信頼性が高い性格診断・MBTIで、ESFJ型が全16種類の性格中で、集団や企業組織への最高の適応力を備えていることの原因について調査したので分かったことを報告します。
ESFJ型の集団や組織への適応力が極めて高いことの、5つの原因
1「コミュニケーション能力が、全性格中で最高レベルに高い」
- ESFJ型は優しくて愛想が良い態度を取り、そのおかげで短時間で他者達と打ち解けることができる
- 礼儀正しい性格で、細かな気配りも得意なため、そのおかげで他者達から信頼されやすい
- 人情を重んじる性格であり、積極的に他者を援助したり世話を焼くことができる
2「ESFJ型は、もともと人間が好きな性格型」
- ESFJ型は思いやりが強い性格であり、他者達との交流を生まれつき好む性格型
- しかも、ESFJ型は明るく活発な雰囲気であり、その温かい人柄が他者達を引き寄せる
- さらに、「他者に尽くしたい」「他者に必要とされたい」という願望を強く持っている場合が多々ある
ESFJ型は生まれつき対人コミュニケーションを好む性格であり、
「生まれつき、そのような性質を持っている」ということは稀少にして極めて有効な現象です。
後天的に努力して性格や立ち振る舞い方を強引に変えようとしても、生まれつきの性格にはとうてい及ばない、というパターンがほとんどです。
3「集団の和や、その場の空気を、非常に重要だととらえる」
- 協調性を重視する性格であり、集団内のみんなが楽しく過ごしていることを大事だと考えている
- 「理屈」「論理」よりも、「集団内のみんながどう感じ、どう思っているか」を重要視して判断を下すため、
その判断は集団内のみんなに受け入れられやすいし、組織の管理者や上司からすればそのような判断を下すことができるESFJ型は重宝する
日本社会では、論理や個人の意見よりも集団の空気・集団の総意を優先する、という特徴があるため、
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ごく自然体で、集団の総意を優先できるESFJ型は日本社会への適性が極めて高い、と評価することができます。
4「自身が所属している組織のルール・伝統・慣習を重んじる」
- 自身が慣れ親しんでいるルールに安心感を覚え、変化することを嫌う
- この特徴により、企業のルールや上司の命令には従順に従い、部下にはルール・慣習を守るように教育するようになるため、
企業側としてはESFJ型はぜひとも欲しい人材ということになる
- この特徴により、企業のルールや上司の命令には従順に従い、部下にはルール・慣習を守るように教育するようになるため、
- ESFJ型は組織への所属欲求を強くもち、その欲求が原因で、組織内で波風を立てて自身が組織内から排除されるような行為を避ける傾向がある
5「個性や独創性を主張せず、良い意味での組織の歯車に徹することができる」
- ESFJ型は目の前の現実と向き合うタイプの性格型であり、「夢」「理想」「革命」などの非現実的な要素にほとんど傾倒しない
- 仕事の作業に「独創性」「自身の個性を発揮できること」などをあまり求めず、ルーチンワークを淡々とこなすことに抵抗がないため、ESFJ型は企業側に好まれる人材
参考:MBTIにおける、社会に適応しやすい性格型と、社会に適応し辛い性格型
社会に適応しやすい性格型
- ESxx(ESFJ・ESFP・ESTP・ESTJの4タイプのこと)である
- ESxxはコミュニケーション能力が非常に高いという共通点がある
- 保守的で常識的な考え方であり、独創的な考えをすることが苦手
- 「外向的」「明るくて活発な態度」「人間好きな性格」など、他者達との関係を築いたり関係を維持しやすい性格的特徴を備えている
社会に適応し辛い性格型
- INxx(INTP・INTJ・INFP・INFJの4タイプのこと)である
- INxxは固有の内面世界をもち、その世界に深く依存するという共通点がある
- ISTPやISTJのように、自身が興味をもつ物事については熱心に継続するが、それ以外の物事はすぐに放棄しがちという、両極端な性格
- 考察や思索が得意であり、社会常識に反発しがち
- 自身の興味関心を追求することに忙しくて、そのせいで他者達とのコミュニケーションをおろそかにしがち
その人間は全16種類の性格型のどれか1つに分類できるとする「MBTI性格診断」
16種類のそれぞれの性格の簡潔な解説図
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ESFJ型の心理機能の組み合わせと、ESFJ型の得意不得意
ESFJ型の心理機能の組み合わせ
優勢機能 | 補佐機能 | 代替機能 | 劣等機能 | |
---|---|---|---|---|
ESFJ | 外向的感情(Fe) | 内向的感覚(Si) | 外向的直観(Ne) | 内向的思考(Ti) |
補佐機能(第二機能):その人が2番目によく使う機能
代替機能(第三機能):補佐機能の効果をもってしても状況を解決できない場合に、この代替機能が働いて優勢機能をサポートする
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劣等機能(第四機能):その人の性格型が最も苦手にしていること
内向的感覚:自身の五感によって受け取った情報をもとに、自身の内面で感じたことで物事を判断しようとする気質。略称はSi。
外向的直観:この世界を客観視して、世界の中に隠れている秘密を見つけ出そうとしたり、新しい発明をしようとする気質。略称はNe。
内向的思考:自身の内面へ意識を向け、自分なりの考え方と論理と原理で物事を判断しようとする気質。略称はTi。
「心理機能」の詳細は、当ブログでの専用解説ページ↓をご覧下さい。
ESFJ型の心理機能の組み合わせから生じる長所
- 優勢機能の外向的感情:社交性・外交力の高さが主な長所
- 補佐機能の内向的感覚:忠誠心・従順さが主な長所
ESFJ型が最も得意としていることは「他者との社交に関する能力」であり、
そこへ補佐機能の忠誠心の高さ・従順さという長所が加わるため、
個人的な親交でも、企業内での対人コミュニケーションでも、そのどちらの場面でも大いに活躍することができます。
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また、代替機能の外向的直観の働きにより、優れた洞察力を発揮できるため、
人間関係のコツを独自に発見して、ESFJ型の優れたコミュニケーション能力をさらに強化できるということもひんぱんに起こります。
ESFJ型は内向的思考が劣等機能になっていて、
このことはESFJ型が自分自身の考えや意見をもつことが非常に苦手であることを意味しています。
ESFJ型は集団や組織への適応力が高すぎるあまりに、個性を確立したり個性を発揮することが困難な性格型と評価することができます。
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当ブログでの、ESFJ型の性格の補足説明の記事↓も合わせてご覧下さい。
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