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初代映画・リングの、ネット上での恐いという感想と評価集

 

日本のホラー映画の中で最高傑作と名高い、1998年上映の「リング」が恐くて秀逸とネット上で評価されるポイントについて調査したので分かったことを報告します。

 

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映画の初代「リング」で、ネット上のみんなが恐いと感じるところ

 

呪いのビデオでの、
・文字がバラバラに動く新聞
・貞子の母親が鏡台の前で髪をとかすシーン
・地面にはいつくばる、大量の人間達
・頭に布を被って何かを指差している男
大人になっても、いつ見ても、リングの呪いのビデオは正直キツい。

 

浅川玲子が事件究明に乗り出す前に、
玲子の姪が、呪いのビデオのせいで
押し入れの中で大口を開けたまま死んでいたシーン。

 

本当に呪われているかどうかを確認するために
浅川玲子をポラロイドカメラで写真に撮ったら、
本当に顔がゆがんで写っていて、
きっちり呪われていてもう逃げられないことを再確認するシーン。

 

時間経過で日付が変わり、
〇月〇日〇曜日
画面に文字が表示される時の効果音が重苦しくて不安になる。

 

呪いの念がこもったビデオテープを
登場人物達が行く先々で持ち運ぶこと自体がもう恐い。
黒くて長方形の物体には、いかにも何かヤバそうなモノが入っている感じがする。
Blu-rayやUSBメモリに動画データが入っていたり
ネット上の動画サイトから呪いの動画を視聴したとしても、
ビデオテープほど恐さ・重さは感じない。

 

呪いで死ぬ予定日まで、
だんだん時間の猶予が無くなっていく状況・タイムリミットが迫ってくる状況が恐い。
見ているこちらまで焦燥感が煽られる。




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浅川玲子の子どもが、勝手に呪いのビデオを観てしまったシーン。
呪いのビデオで過去に死んだ智子が霊になって、
玲子を「叔母さん」と言って眠りから起こしてわざわざ後悔と絶望感を増幅させようとしたり、
智子が玲子の子どもにビデオを観るように促したのも、
気味の悪い悪意が感じられて恐い。

 

伊豆大島で貞子についての聞き込み調査をしていて、
貞子の母親の志津子について、
「志津子は海と話しとった」
と過去が回想されるシーン。

 

街中でベンチにうつむきながら座っていた高山竜司の前に、
白い服を着た、汚いクツを履いた女が突然現れるシーン。
竜司が「お前がやったのか」と、目の前の女が貞子であることを感じつつも、
金縛り状態で、顔を上げて女の顔を見ることができない。

 

映画の終盤で、
井戸の中をさらい続けるシーンが息苦しい雰囲気で恐い。
にごっていて不潔な水の中に入ることと、井戸の中という圧倒的閉塞感が、
見ているこっちももう無理。

 

井戸の中で貞子の遺骨を発見&タイムリミットの時刻を乗り越えて、
事件解決!!生存しての勝利END!!と思わせておいて、
その直後に
〇月〇日〇曜日
とまた画面に気味の悪いSE付きで表示され、
呪いのビデオ事件が継続していることが示されることからの、絶望感。

 

いくら自分の子どもを助けるためとはいえ、
自分の親に呪いのビデオを見せに帰省する展開が狂気すぎる。

 

映画のラストシーンで、
呪いのビデオの噂話について語る女の子同士が
「え?じゃあ終わらないじゃん」
「うん、でも死にたくなかったら…やるでしょ?」
って会話内容で呪いのビデオ事件を締めくくるのが、
本事件の悪質さ・人間の悪質さを示唆していて恐い。

 




映画の初代「リング」が、作品として優れていたと思われるところ

 

呪いのビデオの映像内容が凄すぎる。
1分間程度の短い時間の内容なのに、
とにかくインパクトが強くて記憶に残りまくる。

リング 呪いのビデオ

 

「よくある都市伝説系怪奇事件だけど、
人間の死に方に実は法則性があるから、
法則性をしっかり読み解けば死なずに済む
というパズル要素があるホラー、
というのが斬新で面白かった。

 

