調査した結果、「優しくて、良い人」は損ばかりしてしまうようです。
良い人が損をしやすい理由と、現代に適した別の形の貢献の仕方を解説します。
優しい態度が損だったり危険だったりする5つの理由
1「優しくした相手から「お礼」が返ってくるかは運次第」
優しくしたからといって、相手が恩義を感じてお礼の言葉や態度や報酬を返してくるとは限らず、運次第という確率の世界の話となる。そして、優しさに無反応の人が多数派。
2「優しくしたら良いように利用される事がある」
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優しくした相手によっては、さらなる要求を突きつけてきたり、継続的に利益を要求されるようになる。悪人にとっては、ニコニコ笑って何でも差し出してくる相手は最高のカモ。
3「優しさが報われなかったらストレスで心が歪む」
相手の感謝や笑顔を期待して優しくする人が多いのだろうが、確率的に何も返ってこない場合も当然ある。そういう場合、ストレスで嫌な思いをしたり、人間不信に陥る。
4「私は優しい人なんだ」という「縛り」が損を招きやすい
権利を主張すべき場面や、理不尽な要求に立ち向かうべき場面で、「これまで他人に優しくしてきたんだから、今も優しくしなきゃ」という縛り・制限のせいで何も主張できなくなってしまう可能性が高い。
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5「与え続けて、そのうちすっからかんになる」
優しい言葉も笑顔も労働の肩代わりも、それら全てが自分の内側の心的エネルギーや身銭を使ってなされている。
相手からの感謝や謝礼があればエネルギー・金銭は回復するが、確率的に何も返ってこない事の方が多いので、仮にエネルギー・金銭を使用した優しさを無限回行使したとすると、多くのマイナスとわずかなプラスを繰り返し続け、おのずとエネルギー・金銭の枯渇という結末へと収束する。
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優しい人に勧める、3種類の解決策
- もう他人には期待せず、これからは利己的に生きていく
- 生まれついての聖人気質なので、これまで通り、報われなくても他人に与え続ける
- 社会的地位や多額の財産などの余裕を持った上で、人を助けたり助けなかったりする
ブログ管理人の経験談なのですが、何かの行動を起こしてからすぐに(1日~1ヶ月以内)成果が得られるような種類の行動を選択するようになってから、なんだか人生が好転するようになったし、いろいろな結果も得られるようになった気がします。
「あ、この行動は効果があるんだな。あの行動は効果が無いんだな」と実験結果が短期間に次々と得られるので、以後はより効果的な行動を取れるようになるからです。
歯車を手でつかんで、力を込めると、歯車が回り出し、その歯車に組み合わさっている別の歯車が連動して回り出す。そしてまた別の歯車が回り出し……。そんなイメージをよくブログ管理人は連想します。
行動後にすぐさま何らかの「手応え」を感じられないと、海のど真ん中でもがいているような感じで不安が湧いてきますし、空しくなってきます。
他人に優しくするうえで、参考にしてみて下さい。
いい人は損ばかり…という説得力がある有用コメント集
正直・優しい・素直な人は馬鹿を見る世界なんだよ。
周りの人間になめられてぞんざいに扱われるよ。
優しい奴は損をするだろ。
ましてや、他人しかいない社会の中で、優しい奴が損をしないはずがない。
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人間であれ、人間も動物である以上、この絶対原則からは逃れられない。
他人に尽くして、相手から何も返ってこなかったらただストレスになるだけ。
他人に尽くしても、特に良いことも無ければ見返りもないよ。
報われずにある時糸がぷつんと切れて、地べたに這いつくばることになるぞ。
勝負に勝つための闘争心が育たず、社会で成功するどころか何もできないニートになりやすい。
これらのことわざは、優しい奴の中の常識とは相反するたぐいの世の中の真理だから、覚えておいた方が良い。
その先の領域である、自身のダメージを顧みずに徹底した自己犠牲を貫いているのは、ある種の狂人。
世の中の実情とズレている生き方だから、この世では生きづらいかもね。
他人に譲ってばかり・負担を引き受けてばかりの優しい人が構造的に得をできるわけがない。
自分の幸福が減って不幸になる。
優しい人ほど不幸になるのは自明の理。
そういう小さいことでいいだろう。
「優しい人になろう」と意気込んでそれを目指して生きていても、たぶん苦しいだけだよ。
優しくお人好しで協調性のある人は低収入という研究結果
- 調査の結果、いわゆる良い人は、稼ぎが大幅に少ないことが判明した
- 最近10年間に、新たに労働市場に参加した約9000人を対象に、インタビューによって調査をした
- 協調性のある男性(いわゆる良い人)の収入は、そうでない男性よりも7000ドル近くも少ない
- 協調性が標準以下の男性(いわゆる、自分勝手でわがままな人)の収入は、
協調性が標準以上の男性を18.31パーセント(9772ドル)上回ることが分かった - 女性部門では、協調性の高低は男性ほどは収入に差をつけない。
協調性が低い女性は、協調性が高い女性よりも、たった5.47パーセント(1828ドル)高いだけだった。 - この「非協調性」の収入面での恩恵は、男性がより効果が大きく、女性の3倍以上も差がつく
コーネル大学のベス・A・リビングストン、ノートルダム大学のティモシー・A・ジャッジとウェスタンオンタリオ大学のチャーリス・ハーストが行った研究
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