キャラクターに、動物の耳としっぽが生えているという
「獣耳(けものみみ、あるいは、ケモミミ)」というジャンルの特徴と魅力について解説します。
獣耳キャラの主な種類と、それぞれの魅力
登場頻度が非常に高いタイプの獣耳キャラ
猫耳
- 本項目の猫耳キャラが、各種の獣耳キャラの中でおそらく最頻出
- 猫耳キャラは見た目が非常に可愛らしいため、獣耳キャラというジャンルのくくりを越えて、一般的な萌え属性の一種として世の中に定着している
- 猫耳キャラの特性として、
「主人的なポジションにあるキャラに、甘えた態度を取りやすい」「態度や行動方針が気まぐれ」「動きが俊敏(しゅんびん)」「しっぽが、ひんぱんにくねる」などが代表的
本項目の例:ゲーム「東方Projectシリーズ」の火焔猫燐(カエンビョウリン)
犬耳
- 「高人気のペット」として猫と並ぶ人気があるため、創作物においても犬の需要は高く、犬耳のキャラは出現頻度が非常に高い
- 犬耳キャラの特性として、
「主人的なポジションにあるキャラに、非常に忠実」「嗅覚が鋭い」「嬉しくなるとしっぽを勢いよく振る」などが代表的
本項目の例:ゲーム「うたわれるもの」のエルルゥ
スポンサーリンク
たまに登場するタイプの獣耳キャラ
キツネ耳
- 「ぴんと高く伸びた耳」「豊かな毛並みのしっぽ」が主なチャームポイント
- キツネは「霊力をもつ動物という言い伝え」「稲荷神(いなりしん)の使者とされる」という事柄から、「狐火(きつねび)などの妖術を使える」「服が和装」といった伝奇的な特徴がある場合が多い
ウサギ耳
- 非常に特徴的な「長い耳」がアクセントになっている獣耳キャラ
- 耳が長い反面、しっぽは短くて目立たない(動物のウサギは、しっぽが球形で小さいため)
- 「ウサギは縁起物である」という俗信が世界に複数存在していることを受けて、ウサギ耳キャラは「幸運」「運が強い」という特徴を備えている場合が多い
- ウサギ耳キャラは、『バニーガール(クラブやキャバレーなどで、ウサギをかたどった衣装をつけて接客する女性)』という方面でも人気が高い
オオカミ耳
- 見た目は、本記事の犬耳キャラの外見と非常によく似ている
- 犬と狼は、どちらもネコ目イヌ科イヌ属に属している動物であるため
- 人間のペットとして生きている犬をモデルにした犬耳キャラと違って、
オオカミ耳キャラは「野生的な気質が強くて、好戦的」「プライドが高い」「犬耳キャラよりも戦闘能力が高い」といった特徴を備えている場合が多い
本項目の例:ライトノベル「狼と香辛料」のホロ
スポンサーリンク
めったに見ないタイプの獣耳キャラ
タヌキ耳
- 「小さな耳」と「しましまの模様のしっぽ」が主な特徴
- 本記事のキツネ耳の項目と同様に、「タヌキは人間を化かす」という俗信があり、タヌキ耳キャラは何かしらの妖術を使える場合が多い
ネズミ耳
- 「丸くて大きな耳」と「細長いしっぽ」が主な特徴
- ネズミ耳キャラは相当にレアであり、ごくたまにしか創作物上に姿を現さない
トラ耳
- 「小さな耳」と「黄色と黒のしましまの模様のしっぽ」が主な特徴
- 「動物のトラが、人間の姿へ変化した」という設定である場合が多い
- トラ耳キャラは「どう猛な気質」「戦闘能力が非常に高い」「身体が強靱」といった特徴を備えている場合が多い
創作物にケモ耳キャラが登場する、主な理由パターン
動物が、「人間に近い姿」へ変身した
- 「妖怪化した元動物」や「神獣」が、人間社会に人間のふりをしてまぎれこむため
- 「魔法的な現象によって偶然変身した」「神様のような存在に、人間になりたいという願いを叶えてもらった」などの理由で、受動的に変化した
- 上記のリストのような事情で、動物が人間に近い姿へ変身した
- 本項目の理由で変身したキャラが、「獣耳キャラ」の原義に最も近く、獣耳もしっぽも天然モノであり、言動と思考スタイルにも動物的な特徴を帯びている
人間が、獣耳キャラへ変身した
- 人間キャラが、動物の優れた身体能力を獲得するために、魔法的効果によって動物と一時的に融合した
- 人間キャラに、霊的な状態の動物が憑依した
- 人間キャラが、「呪いのような、悪影響を及ぼす力」「特殊な薬を服用した後に発現した副作用」などによって獣耳キャラへ変身した
- 人間キャラが、特殊能力を発動させると、動物の優れた身体能力を発揮するようになり、同時に獣耳やしっぽが一時的に生える
- たとえば上記のリストのような事情で、人間が獣耳キャラへ変身した
スポンサーリンク
物語舞台のファンタジー世界において、亜人種(獣耳キャラ)が存在している
- 異世界ファンタジー(剣・魔法・モンスターなどが登場するタイプの世界のこと)で、複数ある種族の一つとして亜人種(獣耳キャラ)が存在している
- 本項目の場合の獣耳キャラは、
「立ち振る舞いの仕方は、人間寄り」「身体能力や五感が、人間よりも上」「複雑な事柄は苦手」といった特徴を備えている場合が多い
- 本項目の場合の獣耳キャラは、
コスプレなどの行為で、動物の付け耳としっぽを装着しているだけ
- 本項目は、人間キャラがコスプレ的行為によって獣耳キャラの姿をまねているだけであるため、獣人要素はゼロ
- 上記の事情により、「本項目は、獣耳キャラに分類することはできない」という声も少なくない
本ブログ推奨の、アニメ見放題サービス
コメント