日本人は
「黒髪かつ長髪の若い女性」に、独特の恐怖感・不安感を感じる。
貞子は典型的なその容姿だから、
日本人視聴者の恐怖感をよりいっそう煽る。

 

呪いのビデオがこの世に生まれた真相に映画の主人公達が近づいていく過程で、
だんだん不安さ・不穏さが積み重なっていって、
視聴者側がどんどん息苦しくなっていくストーリー展開が秀逸。




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あの時代の、現代からすれば荒くて粗雑な映像だからこそリングは恐い。
現代の鮮明・美麗な映像だと、恐怖感が半減する。

 

「貞子の遺骨も供養して、主人公達が死なずに済んでめでたしめでたし」
と思わせてからの、
お約束展開を完全に裏切る貞子襲来、
というストーリーが意外性があって良かった。

 

呪いのビデオがこの世に存在する段階ですでに恐怖なのに、
事件の真相にだんだん迫っていく過程で、
・山村志津子の超能力が周囲からインチキ扱いされて、志津子が火山火口に投身自殺したこと
・貞子(志津子の娘)という、わけが分からないヤバすぎる女が過去にいたこと
・貞子が殺されて井戸に死体遺棄されたこと
といった、ますます恐い事実が判明していき、
どんどん不安感・不穏感が重く積み重なっていく。
このストーリー構成が凄い。

 

原作の小説は、
根絶される寸前の天然痘ウイルスと、
殺された超能力者・貞子の念が融合して呪いのビデオが形成されたという、
オカルトを含むSFベースの推理系ストーリー。
実は原作では驚くほどオカルト描写は少ない。
映画版では天然痘ウイルス関係はばっさりカットされているけれど、
そこを貞子の怨霊設定で補填していて、
良いアレンジだった。

 

「もしも自分が呪いのビデオを観てしまったら、
どうやって死を回避するか?」
という思考実験を、映画視聴後にみんながしてしまうのが面白いポイント。
知らない誰かを騙して呪いのビデオを見せるか?それとも別の方法で…。
みたいに、あれこれ想像がふくらむ。

 

・作品全体での薄気味悪さ
・気持ち悪さ(呪いのビデオの内容)
・作中のジメジメとして暗くてどんよりした雰囲気
・残り時間がどんどん減っていくという焦燥感
・得体の知れないもの(貞子の怨念)が常に登場人物達にまとわりついている不安感・不穏感
これらがごく自然に融合していて、
取って付けたような違和感・不出来なごった煮感が無い。
奇跡のバランスのホラー映画と言って良い。




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TV画面から貞子が這い出てくる展開は、
原作小説には無いオリジナル展開だけど、
あれは上手い改変だったと思う。
映画観客達にはインパクト絶大だし、
「リングといえばこのシーン!」と外側へ向けた広告的な効果も高い。

 

・暗くてどんよりした作中雰囲気
・美少女&美女
・渋めで落ち着いた性格の、かっこいいおっさん
・意味不明で、なおかつ、ゾワッとする感じで恐いこと(呪いのビデオの内容や、作中のところどころのシーン)
・怪異とは意思疎通ができず、こちらの誠意や言葉は一切無効であること(貞子の遺骨を供養しても無意味なこと)
ホラーに強く求められる重要要素を忠実に守っているから、リングは面白い。

 

映画「リング」は、
恐怖の作りが高品質で丁寧で上品という印象。
血や暴力などのスプラッター描写や、ハデなCGや、露骨な心霊シーンがほぼ無いのに、
シーンの1つ1つに妖しさ・もの悲しさ・虚無感などが匂わせる程度に表現されていて、
全体的に味わい深い恐怖を演出できている。
本映画は一種の芸術作品と言っても良い。

 

色々な演出手法・ストーリー内容の結果、
映画「リング」は
「精神的にやられる映画」
になっていることが高評価。
おばけ屋敷でおばけ役に驚かされるような単純で短期的な恐怖ではなく、
精神をじくじくと長期的に蝕まれて絶妙に不安感を煽られる映画だから、
ホラー映画として秀逸だし記憶に残る名作になっている。
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