ネット住民達の、「才能」について分かったこと・教訓集

「ただの、才能がある人」を超えた「俊才～天才」になるには、
子どもの頃に、たまたま・運良く、才能がある分野に出会って、十年程度没頭する、
というかなりの運の良さが必要。
世の親達の9割くらいは、学校と学習塾に通わせることだけが教育だと思い込んでいて、才能に関する特殊な教育・試行錯誤はからっきし、というのが実情。

何かの才能を実戦レベル（賞を取ったりお金を取れるくらいの基準）まで成長させるには「努力を続ける才能」がどうしても要る。
そして、この努力を続ける才能は、その才能単体とは別種である場合が多い。（その人が幸運にも2つの才能を兼ね備えている場合もある）
才能だけ生まれ持っていても、努力を続ける才能が無いせいで、すぐに辞めてしまう人はありふれている。

「大量の知識を覚えて、その知識同士を素早く組み合わせて疑問・問題を解決する、学者系の才能」は割とありふれているし、単に生まれつきの知能が高いだけの高学歴な人でも比較的簡単にマネできてしまう。
「独自の感性・感覚に依存する分野の才能」に近ければ近いほど才能のレアリティーが高く、非才者によるマネも困難。
作曲とか漫画創作とかアイドル的魅力とか。

世の大半の男性達にはこれといった才能は無いけれど、女性達はそれに輪をかけて才能が無い。
生まれつきの志向が「繁殖（＝恋愛）」「保身」「快楽（美食やリラクゼーション）」といったジャンルに集中しすぎていて、
才能を極めるために必須の、オタク的気質・マニアックさが致命的に欠如しているから。

おそらく、「才能を活かした道」へ進むための時間的猶予の最終リミットは、「大学卒業時（22歳前後）」。
このリミットまでに自身の可能性・才能に気づき、必死に一芸を磨いておかないと、
なし崩し的に社畜ルートに入ってしまい、そのルートから一生脱出できない。
自由時間の多い4年間のキャンパスライフをどう過ごすかで、以後の人生が激変する。

・スポーツ
・芸術や創作
・芸能（アイドルとか声優とか芸人とか音楽とか）
この辺のジャンルは、才能が有る・無いの格差、才能の大小の格差が理不尽なまでに大きいから、
だったら才能格差の振り幅が比較的小さい、勉強系・知識系のジャンルへ進んだ方がまだ勝ち目がある。

「才能がある奴は良いよな」と定番のように言われるけれど、
磨かれていない才能には効果らしい効果なんて無いんだから、
さんざん努力したうえで何かを悟り、このセリフをつぶやく人達は別にして、
何の努力もせずにこのセリフを吐く人達は、ただ怠惰を正当化したいだけの怠け者達。そういう人達は成功の見込みゼロ。

高純度の才能って、
・その行為をしていることが、その人にとっての自然体
・その行為をしないと落ち着かないので、どうしてもそれをせざるを得ない状況にある
こういう精神状態になっているから、
高純度の才能はある種の呪い・呪縛のようなもの。人生での生き方の幅や思考の幅を、極端に制限されてしまう。
人々に貢献できたり金儲けにつながる才能ならまだしも、
「人を傷つけずにはいられない才能」みたいな反社会系の才能もあるから、こういうのを生まれ持ってしまうと、地獄。

小中高での教育は、
・みんな、何かしらの才能はあるかも知れないけれど、それが生計を立てることに役立つ才能で、なおかつ、その子が十分に才能を育成できる確率は、あまりにも低すぎる
（のび太君みたいに、あやとりと射撃の才能があっても、現実世界ではほとんど無意味）
この前提のもとに、基礎的な学力と社会性を引き上げて、仕事において汎用性が高い人材を作ることに主眼を置いている。
だから、学校教育に才能の育成を期待することは無駄。才能の育成は、あくまで自主的にプライベートでやること。

SNSとか動画投稿サイトで世の成功者達が可視化された影響だろうけれど、
「才能がある人」＝「成功して、有名になったり金持ちになることが確約された人」と勘違いしている人が多すぎ。
まだ磨かれていない才能＝空手とか剣道とか柔道のトーナメント試合に、任意でエントリーできるだけのこと、というようなのが実際のところ。
初めの時期は、他の経験者達（才能を磨き続けてきた人や、天才）にボコボコにされる。
そこから本人の意志・希望次第で何年か努力すれば、ようやくトーナメントでそこそこ闘えるようになるかも知れないしならないかも知れない、って話でしかないのに。

見込みがありそうな分野について、
「自分には才能があると、死ぬまで信じ続ける」って、意外と重要。（もちろん、信じ続けるだけではダメで、やるべき事をコツコツ継続することも必要）
他の才ある人達は、色々な理由で時間経過で勝手にステージから脱落していく。
10年も続ければ、その分野でひとかどの人物になっている。

これといった才能が無く、さらに、人生で明確な夢・目標も無い、
という社会で一般的な人達なら、
「そこそこ良い企業～有名企業や大企業で、ロボットみたいに無心で働くこと」
が一番楽で、最も見返りが大きい、上記のタイプの人達が最大の幸福を実現できる状況。
この状況へ至れるように、子どものころから自身の生き方・努力の仕方を調整すること。

・自分なら簡単・低負担でできて、他の人達にやたらと喜ばれたり世の中で需要があること
この分野が、その人の才能を最も活かせる天職になる。

普通の人達の人生には「優れた才能」なんか不要だし、心情的に憧れることはあるかも知れないけれど生きていく上で全く無縁で無関係の存在。
平坦な道を歩いたり小走りするのに、優れた才能なんて要らない。
優れた才能を心から求めたり、真に必要とする人は、
「高い山に登りたい」「海の底へ潜りたい」みたいに、普通で無い場所へ行きたい人・普通で無い生き方を望む人という、ごく一部の人達のみ。