストーリー
- 登場キャラクターの信念や特定のセリフに強く共感したり、自身の人生の指針になり得るほどの感銘を受ける
- 「人生で役立つ、貴重な学び」が豊富に含まれている
- 切ない・寂しい終わり方のせいで、受け手の心にずっと余韻が残る
- 上記のリストのように、受け手の心を強く動かすことができる作品は名作と呼ばれる
「駄作」とされる作品・商品の、主な5つの特徴
1「ストーリー・キャラクター・価格などに、これといった魅力が無い」
- 作品ストーリーが、買い手の心に全然響かない
- 「ストーリーの構成・伏線・作中の各種設定などに、ひねりが無い」「話が毒にも薬にもならないというタイプであり、印象・記憶に残らない」といった原因である場合が多い
- 敵味方のキャラクター達に、魅力が無い
- 「価格が安く、商品のコストパフォーマンスが高い」とは言えない商品価格
2「買い手達の期待度」を下回る作品
- 「過去に名作を生んだ作者の、その新作」「ゲームのシリーズ作(長い歴史があり、すでにブランド化しているシリーズ)の、その新作」などで、
期待外れの作品が出されると駄作認定されやすい - 漫画やゲームなどの創作物のみならず、
有名メーカーの新商品(たとえば、PCパーツのグラフィックボードなど)が期待外れだった場合にもユーザー達から「産廃(産業廃棄物)」と呼ばれることが多々ある
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3「話題性ばかりを狙っていて、実態はダメダメな作品」
- 一例として、「その時に大人気を博している漫画家にキャラクターデザインをさせたゲーム」が本項目に該当する
- その時その時で人気の「脚本家」「アニメ監督」「声優」「俳優」などを起用し、そのことを大々的にアピールする作品は、話題性狙いの駄作になりやすい
4「作者・製作企業側の「楽して儲けたい」という意図が透けて見える作品」
「成功作の、そのスピンオフ作品」を乱発するパターン
- 作品のストーリー・画力などが低クオリティーであることがかなり多く、駄作認定されやすい
- 「原作者監修・ストーリーと作画は別の作者が担当」という場合、
原作の雰囲気・キャラクターの性格とかけ離れた描写がされることが多く、ほぼ確実に駄作になる
人気の漫画や小説を、別の媒体に無理矢理落とし込んだというパターン
- 人気を博している漫画作品・ライトノベル作品などを、ゲーム化(格闘ゲームやビジュアルノベルゲームなど)する
- 人気を博している漫画作品・アニメ作品などを、実写化(映画やドラマなど)する
- 上記のリストのような行為は、原作の良さを殺してしまった駄作が生まれる結果が非常に多いため、原作ファン達の不評を買いやすい
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買い手側に課金させようとする意図が露骨すぎるパターン
- DLC(ダウンロードコンテンツ)を購入しないと、肝心のエピソードを楽しめないという仕様
- 分割作品であり、2つ以上の作品を買わないとストーリーが完結しない
- 人気のゲームシリーズが、途中からソーシャルゲーム(課金をしないとまともに遊べない)に変わり、しかもゲームのクオリティーが大幅に下がる
明らかに二匹目のドジョウを狙っているパターン
- 今現在の流行の、その後追い作品
- パクリだと言われかねないうえに、往々にして作品自体も低クオリティーになりがち
「引き延ばし」「水増し」が明らかであるバターン
- 人気連載作品が、営利目的でだらだらと引き延ばし展開になっている
- 「プログラムによってランダムに自動生成されるダンジョン」を用意して作品が大ボリュームであることを訴求するなど、明らかに内容が水増しされた手抜き作品
5「その作品に、”不人気になりやすい原因”が含まれている」
主要キャラクターに共感しにくかったり、彼らの目的が理解しにくいパターン
- 主人公が「陰気」「暗い」という性格であるせいで、受け手側も気分が乗らない
- 主人公および敵の行動目的が「(広い意味での)破滅を志す」というものであり、受け手側が共感・理解しにくい動機
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作品ストーリーが竜頭蛇尾というパターン
- 「ストーリー当初は大きな目標を掲げていたのに、最後はそれを達成できず・目標を大幅に下方修正してそれを成したことで話を締める」という場合が特にまずい
- 話の終わり方が、大多数の人々が不満に感じるタイプのもの
「受け手達・シリーズ作のファン達が求める要素」が含まれていないパターン
- 奇をてらいすぎて、まったく一般ウケしなくなっている作品
- 「そのシリーズ作のファン達が見たいモノ・提供して欲しいモノ」が、その作品に含まれていない
- 例えば、その作品の主人公のキャラクター性がファン達にウケていたのに、
外伝作品・スピンオフ作品で「共通の世界観だが、人気の主人公は出てこない」という場合、駄作認定されやすい
- 例えば、その作品の主人公のキャラクター性がファン達にウケていたのに、
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